ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

風を継ぐ者

2009年07月14日 | ミュージカル・演劇
劇団の再演もの第二弾はキャラメルボックスの「風を継ぐ者」でした。これは以前二演目の舞台を観ています。
話の内容としては、それなりに面白く見られるし、嫌いではないけれど、そんなにすごく好きという作品でもなかったのですが・・・
大阪のシアターBRAVA!に行った時にチラシを見て、「あ、畑中くんが沖田総司やるんだ」とちょっと興味が湧いたのですが、サポーターズクラブに入っているRちゃんに聞いたら、菅野さんの沖田総司が好きだったRちゃんにはあまり興味がなく、スルーの予定だときいて、一度は行くのやめていました。
ところが、前回公演の宣伝VTRを観て、三鷹銀太夫さんを阿部丈二さんがやると知って、「いきたい!」とRちゃんに訴えて、一緒に行ってもらうことになりました(笑)
いや、前回の舞台の篠田さんの銀太夫さんが大好きだったんですよね。阿部丈二さんがどんな銀太夫さんをやるのか観てみたくて。
LILIESでは、時の流れとともにキャストがグレードアップしていましたが、こちらは若手中心のフレッシュなキャストということで、正直前回の方がベストキャストだったかな・・・という感はありましたが、フレッシュさが良い点もいろいろありました。
主演の立川迅助は、見事に何のひねりもなくまっすぐで単純で善良なキャラクターで、佐東広之さんの若さと純粋さがハマっていたと思います。まあ、細見さんの迅助も決して純粋さがないわけではなく、良かったですけれど。
でも、走りっぷりは細見さんの方が良かったなあ。まあまだ開幕したばかりですからね。
しかし、他の若手キャストは、若くて一所懸命なだけじゃ足りないものもあるなあ・・・と感じるところも多々ありました。岡田さつきさんとか、客演の文学座の粟野さんとか、出てくると締まるなあ、と思ってしまいましたから。
小金井兵庫の大内さんは、このキャストの中だと一人だけ年齢高めでは・・・と思いましたが、ナレーションの存在感とか、やっぱりある程度キャリアがある人じゃないと締まらないんだなあ、と思いました。でも土方を大内さんで見たかったりもしましたけどね・・・
畑中智行さんの沖田総司、実はさほど期待はしていなかったのですが(汗)良かったです。さわやかで無邪気なところもあり、でも剣を取ると人が変わったようになる・・・というあたりのキャラクターが見事でした。まあこの辺りは成井さんの沖田総司のキャラクター造形が上手いんでしょうけど。
で、期待の阿部丈二さんの銀太夫さんですが、なんかカツラがフツーにすごく似合ってて、見た目はむしろカッコ良かったりして、存在だけでおかしかった篠田さんの銀太夫さんのインパクトにはかなわないかな・・・と最初は思いました。
でも、口を開くと変な人、というあたりが絶妙で(笑)歌舞伎っぽい?話し方とか、独特の世界観でひっぱられました(笑)
特に一人稽古が・・・すでに一人芝居の世界で(笑)独特の世界観がすごかったです。やっぱりすごい人だなあ。今後がますます楽しみです。
というわけでなんだかキャストの感想のみになってしまいましたが・・・(汗)

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