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■鈴木秀明個展 (2016年6月1~6日、札幌) 6月5日は11カ所(5)

2016年06月08日 08時08分08秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
(承前)

 鈴木秀明さんは函館在住で、新道展と美術文化協会の会員。安井賞に入選したこともあるなど、新道展を牽引する画家のひとりです。
 崩れ落ちる彫像などを精緻に描いた画風は、かつて筆者が「バロックとシュルレアリスムの融合」と評したことがあるとおり、独自のものがあります。

 今回は小品展とあって、ほとんどが花の絵でした。
 写実でしっかりとバラなどをとらえています。筆さばきはじっくりとして、背景に金箔などを貼り、豪華な感じが漂ってきます。



 唯一、いつもの鈴木さんに近いのが、いちばんサイズの大きな「北の風景」。
 石の質感の描写は、彫像などに通じるものがありますが、どこかSF的な不思議な光景が広がっています。


2016年6月1日(水)~6日(月)午前10時~午後10時(土日月~午後7時、最終日展示~午後5時)、火休み
カフェ北都館ギャラリー(札幌市西区琴似1の3)

 

 なお、約50点を展示する個展が、後志管内余市町の余市ワイナリーで同時開催されています。
「会場が広いので、小品だけでは間延びしちゃうから、随所に50号を展示しました」
と話していました。

2016年6月4日(土)~7月31日(日)午前10時~午後4時半
余市ワイナリー ギャラリー・アトリエ(余市町黒川町1318)




・JR余市駅から約2.5キロ、徒歩32分
・中央バス「高速いわない号」(札幌駅前ターミナル―後志管内岩内町。日中1時間おき)で「中の川橋」降車。乗車時間は約1時間40分、停留所から約1.26キロ、徒歩16分

・中央バス「銀山線」(余市駅前始発)で「仁木北町」降車。1日4往復。バス停から約640メートル、徒歩8分。小樽駅前―ニセコの便も1日4往復あります。時刻表(pdf)

・中央バス「赤井川線」(余市駅前始発)で「生活館前」降車。1日4往復。バス停から約660メートル、徒歩9分

(駐車場あり)


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