「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

サコッシュというのですね

2019年12月29日 | 日記

朝から気持ちの良い日差しで、日向ぼっこができました。

いただいたユキヤナギの鉢底から根がが出てきていたので、
窮屈そうなので、思い立って植え替えました。
今頃こんなことをして枯れてしまわないと良いのですが。

ところで、私が携帯を置き忘れたときに、
首からぶら下げるポシェットみたいなものを物色中と言ったら、
「それ今はやっているサコッシュですよ」と。
「へえ~そんなものがちゃんとあるのね。」

私が考えるようなことはすべて先に皆気づいていて、
当然のごとく世の中に出回っていました。

ネットで画像を見て、これなら手作り可能と思いました。
着古した着物のきれいな部分で、和装用のサコッシュを作れそう。
洋装用は無地で作ればすっきり。

自分の入れたいものの大きさに合わせて作れますからね。
和装用は巾着型にして、ひもは細い組み紐。
洋装用はファスナーにして少し太めの紐で。

早速家の中を材料探しです。
年末年始の空いた時間はちくちくやっているかも。
ああ・・まだ年賀状終わっていませんでした!!

 

 


美ささ苑閉店

2019年12月27日 | 日記

今年の六月に美ささ苑でのお茶会に誘われました。
あいにく私は術後で、お伺いできませんでしたが、
社中の方お二人が、少し遠方でしたが、
利休ゆかりの茶室とお茶と美味しい料理を楽しんできました。

先日、その折お席を持たれた先生が、
美ささ苑の営業終了の知らせとともに、
利休ゆかりの茶室「獨楽庵物語」を送ってくださいました。
建物の老朽化のためとホームページには記されていました。

今年、私にも訪れるチャンスはあったのですが、
果たせぬままに終わりました。

利休に始まり、松平不昧公に受け継がれ今日まで、
数奇な運命をたどったといわれる茶室です。
「獨楽庵」の歴史をゆっくりと読ませていただこうと思います。

 

片付けに取り掛かるときの私の応援歌

「毎日毎日、たくさんごみは出る~
たまらないよにさっさとかたづけて~」( 泳げたいやきくんの節で)

今日は今年最後の資源ごみでした。
まとめきれずに残ったゴミもありました。
貯まるともうかたづけが嫌になりますからね。
そうなったらたちまちごみ屋敷。
掃除と片づけは、食事と同じくらい大切な、
生きるための仕事だと悟りました。
何故か掃除をしていると無心になれますね。

 


来年は見たいものたくさん

2019年12月25日 | 日記

朝目覚めたときのリビングの気温が、
つい最近20度を切ったと思ったら、18度台になりました。
日に日に寒くなっていくことが、そんなことからもわかります。

昨日は茶友とのクリスマスランチ。
お茶会や、美術館巡り、と一年中いろいろとお茶で楽しむ友ですが、
今年は私が出かけられないことで、一度もそんな時間を取れませんでした。
年納めに食事をして、来年の楽しみについて語り合いました。

私が行けないので、素敵だった特別展の図録を買ってきて、
プレゼントしてくださいました。
利休作をはじめとする31本の茶杓。
実物が見たかったと思いましたが、きっと又のチャンスもありますよね。

展覧会に一度も足を運ばなかった年も、記憶にありませんから、
ことしはまさしく我慢の籠城生活の一年だったと思います。

でもおかげさまで、お目当てのものを見に出かけられる生活に入れそうです。
来年早々の特別展と、もう五月のお茶会の予定を二人でいれてしまいました。

そろそろ始まる、銀座松屋の「利休のかたち継承されるデザインと心」展と、
友人がお席を持つ明治記念館でのお茶会です。
このお茶会は二度ほど伺いましたが、お客様はすべて椅子席ですので、
長い正座がまだきついだろう私にも無理なく参加できます。

二月の抜釘手術が終わればいよいよと、夢は膨らんでいますよ。
今まではやみくもに動いていましたが、
これからは、じっくりと必要なものを選んで、自分を大切にしながら動こうと、
不自由さを味わったこの一年で学びました。
それでも一月は、小学校の茶道体験二件を含めて、すでに七件の予定が。
もうリミットですね。

 


久しぶりに苺大福

2019年12月20日 | お茶三昧

小ぶりの苺を見つけたので、久しぶりに苺大福を作りました。

小さな苺と思っていましたが、作ってみると、なかなかな姿。
「かわいい~」の前に「大きい~」の声が上がりそうですね。

試食用に作った一つを、お味見につまんでみました。
それだけで、朝食はコーンスープとサラダが少しで済みました。
朝一番の大福の試食は、血糖値急上昇だったでしょうね。
一日目は黒餡で、二日目は白餡で作りました。
お口に入らなかった方には、次の機会にね。

