「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

松花堂弁当もいただくことなく花見シーズンも過ぎゆく

2020年03月31日 | 日記

あまりお天気がよくはありませんでしたが、
運動不足解消の散歩です。

ベンチに座ってまったりとしていると、
目の前を白鳥がすいすいと気持ちよさそうに。
目の前でダンスもしてくれましたよ。
公園の桜もそろそろ満開に近いようです。

今年は何処もお花見会場は宴会禁止。
お弁当を広げる機会はあまりなかったでしょうね。
お弁当と言えば、松花堂弁当。
ちょっと豊かな気持ちになるお弁当ですが。
松花堂という呼び名は松花堂昭乗という人の名前から。

寛永の三筆の一人でもあり、狩野山楽に絵を学び、
隠居しては、お茶三昧を楽しんだ人物ですが。
彼の使っていた絵具箱が、
あのお弁当のかたちになったとか、似ているとか・・
風流なお弁当は風流な人とつながっていたというわけです。

散歩の帰り道、少し遠回りをしました。
いつもは足早に通っていた道も、
のんびり歩くといろいろと見つけるものですね。

道路に埋め込んであったこんなタイル?
何のために、何を表わしているのでしょう。
この辺りの歴史と関係ありなのでしょうか。
近所を歩くと他にも見つかるのかしら。

今まで気に留めなかったおせんべいやさんも。
今日はじめて、品薄になったおやつの調達にと、お店に入って見ました。



 

暫しお店の方とこの辺りの昔話に花を咲かせましたが、
お店は五十年ほどの歴史とか。
沢山ある中から、お砂糖と、蜂蜜のおせんべいを買いました。
これは散歩の度ににいろいろと買ってしまいそう。
散歩の愉しみ一つみっけ!!
皆さんにもお稽古の時に、一緒に味わっていただきたいな。

三月も終わりですが、今だ収束無きコロナ。
四月も自粛は続きます。


もう一度咲きました

2020年03月30日 | 日記

 

去年、退院のお祝いに頂いた胡蝶蘭が、今年も咲きました。
私にはその腕はありませんので、弟に世話を託しましたが、
ちゃんと咲かせてくれて、写真が届きました。
早速頂いた方にもご報告です。

先週末、なんとか食欲の戻ったころ、
「こんな時ですが、潮干狩りをしてきましたので。」と、
タイミングよく頂いたあさり。

おみそ汁、パスタと美味しくいただいて、
それでもたくさん残っていましたので、冷凍保存しましたよ。
ちょっと食べかけの写真でごめんなさい。

食後は美味しい和菓子で、お薄を一服でした。

 

お茶を教えている友人の稽古場も、四月はお休みとなりました。
五月の初めに開かれる大きなお茶会で、御茶席を担当していらしたので、
三月は休むわけにもいかず、マスクをしながらのお稽古だったそうですが、
そのお茶会も中止となったということで、もう無理はしないと。

首都圏は今が正念場でしょうか。
皆が危機感を持って臨まなくてはいけないと思うのですが。

志村けんさんがお亡くなりになりましたね。
頑張っていただきたかったのに残念です。


春宵一刻値千金

2020年03月29日 | お茶三昧



雪になりました。
降り始めて少し屋根が白くなったところで一枚撮りました。

春の雪ですから、それほど積もらないと思いますが。

そんなところに、届いた写真。

育ててくれている胡蝶蘭の莟が膨らんでいるようです。
(ぼけてますけどね)
一年限りで終わってしまわないで良かったと思います。

昨日と今日の気温差20度近く。
春なんだか、冬なんだか、わからないですね。

こんな話題を一つ。

『ある時、古田織部の茶事での出来事です。
懐石も済み、濃茶となって皆が飲み終わった時、
あまりの美味しさに、おもわずその詰めの茶師をたずねました。
すると亭主は、上林春松の「雲切」と答えました。
そこで正客は一言、「春松一服値千金」と詠じました。
「春宵一刻値千金」をもじったのは言うまでもありません。
機知にとんだ正客の名は、あの澤庵和尚でした。
そして今も上林家には、
澤庵筆の「春松一服値千金」の短冊がのこっているそうです。』

お話しをご馳走に、一服いただきましょうか。

 


異常なしてほっとしています

2020年03月28日 | 日記

友人の勤めている小学校の卒業式の様子です。
朝日新聞の記事になっていました。
雨が降ったら体育館の予定だったようですが、
穏やかなお天気の中、無事に終わったそうです。
例年なら、何度もリハーサルをして臨む卒業式ですが、
一度の説明だけで、ぶっつけ本番のようにして行った式でも、
緊張感のある良い卒業式だったといっていました。

