「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

冷茶の趣向で

2019年07月31日 | 日記

 

テレビであまりに熱中症に気をつけてという内容が多くて、
少し神経質になってしまっているようです。

昔なら、30度くらいタンクトップ一枚で、うちわを片手に、
暑いわねえと言いながらも過ごせたのに。


お年寄りは暑さを感じにくいから、
気づかないうちに家の中でも熱中症にかかってしまう・・
などと言われると、私ははて高齢者かと。
エアコンの風の苦手な私は、エアコンをつければつけたで、
冷える感じがして、身の置き所がありません。
挙句の果てに、ちょっと頭痛がしても、もしかして熱中症かと心配になります。

そんなことを心配しながらも、明日から八月と、
稽古に使う道具を入れ替えました。
薄茶は一度くらい冷茶でもしていただこうかしらと、道具を組んでみました。

ポットは使ってみたいものがあったのですが、水を入れると重くなるので、
色は涼しそうでよいのですが、やはり断念して、小さな黒いほうろうのポット。
お盆は小判形の籐製です。

薄器代わりの蓋物と、お茶碗は、以前ミッドタウンで見つけたものです。
まだミッドタウンが開店したばかりの頃で、
たまたまその時期に店舗を構えていた、
「NAGAE」というホテルやレストランの食器を手掛けるブランドのようです。

お茶道具ではありませんが、モダンさにひかれて、
薄茶点前にでも使ってみたいと手が出てしまいました。

 

お茶碗は黒一色に見えますが、光の加減で、模様が浮き出ます。
ちょっと写真では雰囲気が伝えられませんが。
お茶の緑が映えるでしょうね。

 

 


蝉も喜ぶ梅雨明けかな

2019年07月29日 | 日記

梅雨明けですね。朝から蝉の声がひっきりなしに聞こえます。
遅い夏の到来に、今か今かと待っていたのでしょうね。

昨日は台風も心配されましたが、午後は日差しも。
ベランダの障子をあけて、風炉先に明かりを取り入れ、今月最後の稽古でした。

私の椅子での稽古もすっかり定着(?)しましたよ。

いつの間にか撮られたショットが、LINEで届きました。

 

 

お菓子を頂きました。
しかも、空き箱に入れて使ってくださいと、 
可愛い手作りの針刺しを添えて。

このようなマメなこと、やつてみたいと思っても、私にはできません。

早速収まっています。

今度は私かこれをどなたかにプレゼントしたくなりました。

月末の三日間。
一日は姪に手伝ってもらって、道具の入れ替えをします。
あとはリハビリしながら、のんびりと、
美味しいものでも食べて過ごそうかなと。

「今家を出ます。」と姪からのLINE。
「お昼に何か好きなものを買っておいで。私はちらし寿司!」
「わあい!」
普段なら、姪のためにお昼を作って待っているところですが、
今日は手抜きです。

 

(八月の稽古予定、更新しました。)

 

 


やっぱり早起きはいい!!

2019年07月26日 | 日記

写真の主にLINEで送って差し上げたら、
「あら母親にそっくり!」と。


今月は母の命日と、母の誕生日。私の誕生日も。
母を思い出すことが多い。
最近の自分の写真を見ると、私も母に似てきたな思う。
他人にはもっとそう見えるようだ。

 

気温が30度を超えて、酷暑のお点前にも臨場感が。
薄茶は、注連縄外して釣瓶の水指を置き水指に。
洗い茶巾でこれも涼しさを感じつつ楽しむ。

 

梅雨明け宣言はまだなし。関東には台風が近づいている?
でも朝から太陽燦燦で、気持ち良くで6時前に床を離れた。

まず洗濯機を回す。
身なりを整えて、(スッピンだけど)ゴミ出しに降りて行く。
朝食の準備をして、ゆっくりと頂く。
洗濯ものを干して、コーヒーを飲みながら日向ぼっこ。
BSで朝ドラを見て、その後リハビリ体操をする。

