鈴木清順監督3部作の2番目、「陽炎座」を
見にいく。前回観た「ツィゴイネルワイゼン」の
大ヒットを受け1年後の81年に公開。
観るのは初めてで遅まきながら
なんだけど。美しく妖艶な清順
ワールド炸裂やった。スクリーンで
清順好きと観るのはいい。
泉鏡花が大正2年に書いた「陽炎座」を
もとに監督が好きにイメージを膨らませた、
まさに「作品」。ストーリーや意味は考え
ることなく映像を浴びてた。
映像もだけど池谷仙克さんの美術も凄みがある;
撮影の永塚一栄さんは「ツィゴイネルワイゼン」
では手を抜いていましたから、こんどは本気で
やりますと。さぞ力が入った現場やったんだろう。
女性達の科白の強烈なこと;
(品子役 大楠道代さん)
「一生醒めなければ、夢は夢でなくなるのに」
「四度目の逢瀬は恋になります」
(みお役 加賀まりこさん)
「恨むも惚れるもおんなじことですよ、女にとっちゃ」
終了後、プロデューサーの荒戸源次郎さんに
よるトークショーを前回に引き続き聴く。
松田優作さんは、清順監督を尊敬していて、
「ツィゴイネルワイゼン」をバイクに乗って
見に来てくれたあたりから、次作は彼で
行こうって荒戸さんと清順さんで決めてたそうだ。
アクション俳優だった優作さんにとっても転機に
なった映画で、このあと「家族ゲーム」の主役で
脚光を浴びることになる。
清順監督は演技に注文をつけない方だそうで、
新劇の劇作家を演じた優作さんのあの演技も
彼が考えてきたモノだそうだ。
興行的には散々どころか、会社が倒産。
(3回倒産する1回目)だから「清順は偉い!
でも一緒にやるもんじゃないね」といいながら
「こんな映画を作れたことがとても誇りだ」と。
いい顔をされていた。
見にいく。前回観た「ツィゴイネルワイゼン」の
大ヒットを受け1年後の81年に公開。
観るのは初めてで遅まきながら
なんだけど。美しく妖艶な清順
ワールド炸裂やった。スクリーンで
清順好きと観るのはいい。
泉鏡花が大正2年に書いた「陽炎座」を
もとに監督が好きにイメージを膨らませた、
まさに「作品」。ストーリーや意味は考え
ることなく映像を浴びてた。
映像もだけど池谷仙克さんの美術も凄みがある;
撮影の永塚一栄さんは「ツィゴイネルワイゼン」
では手を抜いていましたから、こんどは本気で
やりますと。さぞ力が入った現場やったんだろう。
女性達の科白の強烈なこと;
(品子役 大楠道代さん)
「一生醒めなければ、夢は夢でなくなるのに」
「四度目の逢瀬は恋になります」
(みお役 加賀まりこさん)
「恨むも惚れるもおんなじことですよ、女にとっちゃ」
終了後、プロデューサーの荒戸源次郎さんに
よるトークショーを前回に引き続き聴く。
松田優作さんは、清順監督を尊敬していて、
「ツィゴイネルワイゼン」をバイクに乗って
見に来てくれたあたりから、次作は彼で
行こうって荒戸さんと清順さんで決めてたそうだ。
アクション俳優だった優作さんにとっても転機に
なった映画で、このあと「家族ゲーム」の主役で
脚光を浴びることになる。
清順監督は演技に注文をつけない方だそうで、
新劇の劇作家を演じた優作さんのあの演技も
彼が考えてきたモノだそうだ。
興行的には散々どころか、会社が倒産。
(3回倒産する1回目)だから「清順は偉い!
でも一緒にやるもんじゃないね」といいながら
「こんな映画を作れたことがとても誇りだ」と。
いい顔をされていた。