次は入学式。
この先都内の状況はどうなっていくのでしょう。

毎日お稽古で皆さんと楽しく過ごしていた生活が一変したことや、
コロナ騒ぎのストレスのためか、
一週間ほど前から、食事があまり喉を通りらなくなりました。
食事と思うだけで気分が悪くなったり、
時々襲う貧血のような症状に悩まされ、ついには微熱も・・
近くのかかりつけのクリニックで食欲の出る薬を処方されましたが、
あまりのことに、昨日は、
運よく最短で予約の取れた胃カメラの検査を受けに行きました。

胃も、腹部の超音波も異常なしということでした。
胃は小さなびらんが見られるということで、そのお薬と、
食欲不振はストレスかもと、安定剤を処方していただけました。
おかけ様で今日はだいぶ落ち着き、食欲も少し戻りました。
食事の支度をしようという気持ちが出てきたのは嬉しいです。

さて、四月からのお稽古ですが、お家元からの通達もあり、
四月いっぱいはまだ様子を見たほうがよいのでは、
という結論に至りました。
ついに市内の方の感染も伝えられました・・・

社中の方は、お家元からの通達等、詳しいことは、
カテゴリーの「お知らせと稽古予定日」からご覧ください。

 


静かにお花見できました

2020年03月26日 | 日記


黒ミニブタの赤ちゃんと、チューリップ
明るいニュースがないので、
せめて癒される写真で。

これは自分が癒されている写真です。
マスクの下の顔は笑っているのですが。


昨日は気分転換のお花見に連れて行ってもらえました。

今日はお弁当を持って近くの公園です。

外に出ると気も晴れて、食べ物が喉を通ります。
ここのところ本当に調子が悪く、食欲なしです。
明日は胃カメラです。

ストレスかしら・・


気分転換できてますか

2020年03月25日 | 日記

マンションのエントランスのチューリップが咲きそうです。
暖かいのですね。
お隣の家の桜も見事に咲いています。

友人の勤める小学校は、今日が卒業式だそうです。
規模を縮小して生徒と先生だけで行われるようです。

コロナ騒ぎでのストレスで、私は限界に来ています。
人とおしゃべりをするのが一番良いのですが、今はそれもはばかれますし。

昨日、スイスに留学中の姪と、LINEのテレビ電話で?で話しました。
あちらも大変だということで、授業ももうしばらくないということです。
このまま何もしないで卒業と言われても悲しいと。

私も気をしっかり持たないと・・

 


「初恋のきた道」と「馬蝗絆」

2020年03月21日 | 日記

コロナ関係のニュースを見ると気が滅入るので、
BSにチャンネルを切り替えたら、懐かしい中国映画が見られました。
「初恋のきた道」です。
主演はチャン・ツィイー。

もう何年も前に、映画館で観ました。
若きチャン・ツィイーのかわいらしさが印象に残っていました。
久しぶりに見て、その透明なかわいらしさになぜか見ただけで、
うるうると来てしまいました。
人とは不思議なもので、歳をとると、
若い時の気持ちを失うのかと思っていましたが、
それは反対で、たくさんの気持ちを理解できるようになるのですね。
18才の乙女に戻ったように、そのいじらしい気持ちを思うと、全編涙して。

さてその映画のワンシーン。
割れてしまった思い出の器を直してもらうシーンがあります。
器をくさびでつなぐその手順を見て、私の頭に浮かんだのは、
あの「馬蝗絆」というお茶碗でした。
お茶をなさる方なら、一度は見たり聞いたりしたことのあるお茶碗です。
私も美術館で何度か目にしたことがあります。
この繕いゆえに、有名になったとも言えなくもないのですが。
日本だったら、金継ぎをするところでしょうが。

いまよりもずっと昔の中国の田舎町。
そのぬくもりのある風俗風習が懐かし心休まる名作です。


文明が進んだ今は、コロナ騒ぎで右往左往の世界ですね。
皆さん今日も一日お気を付けてお過ごしください。

 


散歩中の出来事

2020年03月20日 | 日記

私の散歩コースは三通り。
一つは駅までの往復。
この時は駅近くの銀行や、お店に行く用を兼ねて。

もう一つは、近くの沼にある公園近くまで、
緩やかな坂を下って行って、帰ってくる。
この時は郵便局で、振り込みの用事も済ませて。

三つめは、線路沿いの静かな道を、
行けるところまで行って帰ってくる。

昨日は家をでたときにふと思いついて、
初めの予定を変更して、線路沿いの道を歩いてみました。
道路と線路を隔てる金網のフェンスから、色々な草花が覗いていて、
足を止めては、眺めたり写真を撮ったりと、
それはそれは長閑な散歩になりますが。