ここまで8時に終えた。
10時までに稽古の準備を済ませてスタンバイすればよいので、
うれしや時間はたっぷりある。
というわけで、ブログ更新も出きたもん。

9時になったら、エアコンつけて着物を着よう。

今年は少し短い夏かな。

こんな風に過ごせば夏ばてなしと、
静養中のわたしの夏の過ごし方にしよう。
足慣らしの散歩は日が落ちてから少しね。

 

 


初めは高くても一生物を

2019年07月23日 | お茶三昧

 

お抹茶は買ってきたそのままを使って点てると、
どうしても点てた後にお茶碗に小さな塊が残ります。
ですから、必ず一度茶篩で漉してから使いますね。

以前姪がフランスでお抹茶を点てたとき、ひどいことになってしまって、
私に「漉さないとだめよ」と言われて、慌てて紅茶漉しを探したと。
そんなものででも漉せば何とかなりますから。

写真の右の物はもう40年くらい前の物です。
左は「近藤さんの茶ふるい缶」も10年くらい使っているでしょうか。

古いものは、少しずつ手でへらを使って漉すので、とても時間がかかります。
お茶会の前などは、前日の夜は茶漉しに何時間もかかっていました。

左の物は中に入っている分銅を利用して、振って漉すので短時間で済みます。
今はもっぱらこちらを使っていて、
古いものは漉したお茶を入れておく容器になっています。
どちらも長持ちするのはオールステンレスだからですね。
錆び一つ無くきれいにいつまでも使えます。
多少値段は張りますが、一生物ですから価値はあります。

稽古で使っているので、時々茶篩がほしいのと言われます。
なかなかオールステンレスの物はお茶屋さんには売っていないと。

個人で使うので漉すのは少量。
時間のかかる古い方の物でもよいので、道具屋さんに問い合わせてみると、
中の小物が最近プラスチックになってしまったとか。

 


というわけで、近藤さんの「小」を取り寄せて差し上げました。
茶道具屋さんのセール中ですので、なんと特価です。
まあそれを狙ったのですが。

ついでに、消耗品の茶筅や茶巾、
皆さんにお安く分けて差し上げられるようにと、
懐紙、紙小茶巾などをまとめて取り寄せました。

これでしばらくは消耗品は心配ありませんよ。

ところで、ちょっと更新が開いてしまいました。

「元気だよね」と電話が。
ご心配ありがとうございます。
膝も少しずつ良くなっています。
近くの郵便局まで往復してみましたが、途端にお尻が筋肉痛でした。
半年間、家の中をうろうろとしか歩いていないのですから、筋力は落ちています。
そんなこととも戦いながら、徐々にしっかりと歩けるように頑張っています。

 

 

 


ラベンダーの香り

2019年07月16日 | 日記

北海道は今、ラベンダーの花盛りと、
今朝のテレビの画面で見事な花畑を見ました。

そんな北海道の空気をドライフラワーにして、
友人がお土産とともに届けに来てくれました。
ガーデンツアーをしてきたそうです。

お茶友達でもある友です。
一緒に野点籠を楽しみました。
裏流のお点前の流れは考えられていますが、
流儀に関係なく、工夫しながら自由に楽しめるのが野点籠ですから。

まだ遠出を禁じられている私のために、
皆さんわざわざ来てくださるので、本当に嬉しいのですが、
申し訳ないなあとも思います。


「いつもお世話になっているから、やっと恩返しができたわ」
等と涙の出るような言葉をくださる方もいらっしゃいますが、
お世話なんかしてきたかなあと・・
これからの人生でどれだけお返しができるかしらと。

梅雨空はもう一週間ほど続くということですが、
業を煮やして、涼しいけれど酷暑のお点前の稽古をしてしまいました。
昨年までの酷暑は困りますが、そろそろ夏の日差しが待たれますね。

 

 


半年ぶりの例会

2019年07月15日 | 日記

日曜日は、半年ぶりの例会がやっと持てました。

近隣のお祭りのため、交通規制があるというので、
その前に車で迎えに来てくれました。

例会と言ってもお遊びの会ですが、どうしてもメンバーの必要な会ですので、
一人欠けてもも開けません。
もう待てないと、車で拉致されてしまいました。

折しも雨の中、
車窓からはビニルの合羽を着こんだお祭りの役員さんが見られました。
年に一度のお祭りですから、雨が降ろうが槍が降ろうがですよね。
「おじさん達頑張ってね。」と交通規制の始まる前に抜け出しました。

