北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

夕張市美術館、今後のあり方は

2012年08月03日 07時29分03秒 | 新聞などのニュースから
 朝日新聞デジタルに

夕張市美術館 作品「分散展示を」

という見出しの記事が出てる(http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001208020001)んですが、これ、紙にはどこに出てるんでしょう。

 今年2月の大雪で屋根が崩落して施設がなくなった夕張市美術館について、同市教育委員会から諮問を受けた「夕張市美術館の今後の在り方検討委員会」は、収蔵作品の分散展示などを求める答申を小林信男教育長に提出した。

(中略)

 答申は、夕張市が財政再生団体であることから「施設の建設は極めて難しい」とし、「収蔵品は市庁舎など公共施設5カ所で常設展示して、これまで以上に作品が市民の目に触れるよう願う」などと要望。市教委は「予算措置が必要なものもあるが、答申に沿う形で方針を策定したい」としている。
(以上引用)
 


 なんか、この記事を読むと、夕張市美術館の運営に責任を持っているのが、市や市教育委員会なのか、それとも観光会社なのか、どうもはっきりしない感じがするんですけど。

 まあ、たしかに、新しい施設を建てるのはほとんど無理でしょうね。

 ただ、展覧会を組織したり、美術品が劣化しないよう保管したり、安全に展示したりといった作業も、無料ではできないわけで。
 そこには当然、ランニングコストというものが発生します。

 そのあたりを、答申がわかっているようなのは、評価したいところです。
(わかってない人が世の中にけっこう多いので)

 ともかく、きちんと保管できる態勢が構築されることを願いたいです。


関連記事へのリンク
夕張市美術館、解体始まる(2012年4月)
夕張市美術館から収蔵品を搬出する作業が始まった
夕張市美術館が雪でつぶれた 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。