「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

プチダウンしていました

2018年12月25日 | 日記

クリスマスの近い稽古の一日。
こんなおもちゃを飾り、

手作りお菓子を頂いて楽しみました。

更新ご無沙汰しました。

先週の水曜日あたりから、風邪気味で熱が上がりました。
年末の予定を無事にこなそうと、体力温存に努めていた甲斐もなくです。
情けないことですね。
そのためにパソコンを開く時間を減らし、
睡眠の確保を第一に考えて暮らしていたのにですよ。

それでも、
楽しみにしていたディナーショーに行けなかったこと以外は、
やるべき責任は果たせてほっとしています。

ようやく今日になって、
積極的に何かをしようという気力も充実してきました。
まだ咳が抜けませんが、今年はそんな風邪が流行っているようです。

この間、ブログに書きたいこともいろいろありましたが、
少し間が空いてしまうと、もう思い出の中で、凍結してしまって、
解凍してみても鮮度は落ちますね。
何事も時期を逸してしまうと、張り合いも無くなるのでしょうね。

一つだけ報告して記録に残します

丁度一週間前に、お世話になっている先生のお席開きの茶事に伺いました。
新居にしつらえられた四畳半のお茶室ですが、
余るほどの知識と経験をお持ちの先生の、
こだわりのたくさん詰まったお茶室でした。
日頃勉強させていただいている先生の席開きに、
お正客としてお招きいただいたのですから、それはもう緊張しました。
でも、お席に入り、いつもの先生の話を伺ううちに、
緊張も解けて、お祝いのお席を楽しむことができました。

400年以上も前のお釜の煮え音を聞きながら、
ノンコウの黒茶碗で濃茶を頂きました。

最近足を痛められていることもあり、
「これから30年お茶を楽しむために」と、
点前座の脇に洞庫がしつらえられていました。

そこから嬉しそうに道具を取り出してお点前をなさる先生に、
ご自分の思い通りに作られたお茶室で、
これから何年もお茶を楽しまれることの喜びがあふれていました。

このような立派なお茶室など、私にはかなわぬ夢ですが、
出来る限りの手の届きそうな夢は追いかけて、
少しずつ実現したいと、刺激を受けて改めて心にちかいました。

往復五時間をかけてのお茶事への参加でしたが、
同伴の社中ともども、良い勉強をさせていただきました。

 

 

侘助が暖かな部屋でほころんでいます。
今日は床の軸を「無事是貴人」に変えましょう。


大塚国際美術館へ

2018年12月11日 | 日記

山の中をくりぬいた美術館の地下三階がスタートです。

このような大きな天井画がまず目に飛び込んできました。
システィナ礼拝堂です。もちろん本物ではなく、陶板。
「大塚国際美術館」は、西洋の名画1000点余りを、
原寸大に複製した「陶板名画美術館」ということです。
以前から一度はと思っていましたので、神戸の帰りに、一日時間を取りました。

神戸から高速バスで、淡路島を縦断し、四国へと渡ります。
橋を渡る時間はわずかで、ほとんどは淡路島の中を走っている。
淡路島の大きさを感じながらの旅は一時間半で、鳴門に着きました。

 

大きいものから、小さいものまで、複製とはいえ、とても見事なものでした。
写真は撮り放題ですが、写真を撮る意味はあまりないですね。
近づいて触って、本来の美術館ではできないことをするが良しです。
美術全集の写真を見るなら、こちらの方がすっと迫力がありますから。


多分もう本物を見に行くことはできないでしょうから、
頭の中に知識として残っている名画を、
本物を見るがのごとく、堪能してまいりました。
しかし数の多さに、欲張って歩きましたが、さすがに少し疲れました。
足の便の良い場所ではないので、帰りのバスを考えると、
そうものんびりしいてられませんでしたが、
レストランでのランチを休憩時間にして、もうひと踏ん張りです。
最後に「ゲルニカ」を見て、終了としました。
複製と言っても、所有者からの許諾を取得することから始まり、
現地調査・原画撮影、色の分解、陶板に転写、焼成、レタッチ、
と進み、最後に所有者による検品まで、
多くの時間と、高度な技術が必要なことはよくわかりました。
「ゲルニカ」はクロード・ピカソ氏が検品したということです。