半年ぶりで、覚えているかしらと言いつつも、
なんと昨日は一番の成績でしたよ。

何の遊びかな。

とにかく久しぶりにすべてを忘れて楽しめました。

 


祇園祭を思い出して

2019年07月14日 | 日記

ぼっちゃん団子

 

13・14日は近くの八坂神社のお祭りです。
稽古の最中にも、お囃子の音が聞こえてきて、
小さなお祭りでも、気分は盛り盛り上がります。

 

八坂神社と言えば、去年の今頃は、京都のホテルに荷物を送ったりして、
祇園祭見物に出かける準備をしていました。
一日目は、八坂神社でのお献茶式に参加し、その夜は宵山見物。
翌日は朝から祇園祭を堪能しました。
去年はまれにみる猛暑で、京都は連日38度を超える気温でしたから、
今思えばよく無事で帰って来たと。

そして去年思い切って、行きたい思っていた祇園祭に、
「行けるときに行こう」と決行したことに不思議な気持ちでいます。

今年の自分のことを考えると、
きっとこれから行こうとは、行けるとは、思わなかったかもしれません。

今年の自分を暗示するかのように、去年はまあ良く出歩きました。
そういう意味ではやる事はやったという気もしていますが。
又自由に出歩けるようになったら、
じっくりと一つ一つをおまけの気分で楽しもうと思っています。

日記代わりに残しておいたブログが、
思い出をたどる手助けになっています。


外食ランチへ

2019年07月09日 | 日記

「駐車場から少し歩くだけだから」
と、ランチに連れ出してくれました。
初めに考えていたお店が月曜はお休みということで、
デパートの中の「シェ松尾」を予約してくれました。
久しぶりの外でのランチでウキウキ。

三人で、別々にいろいろ注文してシェアすることにしたら、

沢山並んだナイフやフォークに期待も高まり。

サラダにスープ。

パスタにパンとデザートと。
おかわり自由のコーヒーは三杯。

久しぶりの優雅なランチで、ばっちりと気分転換できました。

話題は体の不調・事故・病気に関することがどうしても多くなりますね。
一年間にいろいろなことが起きるようになったということも。
何もなく同じということが最高に幸運ということが、
身に染みてわかるようになりました。

快気祝いと、パスタに添えられた一粒のムール貝は私が頂けました。
三人のシェアですからね~。
まあまあ、小さな幸せです。

イヤリンク等つけることもなかった日々でしたが、
そんなおしゃれもして出かけました。
次は和服を着ての外出ですね。
家での稽古では着ていますが、和服で外出する体力はどうかな。
疲れで気分が悪くなったらどうしよう・・などと考えると。
早く体力、気力の自信が取り戻せると良いなあと思っています。

ランチに連れ出してくれた友人に感謝です。

 

 


半年ぶりのお酒は

2019年07月07日 | 日記

今日は七夕ですね。
まだ梅雨が明けていませんから、天の川は見られそうもありません。

「短冊最中」

和菓子屋さんに「ご自由に書いてください」と短冊がおいてありました。
鶴岡八幡宮に納めてくださるそうです。
もちろんお願いは「膝が早く良くなりますように~」です。

七月に入って半年ぶりの"風呂上がりのキューと一杯"をしました。

半年もよく我慢しました。
きっとそんなことにも気持ちが行かない毎日だったのでしょう。
痛み止め服用しながらのアルコールなんて考えられませんものね。

禁酒をしていて分かったことは、
私はお酒が好きなのではなくて、
お酒を飲む時間が好きなのだということです。
飲める相手がいたら飲みたい。
楽しい事やいいことがあったら飲みたい。
いい気分の時が飲みたい時なんだなあと思いました。

