
(承前)
Takashi Suzuki "donna"
鈴木隆さんは1960年生まれ、十勝管内中札内村在住。
帯広・十勝を拠点に、木による造形を作っている。近年は、北海道立体表現展にも出品し、札幌方面にも知名度が高まってきているのではないかと思う。
荒削りでパワフルな作風。着彩も、ためらわずに行ってしまう。
今回は、白いキノコのような立体を、森のけもの道に並べた。
メーンストリートからも見えるのだが、木々の中を分け入ったところにあるので、気づかなかった人もいるかもしれない。

ただ、「ああ、キノコね」と納得して終わり、ではもったいない。
この造形が単なる巨大なキノコではないのは、色ももちろんだけど、頂上部がくぼんでいるところにある。
筆者が行ったときも、頂上のくぼみに落ち葉と雨水がたまっていた。
雨や風、落葉の進み具合…。
そういった、人為的にはコントロールできない自然の条件によってさまざまに表情を変える作品であり、まさに、屋外の展示にふさわしい様相をそなえていると思う。
関連する記事
■真鍋庭園にある鈴木隆さんの作品
■十勝千年の森=水脈の森・万象の微風 自然=人間=大地(2003年)
Takashi Suzuki "donna"
鈴木隆さんは1960年生まれ、十勝管内中札内村在住。
帯広・十勝を拠点に、木による造形を作っている。近年は、北海道立体表現展にも出品し、札幌方面にも知名度が高まってきているのではないかと思う。
荒削りでパワフルな作風。着彩も、ためらわずに行ってしまう。
今回は、白いキノコのような立体を、森のけもの道に並べた。
メーンストリートからも見えるのだが、木々の中を分け入ったところにあるので、気づかなかった人もいるかもしれない。

ただ、「ああ、キノコね」と納得して終わり、ではもったいない。
この造形が単なる巨大なキノコではないのは、色ももちろんだけど、頂上部がくぼんでいるところにある。
筆者が行ったときも、頂上のくぼみに落ち葉と雨水がたまっていた。
雨や風、落葉の進み具合…。
そういった、人為的にはコントロールできない自然の条件によってさまざまに表情を変える作品であり、まさに、屋外の展示にふさわしい様相をそなえていると思う。
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(この項続く)