クリスマスも近いので、少し薄暗いお天気の午後、
キャンドルの灯を点して、立礼をしました。

お干菓子に、お菓子のお家を崩して、召し上がっていただきました。

今年は夜咄の茶事もしませんので、こんな楽しみ方で一時を。


物忘れ加速

2019年12月17日 | 日記

 

二日続いた忘年会。
場所は日本橋三越新館10階のレストラン。

料理の写真は撮らないといっていたのに、その禁を破り、
記録に残してしまいました。
というのも集まって早々の話題が、
"いかに物忘れが激しくなったか"だったからです。
一年くらい前に、同じ仲間と、同じレストランで食事をしました。
時の経つのは速い。
私だけでなく皆いろいろあって、一つ着実に年を重ねました。
そして物忘れはますます加速しているようです。
一つ救われるのは、話題が過去のことだけでなく、
来年はこんなことを・・と未来にも気持ちが向いていたことかしら。

 二日続いての外出の後は、完全OFFの一日。
予約していた家から3分の美容室に出かけます。
明日はそのきれいになった頭で、ディナーショーに出かける予定でしたが、
和服を着ての夜の遠出はまだ無理と、断念しました。
これからは夜遊びがきっと勇気のいることになりますね。

そろそろ年賀状の原稿でも作ろうと思います。
でも年賀はがきまだ手に入れていませんが。
年賀はがきの発売枚数も、最盛期に比べると、半減とか。
私も出す枚数が半分になりました。
余裕で書けると思っていましたが、やはり完成はぎりぎりかもしれません。


今年最後?の小さな失敗

2019年12月15日 | 日記

今日は、今年お茶事をしたグループの反省会兼忘年会。
場所は、「足がよくなったらぜひ快気祝で行きましょうよ。」
といってくださっていた、社中の方ゆかりの和食のお店。
なかなかチャンスがなくてやっと実現しました。

そのお店は、メンバのお一人が、料理人修行をしたお店です。
ご当人は親方のお店ということで、「緊張するなあ。」としきり。
私は、皆さんと美味しいお料理を頂いて、お酒も頂けて、
そしておしゃべりもできるという時間ですから、
申し訳ないですが、ただただ楽しみに出かけました。



お迎えに来てくださるというので、今回はお言葉に甘えました。
それではと、着やすい大島を出してきて、帯を合わせてウキウキ。

思えば、今年は稽古以外に和服を着て出かけたのはたったの二回。
私にとっては本当に信じられない一年でした。
これからはそんな青天の霹靂のようなことも、年々襲ってくるかもしれませんが。

最近はお料理の写真は撮らないと決めていたのに、
今日は一枚くらいと、初めに出てきた料理だけ激写。

 

 

でもその先は、ひたすら場を楽しんで過しました。

この後そのまま、スマホをテーブルに出しておいたのが失敗の元でした。
すっかり良い気分になって、席を立ち、お店を出て、
家に着いて、着替えを済ませてさてスマホチェツクを・・
ない!バックの中にもない!何処にもない!!

思い当たることはお店に忘れてきたのではということ。
絶対そうに違いないと、パソコンでお店を検索して電話をしました。
「お預かりしております。」ということでした。
恥ずかしながら一時は慌てて、まったく意味のない行動もとりました。

まあ大事には至らなかったのですが、
スマホがないと誰とも連絡が取れないということがわかりました。
スマホに入っている電話番号の控えをとっておくべきでした。


これから先は携帯電話を失くすという危険もますます高まるはず。
失くさないように首からぶら下げるものが、
どんどん増えていきそうです。

まずは携帯電話の名簿をスマホの外にも控えをとっておくこと。
お店ではスマホは出して触らないこと。
これを守りましょう。

大事なものを首から下げるための丁度よいポシェットを、
ただいま物色中です。

明日は、もう一件忘年会。
気をつけます。

 


臘月尽く

2019年12月12日 | お茶三昧

可愛らしい手作りの"お菓子の家"のプレゼント。

どうしましょう。
もつたいなくて食べられない。
子供の頃は、お菓子の家を食べるのが夢でしたよね。
さあ念願かなって食べられますよ。
夜な夜な、ワインを頂きながら、鼠のようにかじっていこうとおもってます。

