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ねがうこと、ゆだねること

ロバの音楽座「森のオト」初演

2011-06-25 | art
前作「らくがきブビビのコンサート」
から4年ぶりの新作「森のオト」お披露目。



初演特有の荒削りさもあるけれど、
完成度が高い。それは長年のメンバー
5名で臨んだからだろう。

リーダーの松本がりゅうさんが、
「新人」とよぶ長井さんでさえ
18年。最古参の上野さんに至っては
34年一緒に演奏してきはった!

舞台は森を表現しているが、
シンボリックな森というテーマを
深追いするというより、彼等がつくりだした
アンサンブルという豊かな森に入って、
見いだした曲や楽器を披露していくという趣向。

森を作るには長年かかるように、
熟成されたアンサンブルの妙を
存分に楽しめる。



カブトムシに教えてもらった曲、
木のお面を被って演奏する曲と
詩的な曲目が続いたのが中盤。

それから参加型の後半にどう転換
するのかなぁと思っていたら、
お面をとって明るい曲へイメージを
変えたのはうまい構成だなぁと思う。



創作楽器「ブンパカパッパ」(一種の
トロンボーン)を作って結成された
親子数十人による「ブンパカパッパ隊」。

開演のベル代わりに演奏したのに続き、
再登場してみんなで演奏したのは
ロバの音楽座らしい。

腹抱えて笑ったのが、おじいさん隊。
「おじいさんの仕事」という曲には
振り付けがあるんだけど、地元の有志の
男性4人が舞台でその踊りを披露。
微妙なちぐはぐ感がおじいさんらしさと
わかって大笑い。



主催の「東久留米こども劇場」の方が
興業として成功できるか不安だったけど、
やるって決心すればできるものねと
話してはった。

共催の「育児応援マップを作る会」や
協賛の「子どもウェーブ」の協力が
なくてはとても出来なかったと言って
はったのも印象的。

7月には半田や入間でもお披露目が続く。

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