 

最初の頃は、遠くても大きな木のところまでで、
帰りのことを考えて無理をしないで引き返してきましたが、
最近はその先にある踏切まで行くことに。

昨日は初めてその踏切を越えてみました。
もし疲れたら、道沿いに小さなお茶処でもあることを期待して。
踏切を渡り少し歩いて、それはどうも期待できないようなので、
ここまでと決めて戻りました。




Uターンして戻った踏切は、警報機が鳴って閉まりはじめていました。
電車の通過を待って今日の散歩記念の一枚を加えました。

帰り道、道端で出くわしたのが、
自転車の車輪にスカートを絡ませてしまって、動けなくなっている若い女性と、
それを取ってあげようとしている通りすがりらしいおばさん。
私も思わずそのおばさんに加わって二人で何とかしようと頑張っていると、
気が付けばおばさんは五人になっていました。
皆でああだこうだといいながら、無事にスカートを車輪から取ることができ、
その女性は五人のおばさんから、口々に、
「よかったね」のほかにも「気を付けなきゃだめでしょ」
のご注意までをいただき、お礼を言いつつ去っていきました。
一人ではどうにもならなかったと思うので、良かったなと思いました。
こんなことも思えば長閑なほほえましい出来事ですね。

もっともっと深刻なことが起きていて、心休まらない日々ですね。
コロナで陽性とわかったことから、
いじめや嫌がらせを受けている人も多いと聞くと、
やるせない気持ちになります。
いずれは我が身かもしれないのに。

せめて身の回りから一人一人が善意で満たすことを期待しましょう。
これこそ「一粒万倍」の精神です。

 


お花見もしてみたい

2020年03月19日 | 日記

友人が送ってくれた二日前の都内の桜の写真です。
日に日に開花が進んでいるでしょうね。

高齢者の外出は控えてとのことですが、
電車に乗らないで行ける、桜の名所はないものかと。
お茶会を予定していた近くの弁天様は、桜のきれいな場所でもあります。
平日の人の少ない時に見に行きましようと、約束をしました。
四月いっぱいの使用禁止で、社中のお茶会は流れましたが。
夜桜もきれいな場所です。
来週はきっと見ごろになると思います。

思えば去年は桜の時期は、足の手術で入院中でした。
病室の窓から見えるピンク色に染まったあたりを指さして、
「あれは桜ね」と看護師さんと話したりしていました。
お花見をしないで終わったことを思うと、
今年は何度でもしたい気持ちなのですが、
このようなことになって残念です。

ここのところの暖かさ、近くの公園の桜はどうかしら。
今日はそこまで散歩をして、開花状況を見てきましょう。
おかげさまで膝も痛くなくなり、
日に日に足取りもしっかりしてきています。
そろそろ術後一年、長かったような短かったような・・
希望を持って過ごした時間は懐かしく貴重でもありますね。
これからの人生を考える小休止だったと思います。
さあ近くの桜の様子はどうかしら。


自粛生活も三週目に・・追記あり

2020年03月16日 | 日記

自粛生活も三週目に入りました。
明確な収束の兆しのないまま、長期戦となるのでしょうか。

この時とばかりの断捨離(終活)に勤しんでいますが、
こんなファイルを見つけました。
ブログをはじめるまえまで、社中の皆さんにお配りしていた茶道新聞です。
「まつかぜ」と題してかなり頻繁に出していました。

2003年3月10日第32号の記事にこんなことを書いていました。

【『茶と禅』と題して
ある女性が、お坊さんの立ち振る舞いを見て茶道をやろうと決心した、
という話を耳にしました。
理由は、「その所作に無駄がなかった。」というのです。
お茶のお点前が、無駄のない動きであることは、
お茶をなさる方はもうお分かりだと思いますが、
禅の世界はそれ以上のようです。
禅宗のお坊さんが、修行の結果、
「人間に必要なものは寒さをしのぐだけの着物、六分目の食事、
五時間の睡眠、これだけあれば極楽だということが分かった。」
と話していたそうです。
それ以上は、全部おまけだそうです。
こんな話を聞くと、新しい着物の色や柄を思い描いて浮き浮きしている私などは、
超おまけを欲しがっていると、恥じ入るばかりですが。
それに続く話で、さらに、興味深かったのは、
限りなく無の状態に自分を置こうとする禅の世界では、
時として、言葉すら邪魔であるという話です。
確かに何かに集中しているとき、
言葉は、気を散らす何物でもないことがありますね。
ですから、禅寺では、
多くは人間の言葉ではない「鳴らし物」でやるというのです。
それは、音が次の行動の合図となる茶道も同じですね。
茶道は禅と深いかかわりがあるのですから、当然といえますが。
禅のについては、若輩(この年で若いといっていただける嬉しさ)の私などには、
言葉としてわかっても、まだまだ悟れるものではありませんが、
それでも最近は若いころ興味だけはあって、買ったりした、
禅に関する本を紐解いてみたりしています。
お茶と何年も付き合ってから読むと。心に落ちるものも増えてきたようです。
最近読み返している本は、「禅とは何か」(関口真大著)~青年と女性のために~
古い本ですが、読みやすい本です。
もう一冊は、「禅茶の心」(柴山全慶著)
これは読みごたえがあります。( 眠くなるかも)  】

