杉山宏二・坂元輝行・真鍋敏忠・中川幸浩淡彩4人展（6月16日まで）

　ことしで5回目ぐらいになるんでしょうか。悠々自適の日々に絵筆をとっておられる男性4人組のグループ展です。とくべつすごい！　というわけではないのですが、いかにもみなさん楽しそうに風景とむきあっているようすがつたわってくるので、紹介したいと思います。ひとり4、5点ずつ水彩を出品しています。作風がひとりひとりはっきりとちがうのも特徴です。
　中川さんは、手稲山などの風景がメーン。ざっと鉛筆であたりをとってから、緑色を配しています。
　一方、真鍋さんはきっちりと細いペンで輪郭線を書いてから、薄く着彩をほどこしています。


　ほかの3人が道内の風景を描いているのに対し、杉山さんは5枚とも富士山がテーマです。「河口湖の逆さ富士」など、にじみとぼかしを生かした画風。
　坂元さんは「西野からの手稲山」など、勢いのあるペンタッチで一気呵成に仕上げたスケッチです。

6月3日（土）－16日（金）
9：00－19：00（土・日曜－17：00、最終日－15：00）
北海道銀行札幌駅前支店ギャラリー（中央区北4西3　地図A)　

□真鍋さんのサイト