(承前)
69回目の終戦記念日。
音楽に酔っていられるのも、平和だからだよなと思う。
さて、せっかく石狩に来たので、市内4カ所で同時開催されている福岡幸一さんの銅版画展を少し見ていくことにする。
福岡さんは石狩市厚田にアトリエを持つ銅版画家だが、在野のアンモナイト研究家でもあり、この十年余は、ひたすらアンモナイトの版画を制作している。
4会場のうち、海岸の旧市街に近い2カ所は、ちょっと行く時間がなさそうなので、市役所ロビーと市民図書館へ。
石狩市庁舎はなかなか立派なのだが、周辺がなんでこんな空き地になっているんだろう。
まあ、もともとの中心部じゃなくて、新興住宅地の発展とともに移ってきた役所なんだけど、見るたびいつも不思議に思う。
市役所庁舎のほうは、ロビーの一角を仕切って20点ほどを展示していた。
市民図書館のほうがもっとすごくて、閲覧室のあちこちが、福岡さんの作品だらけだ。
貸し出しカウンターの壁などに並んでいたが、本棚の端など思わぬところにも飾ってあり、探して歩くだけでも楽しい。
■福岡幸一版画展 生の記憶(2011)
図書館って、いい場所だなあ、といつも思いつつ、ゆっくりしていく時間がない。
ところで、厚田といえば、「座頭市」で知られる作家の子母沢寛の出身地である。
彼の生原稿が見つかり、市内の人から寄贈されたとのことで、館内の一角に特別展示されてあった。
ちょっとびっくりしたのは、そのことではなくて、「変体仮名などが多くて判読が難しいので、誰それに手伝ってもらった」という意味の但し書きが貼られていたこと。どんなにすごい文字かと思って原稿用紙を見たら、別にたいしたことない。いまどきの図書館の職員って、この程度の手書き文字が読めないことのほうに驚いた。
(子どもの本貸し出しコーナーにもアンモナイトの版画がいっぱい)
札幌に戻る。
当初はモエレ沼公園に行くつもりだったが、時間がないので、太平から東8丁目通を南下して、茶廊法邑を目指す。
しかし、法邑の前まで来ると、車が1台も止まっていない。
なんと、15日まで休みだった…orz
69回目の終戦記念日。
音楽に酔っていられるのも、平和だからだよなと思う。
さて、せっかく石狩に来たので、市内4カ所で同時開催されている福岡幸一さんの銅版画展を少し見ていくことにする。
福岡さんは石狩市厚田にアトリエを持つ銅版画家だが、在野のアンモナイト研究家でもあり、この十年余は、ひたすらアンモナイトの版画を制作している。
4会場のうち、海岸の旧市街に近い2カ所は、ちょっと行く時間がなさそうなので、市役所ロビーと市民図書館へ。
石狩市庁舎はなかなか立派なのだが、周辺がなんでこんな空き地になっているんだろう。
まあ、もともとの中心部じゃなくて、新興住宅地の発展とともに移ってきた役所なんだけど、見るたびいつも不思議に思う。
市役所庁舎のほうは、ロビーの一角を仕切って20点ほどを展示していた。
市民図書館のほうがもっとすごくて、閲覧室のあちこちが、福岡さんの作品だらけだ。
貸し出しカウンターの壁などに並んでいたが、本棚の端など思わぬところにも飾ってあり、探して歩くだけでも楽しい。
■福岡幸一版画展 生の記憶(2011)
図書館って、いい場所だなあ、といつも思いつつ、ゆっくりしていく時間がない。
ところで、厚田といえば、「座頭市」で知られる作家の子母沢寛の出身地である。
彼の生原稿が見つかり、市内の人から寄贈されたとのことで、館内の一角に特別展示されてあった。
ちょっとびっくりしたのは、そのことではなくて、「変体仮名などが多くて判読が難しいので、誰それに手伝ってもらった」という意味の但し書きが貼られていたこと。どんなにすごい文字かと思って原稿用紙を見たら、別にたいしたことない。いまどきの図書館の職員って、この程度の手書き文字が読めないことのほうに驚いた。
(子どもの本貸し出しコーナーにもアンモナイトの版画がいっぱい)
札幌に戻る。
当初はモエレ沼公園に行くつもりだったが、時間がないので、太平から東8丁目通を南下して、茶廊法邑を目指す。
しかし、法邑の前まで来ると、車が1台も止まっていない。
なんと、15日まで休みだった…orz
(この項続く)