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ちょいと大人買い『村上ラヂオ』

2012-11-15 | カルチャー
村上春樹さんのエッセイ『村上ラヂオ3』が7月に出てたんだけど
知らなくって、まだ書店で山積みだったから、おっ出たんだと。
しかも2でなくって3だ。

an anが10年前に『村上ラヂオ』を連載し、本を持ってたんだけど、
2009年から再連載されてて、それがまとまって2と今回の3が出版
されたんだね。2が抜けているからあわせて買う。文庫もあるけど、
ここは単行本。



挿絵が大橋歩さんの銅版画っていうのも同じで、文章に関係する絵が
入っているも楽しいし、ちょっと贅沢な時間を持つ感じになれる。

このライオンと春樹さんが話している挿絵は「シェーンブルン動物園の
ライオン」という話で、透明な仕切りごしに一日雌ライオンとにらめっこ
していた話。



ジョン・アーヴィングの『熊を放つ』の翻訳のため、重要な舞台となった
ウィーンの動物園へ行ったときのことだそうだ。

遠藤周作にもやはり動物園へ行って、猿だっと思うんだけど、見つめ合って
恋をしたんではって話があったと思う。留学先のリオンでの話だったかも
しれない。



印象的だったことを書くと、イソップの『アリとキリギリス』はオリジナルは
『アリとセミ』だったって項。ヨーロッパ北部や北米には蝉がいないからキリ
ギリスに入れ替えられてて、そのまま日本に「輸入」された話がでてくる。

夏に演奏して遊びほうけるという設定なら、たしかに蝉の方がしっくりくる。
今から代えよう運動をしてもいいのではw



村上さんがテレビにでたことがないっていうのは、ちょっと有名かもしれない。
顔が知られていいことがないって思ってるそうだ。なのにラジオにも出たことが
ないっていうのはちょっと可笑しかった。「村上ラヂオっていう連載をもってる
くせに」w

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