と結んでいました。



というわけでまだ眠くなるかもしれない本を、また引っ張り出してきました。

今は、"これだけあれば極楽"の言葉をかみしめたいです。

追記
さっそく読み始めましたが、眠くなるどころか、
こんな面白い本だったとは。


華甲ですね

2020年03月15日 | お茶三昧

みぞれ交じりの日に、東京では開花宣言がありましたね。
というわけで、今日の濃茶はこのお菓子で頂きました。
実はこれ、お仏壇からのおさがりです。
代わりに別のお菓子をお供えしましたから大丈夫ですよ。

去年の秋に申請していた許状が先日と届きました。
関係の皆さんには、
「お稽古の日まで、お預かりしておきます。」
とお知らせをしました。

するとお返事に加えて「還暦を迎えました」とのご報告有り。
お若くてぴちぴちしていらっしゃるので、気が付きませんでした。
おめでとうございます。
還暦と言っても、今は、"もう還暦"ではなくて、"まだ還暦"ですね。
お茶会があれば早速、記念のお点前をしていただけたのにと。

「華甲」という言葉がありますね。
という字が十が六つと一でできていることから、
数えで六十一才、それに干支の一番の甲子をつけて、
還暦を表わしているそうです。
以前お道具屋さんで、節の六つある変わった茶杓を、
「これに華甲という銘を着けて、還暦のお祝いに使ったら素敵ですよ」
と勧められたことがあります。
その時は還暦などはるか先のことで、
「へえ~」と感心しただけでしたが。

還暦にまつわるお道具としては他に、
「紅緒茶筅」という、かがりを赤い糸で結んだ茶筅があります。
それから、盆略点前にの一種の「千歳盆」も、
還暦にまつわる道具とお点前といえます。

これは淡々斎宗匠夫人の清香院が、
淡々斎の還暦を記念して好んだ道具といわれます。

今年、又これから還暦をお迎えの方、
記念すべき節目の年にいろいろとお道具を考えて、
おもてなしのお茶など計画するのも楽しいですよ。
お道具も心がけていると、楽しいものが見つかるものです。

 

 


自粛生活の中でも

2020年03月14日 | 日記

今日が冬に逆戻りするというので、昨日は散歩に出てみました。
沈丁花の良い香りに出会えました。

紫陽花はそこかしこで、緑の芽をどんどん伸ばし始めていました。

カメラに納まらない大木の枝にも、
きっと新しい芽が用意されているのでしょうね。
東京の開花宣言はまだありませんでしたが。

自粛生活に入って二週間が過ぎようとしています。
稽古のない日々の退屈を覚悟していましたが、
人間とは環境になれるものですね。
一日一日と新しい楽しみを見つけては、これもまたいいかもと。

ベランダでの日差しを背にしての読書。
懸案だった場所の片づけをして、すっきり。
友人達ととLINEでグループトーク。
のんびりとお茶を点てる。
いつもより少し手を掛けた料理をして見るなどなど・・

間を空けずにのブログの更新も。
これは書くことを見つけるのにはちょっと苦労しますが。
何しろ特別なことのない毎日ですからね。

一番うれしいのは、これらのことを、
全て時間を気にせずにできるということ。
ただし、パソコンの前に座るときは30分のタイマーをつけています。
30分経ったら、必ず一度立って何かをしてまた座るようにしています。
たいていは新しい飲み物を入れますけどね。
これによる体重の増加だけが心配です。

さて、ミニ大根と言われて届いた大根です。
丈はミニでも、胴回りは立派!!
昨日は煮て鳥団子と一緒に、炊き合わせ風にして。
今日は大根おろしをたくさん作って、おろしそばで頂きます。
それでもまだ余りますね。

