ひえー、おそくなってごめんなさい。
笹山さんは宗谷管内礼文町生まれ、札幌在住の画家で、もともと油彩でしたが、近年は日本画にとりくんでいます。現在は公募展に出していません。
毎年のようにインドにスケッチ旅行に出かけており、今回の個展も、昨秋に西チベット(カシミールのインド統治地区)に2週間以上滞在した際の成果がもとになっています。
冒頭の絵は「ティクセ・ガンバ」。ガンバは、チベット仏教の寺院です。
画面の下半分に、厳しさをたたえたガンバの建築が、上半分には、細密な筆で写された曼荼羅が、描かれています。
次の絵は「バスコー・ゴンバ」。
この地方は長い歴史の中で多くの宗教や民族が興亡をくりひろげたところです。
うまくことばにできないのですが、安易な異国趣味にとどまらない、生のきびしさをまっすぐに見据える視線が、笹山さんの絵にはあるのだと思います。
つぎは、笹山さんがお気に入りだという「マニ車」。
マニ車は、チベットの人々の信仰で、たいせつな役割をはたしているもののようです。
http://www.tibethouse.jp/culture/mani.html
これらの絵は冬に描かれたものが多く
「寒い季節はにかわが固まって大変だよ」
と笹山さんは苦笑していました。
出品作は次のとおり。
「黒いサリー」
「黄色のサリー」
「イダム」
「女人像」
「おさげの女」
「ティクセ・ゴンバ」(同題2点)
「アブサラ」
「女神ターラ」
「天空の窓(レー風景)」
「ラマユル・ゴンバ」(同題3点)
「ラダック」
「バスコー・ゴンバ」(同題4点)
「シェーの空」
「マニ車」
「ファング・ゴンバ」
「チェムディ・ゴンバ」
「ガジュラホ」
「アブサラ」
「ミトゥナ像(カンダリア・マハティヴァ寺院)」
「神々の名(エローラ)」
「チトラグプタ寺院」
「タージ・マハル」
「サルナート」(同題2点)
「熱砂女人」
「マンダリア・マハティヴァ寺院」
「カップル」
「黄色い像」
「チャンド・ナカートの城」
「雨期女人」
「カーマスートラの城」
「海岸寺院月光」
「ガンガー」
「ヤムナー河」
「ポーズ」
5月30日-6月4日
スカイホール(中央区南1西3 大丸藤井セントラル7階)
笹山さんは宗谷管内礼文町生まれ、札幌在住の画家で、もともと油彩でしたが、近年は日本画にとりくんでいます。現在は公募展に出していません。
毎年のようにインドにスケッチ旅行に出かけており、今回の個展も、昨秋に西チベット(カシミールのインド統治地区)に2週間以上滞在した際の成果がもとになっています。
冒頭の絵は「ティクセ・ガンバ」。ガンバは、チベット仏教の寺院です。
画面の下半分に、厳しさをたたえたガンバの建築が、上半分には、細密な筆で写された曼荼羅が、描かれています。
次の絵は「バスコー・ゴンバ」。
この地方は長い歴史の中で多くの宗教や民族が興亡をくりひろげたところです。
うまくことばにできないのですが、安易な異国趣味にとどまらない、生のきびしさをまっすぐに見据える視線が、笹山さんの絵にはあるのだと思います。
つぎは、笹山さんがお気に入りだという「マニ車」。
マニ車は、チベットの人々の信仰で、たいせつな役割をはたしているもののようです。
http://www.tibethouse.jp/culture/mani.html
これらの絵は冬に描かれたものが多く
「寒い季節はにかわが固まって大変だよ」
と笹山さんは苦笑していました。
出品作は次のとおり。
「黒いサリー」
「黄色のサリー」
「イダム」
「女人像」
「おさげの女」
「ティクセ・ゴンバ」(同題2点)
「アブサラ」
「女神ターラ」
「天空の窓(レー風景)」
「ラマユル・ゴンバ」(同題3点)
「ラダック」
「バスコー・ゴンバ」(同題4点)
「シェーの空」
「マニ車」
「ファング・ゴンバ」
「チェムディ・ゴンバ」
「ガジュラホ」
「アブサラ」
「ミトゥナ像(カンダリア・マハティヴァ寺院)」
「神々の名(エローラ)」
「チトラグプタ寺院」
「タージ・マハル」
「サルナート」(同題2点)
「熱砂女人」
「マンダリア・マハティヴァ寺院」
「カップル」
「黄色い像」
「チャンド・ナカートの城」
「雨期女人」
「カーマスートラの城」
「海岸寺院月光」
「ガンガー」
「ヤムナー河」
「ポーズ」
5月30日-6月4日
スカイホール(中央区南1西3 大丸藤井セントラル7階)
期間が短かったせいか、理由は不明ですがその時観られなかった残念な記憶があります。
ですから、今回は何があっても観ようと相当前から意気込んでいました。
案内状の「カジュラホ」は、横2メートル55センチの大作で、会場にはその部分エスキースであるデッサンも何点か飾られていました。仰観した石仏の像です。もちろん単体の作品としても迫力がありました。
笹山さんは札幌工業高校の出身です。とすれば確か工芸作家の渡辺信さん(道展・故人)の生徒さんなのでしょうね。
画面には、必ず胡粉を暗灰色(褐色系)に着色した部分があります。この面積と配置が適切で画面上の落ち着いた佇まいを左右する空間処理となっているようです。
札幌在住で全国区のプロの売れっ子作家という貴重な存在でしょう。
川上さんいつも落ち着いた画面分析をありがとうございます。
華麗な銅板多色刷りでいつもわくわくして観たものです。
私が本の装丁を初めて手がけたときに原画を使わせて頂きました。
http://homepage2.nifty.com/alice-memorial/index.html の「BOOKS」に掲載しております。
我が家のコレクションにも5,6点あります。
ぜひ新作を拝見したいと個展を待望しております。
近美さんで、大規模回顧展を企画してくれないでしょうかね。
だったら、以前帯広の美術館で個展を開いたんではなかったでしょうか。