北海道美術ネット別館

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■大橋英児写真展 Silkroad やすらぎの残像(1月18日まで)■北の律動(17日まで)

2007年01月15日 00時03分26秒 | 展覧会の紹介-写真
 大橋さんは稚内在住のアマチュア写真家だが、各種コンテストの入選経験も多く、写真集も何冊か出版している。
 今回は、シルクロードがテーマ。全点、銀塩のカラーである(おそらく35ミリ)。プリントも美しい。ちょっと光沢が気になったけど。
 カラクリ湖など風景をとらえたものもあったが、印象にのこったのは、ウイグル族の老人や民族衣装を身に着けた女性など、肖像写真のような人々(漢民族ではない)の表情。とりわけ「掃除をする少女」は、絵のような美しい光景だと思った。
 こういう写真を撮る人が稚内にいるというのも、すごい。稚内は、あなどれない。

1月12日(金)-18日(木) 10:00-19:00
紀伊國屋書店ギャラリー(中央区北5西5 紀伊國屋書店札幌本店2階 地図A)

□大橋さんのサイト



 「北の律動」は、「光映堂CAV写真教室第5回写真展」のタイトルだが、いわゆる教室展としては相当レベルの高い写真がならんでいると思う。ほとんどが、道内で撮ったネイチャーフォト・風景写真。指導を担当している武藤省吾さんと山本純一さんが賛助出品している。
 猛禽類の一瞬の動きをとらえた作品が何点かあった。石崎迅征さん、伊藤哲人さんなど。
 かわいらしいのは、武田礼子さん「水玉のワルツ」。草についた3個の水滴がレンズになって、コスモスの花がうつしだしている。
 横山達夫さん「夕照」は、滝に出る虹の色彩があまりに鮮やかで、人工的に見えるほど。
 松岡敏子さん「時間(とき)を忘れて」は、星の日周運動と海辺の風景を1枚におさめた、いわゆる星景写真。水平線の上に、上向きの北斗七星がうつっている。このタイミングで北斗七星を画面に入れるのは、かなりむつかしい芸当だと思う。

1月12日(金)-17日(水) 10:00-18:30
富士フォトサロン(中央区北2西4、札幌三井ビル別館 地図A)


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