お稽古の皆さんの目に着くところに飾ってあるので、
これは独り占めはできませんね。
おすそ分けして味わいましょう。
近くを通るたびに甘い香りに誘われます。
夜は、本物の鼠にかじられないように、箱をかぶせておきますよ。
これでクリスマスまで、毎日楽しめます。
解体の途中経過もお見せできたらと思いますが。

さて臘月も半ばに。
稽古を始めたばかりの方が、「臘月」(ろうげつ)を「朧月」(おほろづき)と読み間違えて、
茶杓の銘で使っていました。
「ろうげつと読みます。12月の異称ですよ。」
と説明して差し上げましたが、皆さんよく間違えますよ。
よく見ると違いますけど、さっと見ると、
何故か自分の知っている言葉に置き換えられてしまうのですね。

12月は、ぼ~と生きているとたちまち過ぎていきますね。
「看々臘月尽(みよみよろうげつつく)」
この一年心残りなく過ごせましたか。
私にとっては、こんなに忍耐の一年は初めてかもしれません。
でも苦しいことはなかったですよ。
我慢しつつ希望をつないだ一年でした。

 

 

 


ゆったりとした年の瀬

2019年12月09日 | 日記

平戸焼 葛屋香合  

ちょっと遊んで、

イノシシ添え

寒くなりました。

去年の師走を思い出すと、
比べ物にならないくらい静かな年の瀬を送っています。
ドクターストップ中ですから、仕方がありませんが。
それでもできる範囲で、忘年ランチ会には出かけていますよ。
ただし、夜の遠出はなくなく諦めました。

もう一つ、恒例の初春の茶会を毎年一月に持ちますが、
これも、私の一連の治療が終わってからの、四月に延期しました。
このこともあって、例年ならその準備を始めていましたが、
それもまだしなくて済みますので、のんびりというわけです。
今は、皆さんとの暮れのお稽古を十分に楽しませていただいています。

こんなかわいいお菓子で、お薄を頂きました。
12月は、お干菓子代わりが、バウムクーヘンだったり、ケーキだったりと、
すっかりクリスマスムードを楽しんでいますが、
材料があったら、一度くらい苺大福でも作ろうと思っています。

いつも最後まで、大変な思いをする年賀状も、余裕をもって書けるかしら。
なんて考えていると、急にのんびり感が遠くなったような・・

 

 

 


お気に入りの器は

2019年12月08日 | お茶三昧

赤津焼 高麗茶碗写 雨漏手 加藤錦雄作

12月になって、こんなお茶碗どうかしらと、
水屋にならべておきました。

「あら」と目ざとく見つけて使われる方もいて、
そんな時はその茶碗で話がはずみます。

「あまもり・・・ですか。」
このくらいの雨漏りなら、いいですね。
美術館で見る高麗茶碗の雨漏りは、もっとすごい雨漏りですものね。
ちょっとそれでお茶を頂くのもはばかれるような。

毎月、一つ二つしまっておいても仕方がないので、
大したお茶碗でなくとも、焼き物を知る手がかりにしてもらえればと、
色々と出して並べて置きます。
それぞれ好みがあって、お気に入りの茶碗が違うのも面白いです。

最近若い方達も焼き物や、道具に興味が広がったようで、
お稽古を終えると、
「これから一緒に根津美術館に行ってきます。」と。
そうそう、どんどん頭に入るうちに、色々見てきてください。
私などは、もう頭に入りませんし、
頭に入れたものも、もうそろそろかすんできていますから。

 

 


太陽とシクラメンに助けられて

2019年12月05日 | 日記

 

今日は午前と午後の稽古の合間に、
駅近くの花屋さんまで、出かけてみました。

「良くなるまではかかとのある靴は避けて」といわれていますから、
今までは歩きやすい靴でしか、外出をしていませんので、
和服に草履は初挑戦です。
草履は高さはあっても、全体にフラットですから、
その点は意外と歩きやすいことに気が付きました。
ただ、花緒というのが長い距離では負担が来ないかしらと、
心配をしながら、往復2キロほどの道程で足慣らしをしてきました。

病院でのリハビリの時に、
「うちまたは膝に負担が来ますから直したほうが良いです」
と言われて、
もう半世紀以上も"内また歩き"に慣れ親しんできた私に、
そんなことできないとちょっと絶望的になりました。
特に和服を着たときは、自然に内またに決まってしまいます。
お茶で和服を着て暮らしたいと思ったのも、内また故。
この年になってそれを直せといわれても。