14時に美術館を後にし、新神戸に着いたのは16時。
17時の新幹線を待つ間に、
恒例のお土産探しをすることができました。

そうそう美術館でも和三盆の干菓子を見つけて買いました。

ムンクとゴッホにちなんだお菓子で・・・す。

ムンクが笑えますね。
今週のお稽古で、どちらかが皆さんのお口に入りますよ。

このようにして今年最後の遠出は終わりました。

 


鎮魂の煌き神戸ルミナリエ

2018年12月10日 | 日記

阪神・淡路大震災から、24年が経とうとしています。
「神戸ルミナリエ」は、
犠牲者への鎮魂と、神戸の街の復興と再生に夢と希望を託して、
震災の年の12月から始まり、今年24回目を迎えるそうです。

私も一度はその光を見て見たいと思っていましたが、
今年は主催者のご招待という形でそのチャンスに恵まれました。

イベントの代表を務められているダニエル・モンテベルテさんは、
日本人の奥様と一緒に、他のゲストの方と私たちを、
光の中へと案内してくださいました。
光の道は、人の流れで埋め尽くされていましたので、
その流れに乗って歩きました。
友人とははぐれないように手をつないで歩きましたよ。
一行とは途中はぐれてしまいましたが、最終地で無事に合流。

慰霊と復興のmonument内には、多くの犠牲者の名前が刻まれていました。

神戸市は、この24年間で復興のための借金をほぼ返済したということですので、
これからはさらに発展するために前進していくのでしょうね。

このルミナリエの期間中は、神戸には何十万という人々が訪れて、
この光の渦の中で、鎮魂の意を示したり、
煌きの美しさの中で、希望や夢を見出しているのだろうかと。
残り少なくなった私にとっては、冥土の土産ができましたというところ
いえいえ、まだ鎮魂されるのは早いですよね。
もう少し夢を見ましょう。



 

せっかくの神戸ですから、生田神社にもお参りしました。


もう来年の干支が準備されていて。

猪突猛進とありますが、
来年は少しおとなしくせねばと、
ちょっとだけ思いながら手を合わせる高齢猪でした。

宿泊は、これもこの機会だからと、早々と予約してオリエンタルホテルに。
日本最古の歴史を誇るホテルですが、
震災でその歴史に一度ピリオドを打ち、2010年に再スタートしたホテルです。
17階の最上階がフロントなのは、
神戸の街を皆さんに眺めていただきたいとの願いからとか。
客室にはその歴史を物語るものが飾られ、
モダンな中にも、伝統を感じさせてくれました。

オーシャンビューの部屋からは、港のライトアップも見られましたよ。
ディナーの後の心地よよさを余韻に、
翌日の旅の予定を楽しみに眠りにつきました。

二日目は徳島にわたり、「大塚国際美術館」に。
その報告はまた。

 


暖かな12月です

2018年12月04日 | 日記

昨日は表参道でのデート。
街路樹はもう枯れ葉となり、すっかり冬支度でしたが、
ランチに入ったお店のテラス席は、風もなく寒さを感じませんでした。
12月というのに、異例の暖かさ。
厚手の上着では、ちょっと歩くと汗ばむほどでした。
この街路樹は、夜になると、
きれいなイルミネーションで飾られるのですしょうが、
夜歩くチャンスは今年はもうないかもしれません。

デートの相手は姪。
上の姪はフランス留学中ですので、妹の方です。
三歳違いの姉妹ですが、話してみると、性格は全く違うようです。

二人ともいい子だと、( 身内びいき)と思いますが、
性格の違いゆえに、最近少しぎくしゃくしているようです。
二人だけの姉妹ですから、仲良くしてほしいと思いますが。
そんな悩みや、将来の夢など、ランチをご馳走しながら聞く一時は、
遥か遠くに消えそうでいて、でもはっきりと思い出せる、
私自身の懐かしい時間と重なりました。

暖かな12月もあと数日、週末は真冬の寒さとか。
油断はできませんね。

 

さて、断捨離というか、身辺整理というか、
Facebookのアカウントを削除しました。
時代の波に乗って、少しの間触れてみましたが、
私にはあまり必要ないという結論に至りました。
このブログを時々ポチポチと更新するくらいが丁度よいようです。