お医者さんに、「お酒もお風呂も大丈夫ですよ」
と言われて嬉しくなって早速やってみました。

お正月以来の美酒?は不思議な感覚で胸に迫りました。




野点籠がありました

2019年07月04日 | お茶三昧

マイ茶籠、マイ茶箱のアレンジやお点前の参考にと、
久しぶりに野点籠を出してきました。

小さな茶筅と、折りたたみ式の茶杓、
湯飲み茶碗くらいの大きさの茶碗と小さめに手作りした古帛紗。
皆手の中に納まってしまう大きさですね。

かれこれ三~四十年も前にお稽古をしました。

そのころ考案されたお道具ということで、
お点前の参考としてこんなテキストも頂きました。

これなら邪魔にならないし、手の出る値段と、
すぐに手に入れて、何度かお点前をして楽しみましたけれど。

細かい道具の扱いや配置さえ覚えれば、
茶箱を体験していれば難しくありません。
このような道具は、少し自分でアレンジしてみるのも楽しいですよ。

毎度のことですが、茶箱同様男性陣には敬遠されそうな道具ですね。

ちょっと心配しているのは、特殊サイズの茶筅や茶杓、
消耗品として、今でも別売りしているのかしら。
茶しゃくは何とかなりますが、茶筅は無理ですよね。

皆さん「泡がたちにくい~」とおっしゃっていましたが。


リセットの後は

2019年07月02日 | 日記

昨日、術後三か月の検診に行ってきました。
経過は順調ということでした。
もう少しの間、遠くまで出歩くのは我慢してくださいと注意もされました。
「ああ良くなった」と思う時が来ますからそうしたら自由に歩いてくださいと。

二か月ぶりの病院。
全ての検査が終わり、やっとお昼を頂きました。
術前に何度かランチをした最上階の食堂からの眺めです。
梅雨空の少し沈んだ景色でしたが、
私には今までで一番きれいに目に映りました。
「豪華に行こう」と熟慮した結果えらんだメニュー。
これも今までここで頂いた食事の中で一番おいしく感じました。
セットメニューでしたが、完食です。
食事のおいしさが、いかに精神的なものに左右されるかということを実感した瞬間です。

友人に付き添ってもらっての久しぶりの遠出でした。
さすがに疲れましたので、昨日はぐっすりと眠れました。
疲れが残っていないかと心配しましたが、むしろ快調のようですので、これも一安心。
でも今日は思い切りのんびりとして、明日からの稽古に備えます。

急な歩けないほどの痛みが出てから半年。
忍耐の時間でした。
いろいろなものを断ち切ったり、縁が無くなったりもしました。
残るべきものが残ったような気もします。
その中で絶対的なものとして私を支えたものが、
お茶であること、稽古の日々であることは言うまでもありませんが。

大げさに言えば人生のリセットをしたような。
ここからは少しずつ必要なものから、元に戻していこうと思います。
不義理をした方には、もう少し待ってくださいと伝えます。

友人の池田理代子さんの歌が選ばれて載っています。
万葉集とか。古今和歌集とか、お茶に関わることで気にしたことはありますが、
短歌などに、若い時に石川啄木に夢中になって以来、
ほとんど触れたことがありませんでしたので、
現代の短歌に触れて、その自由な表現にとても新鮮さと驚きを感じました。

リセット後の楽しみにの一つに加えてみたいと思いましたが、
理代子さんからは、
「今の短歌は、昔の古典と違って、かなり自由な表現ができるけど、
それはそれなりの評価基準があって、なかなか面白いよ。
私は今、俵万智さんとある短歌賞の審査員をやっているので、
いいのができたら応募してみて。」と。

とてもとても、何十年も短歌に親しんできた人たちの仲間には加われませんが、
ひそかに楽しむことはできそうです。

過去のことにこだわらず、新しいものに挑戦。
これもリセットの良いところですよね。

 

ところで昨日診察の時に主治医の先生に思わず聞いてしまいました。
「アルコールはいいですよね?」
「はい問題ありません。お風呂もどうぞ」

傷口が心配で片足を上げて入っていたお風呂も、ゆっくりと湯舟に浸れます。
もちろん乾杯も大丈夫!!