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ねがうこと、ゆだねること

ウィレム・デ・クーニング展

2014-10-24 | art
ウィレム・デ・クーニング(1904-1997)がまとまって見
れるのは、日本で初という企画展が、ブリヂストン美術館
で開催中
。1/12まで。

海外でもたくさん所蔵している美術館はあまりないのでは。
その点、本展はデ・クーニングの有数のコレクションをも
つアメリカのジョン・アンド・キミコ・パワーズ・コレク
ションから油彩、水彩、素描作品27点が来ている。



後半生の1960年代の女性像が中心。50年代のような激しさ
は影をひそめ、「溌剌として健康的、時に滑稽な性格を示
している。」(カタログより)。

だから、ある意味なごやかに作品を見ることができる。ブ
リヂストン美術館の奥の2部屋が展示場所で、静謐な空間で
椅子に座ってゆっくり眺めていた。



それだけに前半性の独特な作品群をいちど見てみたくなる。
2011~12年にMOMAで大回顧展が開かれたのは羨ましい。

いつか日本で開催されるといいなぁ。すばらしいサイト
まだ残されている。サイトに作品がタイムラインで分類
れてる表がある。



年代やテーマによって、彼が抽象と具象のなかで揺れ動い
た様子もなんとなくわかる。彼の作品の変遷は河瀬昇さん
「アメリカ現代美術は何を残したか」などにも詳しい。