学校がお休みだったりして、時間を持て余している方達も、
外でばかりで遊ぶ場所を探すより。
家の中での生活も、この際見直してみてはと思いますが。
今まで気が付かなかった楽しみも見つかると思うのです。

 

 


お茶を点ててください

2020年03月12日 | お茶三昧

稽古のない毎日ですが、朝晩薄茶を点てていました。
そろそろ薄茶では物足りなくなったので、
今日から濃茶を点てることにしました。

お湯を沸かしたり、お茶を漉したりして準備を始めると、
スイッチが入ってしまいました。
皆さんがお稽古にいらっしゃるときと同じように、
いそいそと動いている自分を見つけました。

お点前を始めて、四方捌きを始めたとき、
気持ちが吸い込まれていく感じが。
最近の落ち着きのない世の中から、すっと別の世界にです。

しっかりと練った濃茶は、自分の厳しい評価に照らしても、
思いのほか美味しかったです。
私にとっては良い修行の時間になると思いました。
毎日の情報に心がざわついたら、濃茶を練ることで、
心をクリアーにします。

お稽古自粛中ですが、社中の皆さんが、
少しでもお茶を点てる時間を持ってくれていたら良いなあと。

淡交会の主催の研究会が、
四月は中止という連絡が入りました。
関係の皆様はご承知おきください。

 

 


使用禁止では仕方がありません

2020年03月10日 | 日記

暖かい雨が降っています。
このような雨は開花を促す雨だそうですね。
今週末にも、東京は桜が咲きそうです。
道端のたんぽぽはもうこんなに元気に咲いています。

午前中の電話で連絡がありました。
予約しておいた市の茶室が、四月中は使用禁止になりましたと。
四月の最終日曜日に、社中のお茶会を予定していました。
この騒ぎですから、実行できるかいろいろと気をもんでいましたが、
お茶室が使えないということでは、もう考える余地はありませんね。
周りに迷惑の掛からない、社中だけのお茶会ですから、
何の問題もなく延期はできますが、
色々とプランを練って楽しみにしていましたから、
少々残念でもあります。
このような時は世の中の流れに逆らうこともありませんね。

雨の日の午後、二十年以上も前の、
石黒宗麿の回顧展の図録を持ち出してきました。

最近読んだ雑誌で、彼の作品が取り上げられていたからです。
陶芸教室に通っていたころで、心に響くものがあり、
作品を作るヒントにしたりして、宗麿写?を仕上げたりしましたよ。
160ページ以上ある、大判の重い図録を膝に乗せて、
パラパラとめくっていると、コロナ騒ぎを一時忘れます。
好きなものを引っ張り出して眺める。
皆さんもそんな時間を持ってみてはどうですか。
片づけ物も良いですよ。思わぬ宝が出てきたりします。
自粛で外出できない高齢者の楽しみを見つけなくてはね。

 


「サクラサク」の嬉しい知らせが

2020年03月09日 | 日記

淡交会の機関誌が届きました。
そこに茶会などの懸釜をする際の参考にと、
お家元で対処している方法を印刷した、プリントが添えられていました。
濃茶席は道具をそのまま荘りつけにし、
回し飲みを避けるために、呈茶は薄茶でということです。
お預かりしている社中の方の分はいつお渡しできますやら。
全く先の読めない毎日です。

そんな中、社中の方の嬉しい知らせが届きました。
高校受験でしばらくお休みしていた〇〇君、
無事に県立高校に合格したとのことです。
一緒にお稽古をなさっているお父様のお話しでは、
合格を記念して新しく"男性用の帛紗"を新調なさったとか。
実はお稽古を始めてすぐ、帛紗を亡くされて、
今まで何年も、お母様の使っていた赤い帛紗でお稽古をしていました。
それもとてもかわいらしかったのですが、
高校生ですものね。かわいいとも言っていられませんね。
もう"君"ではなくて"さん"と言わなくてはと思っています。
新しい生活が始まるわけですから、早くその生活に慣れて、
お稽古の時間も楽しまれるとよいですね。

テレホンカードのことを読んだ社中の方から、
「一枚くらい持っているとまだ役立ちますよ。
出来たら少し分けてくださいますか。」
と、必要を感じた体験談を知らせてくださいました。
そんなところに、さらに引き出し整理で、
四枚も使っていないテレホンカードが見つかりました。
私のお守りに、一枚だけお財布の中に。
残りはその方にプレゼントしようとおもいます。
鉛筆も新品が何本もあります。
どこかに寄付する前に、寄付きに置いておいて、
まずご希望の方に持って帰って頂こうかしらね。
予約のご連絡がを頂ければ、お取り置きしておきますよ。
(事務連絡でした!  )