意識してまっすぐ歩くというのも疲れるものです。
それでも頑張って無事にお花を買って帰ってきました。
重いものは持てませんので、ミニシクラメンです。

陽ざしの中をゆっくりと、シクラメンの入った袋をぶら下げて帰りました。
まだ力強く歩けない不憫な足を、太陽と赤いシクラメンのおかげで、
ほんの少しですが忘れている時間があったのが嬉しいです。

 


今年も会える幸せ

2019年12月03日 | 日記

明日からの12月の稽古に向けて、道具の入れ替えをしました。
12月は床に、前半は「開門落葉多」後半は「無事」や「無事是貴人」に決めています。
秋から冬に移る姿をしみじみと味わい、
一年無事に終わったことを感謝して一年を終えます。
お茶碗も干支の物を名残惜しく使ったり、
クリスマス近くには「聖夜」をモチーフにしたものを忘れずに出します。

こうして、月々に使うお道具はほぼ決まっています。
時々目新しいものをと思うこともありますが、
「今年もこのお茶碗を使う時期になったわね」
と話しながら季節の移り変わりを感じるのも、
ゆったりとした時の流れを楽しめて良いものだと思っています。

特に今年は私にとってはひざの手術という一つの出来事で、
そのこと中心に終わってしまったので、
同じことが繰り返される喜びはひとしおです。

そう言いながらも、今年使っていないお茶碗で、
12月の主役にしたいものはないかと、色々と取り出したりもしていますが。

12月に入ってお決まりのランチの後の帝国ホテル。
毎年飾られる真っ赤なバラの花のオブジェにもまた会えました。

ツリーは、北海道から運んできた生の木だそうで、
どうやって傷めずに運んできたのかと、
われわれおばさん達は心配しましたが。
帝国ホテルは来年2020年に130周年を迎えるそうですね。
ツリーにはこんなものも飾られていました。

 

なんとなくせわしい月ですが、
そんな時だからこそ、静かに落ち着いて過ごさなくてはね。

インフルエンザにも、事故にも気をつけて、
皆様も無事に過ごせますように。

 


行って見たいな「骨董市」

2019年12月02日 | お茶三昧

11月は月末ぎりぎりまでお稽古をしていました。

勤労感謝の日のあたりに、大阪までお出かけの方が、
「骨董市で見つけてきました」
とお茶碗を二つお持ちになり見せてくださいました。
大阪の「四天王寺」で毎月開かれる骨董市に寄られたとか。
気に入ったお茶碗が、とてもお買い得だったそうで、掘り出し物ですね。
「井戸」と「備前」のお茶碗です。
備前は、西村陶古の作で、景色もなかなかです。
店主曰く「初代の陶古かな。箱がないので安くしとくよ」と言われたそうですが、
箱などなくても、自分が気に入ればそれがいちばんです。

早速稽古で使い初め。
「替え茶碗」のお点前でお茶を頂きました。

下手な写真でお見せしても良さが伝わりませんが。

今は出先での骨董探しが病みつきになったそうで、
旅の楽しさがどんどん膨らみ広がっていく様子に、私も嬉しくなります。
いろいろとお話しを聞いているうちに、
暖かくなって足もしっかりしてきたら、また骨董市も見て歩きたいと、
私の夢まで広がりました。

12月に入り、昨日・今日と、忘年会を兼ねた食事会が続きます。
これも足慣らしと、いそいそと出かけています。
かなり体重の増加が気になりますが。


おみくじは「末吉」

2019年12月01日 | 日記

 

奈良の旅のお土産が届きました。
一緒に添えられていた可愛らしいイノシシ。
おみくじが付いていたので、とんなかなあ~と。

私の今興味のあるところをご披露しますと、

願い事・・積極的な考え方をすれば叶う 

病気・・早目に治る  信心

旅行・・病気に注意せよ

とありました。
全体的には「末吉」ということでまあまあです。
これからどんどん良くなると思えば、先は明るいですね。

仏壇にしばらく供えておこうと思っていたら、
仏壇の中が日本中の神社仏閣のお札やお守で、
かなり混み合っていることに気が付きました。
何でもかんでもまずは仏壇に供えておきましたから。

これでは神様も仏様もさぞ窮屈なことでしょうね。
この年末か年始にどこかにお参りして、お焚き上げしていただこう。

ついでに年末でもありますし、仏壇の大掃除までしてしまいました。

なんだか心の埃も取れたような・・・・なんてね。
とてもすっきりとした気持ちになりました。