鈴木清順監督3部作の最後「夢二」を
観にいく。昨日はユーロスペースの
最終日。「ツィゴイネルワイゼン」
「陽炎座」と順に観たから、新年なんか
達成感がある。。
「陽炎座」が興行的にこけて、プロデューサ
荒戸さんの会社は倒産に追い込まれる。だから
「夢二」が公開されるのは10年後の1991年。
でも早い段階から企画を練ったそうだ。
逞しいというかたいした物。その直前の
1989年には、『どついたるねん』を制作して
成功。監督阪本順治と俳優赤井英和のデビュー
作で、原宿のテント観にいったねぇ。
10年練った分、清順ワールドが大炸裂。美術、
水、風、古い建物、紙風船、ボート、森、馬
・・などがシュールに立ちあらわれる。
沢田研二演じる夢二が、原田芳雄演じる富豪と
その夫人(毬谷友子)をめぐる創作の苦悩の
物語なんだけど、その構図は「ツィゴイネル
ワイゼン」と似る。
ボートひとつとっても、夢二が乗るボートが
漕がないのにするする湖を動いたり、夫人が
乗ったボートが回転して湖上に立ち上がったり
夢二と夫人が殺人鬼(長谷川和彦)に命じられて
ボートを漕ぐなど印象的なシーンが満載。
元宝塚の毬谷友子は映画初出演だし、坂東玉三郎が
男役として初出演(画家の役)と話題性もあったのに
またコケル。それでも三作作れたんだし、独創的な
映画があることはちょっと誇りだし、こうして楽しめる
のは嬉しい。
観にいく。昨日はユーロスペースの
最終日。「ツィゴイネルワイゼン」
「陽炎座」と順に観たから、新年なんか
達成感がある。。
「陽炎座」が興行的にこけて、プロデューサ
荒戸さんの会社は倒産に追い込まれる。だから
「夢二」が公開されるのは10年後の1991年。
でも早い段階から企画を練ったそうだ。
逞しいというかたいした物。その直前の
1989年には、『どついたるねん』を制作して
成功。監督阪本順治と俳優赤井英和のデビュー
作で、原宿のテント観にいったねぇ。
10年練った分、清順ワールドが大炸裂。美術、
水、風、古い建物、紙風船、ボート、森、馬
・・などがシュールに立ちあらわれる。
沢田研二演じる夢二が、原田芳雄演じる富豪と
その夫人(毬谷友子)をめぐる創作の苦悩の
物語なんだけど、その構図は「ツィゴイネル
ワイゼン」と似る。
ボートひとつとっても、夢二が乗るボートが
漕がないのにするする湖を動いたり、夫人が
乗ったボートが回転して湖上に立ち上がったり
夢二と夫人が殺人鬼(長谷川和彦)に命じられて
ボートを漕ぐなど印象的なシーンが満載。
元宝塚の毬谷友子は映画初出演だし、坂東玉三郎が
男役として初出演(画家の役)と話題性もあったのに
またコケル。それでも三作作れたんだし、独創的な
映画があることはちょっと誇りだし、こうして楽しめる
のは嬉しい。