ヤングキングアワーズ 2015年2月号より
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●僕らはみんな河合荘 (宮原るり 先生)
ぎくしゃくする2人・・・
書生喫茶に貸していた律さんの本が返って来て、その整理中・・・
なのですが、律さんと宇佐くんは、ギクシャクしたままの様子。
律さんは、宇佐くんと椎名さんの関係を気にしつつ、
自分のマイペースぶりが彼に嫌われるのではないかと不安を感じ、
宇佐くんは、律さんと高橋くんとの関係を気にしすぎて、
彼女に対する態度が、少しおかしくなっていたりと、それぞれ悩み中。
そんな所が、すれ違いになり、ギクシャクしてしまっているわけですが・・・
作業中に、ごっつんこ!
互いに目をそらしながらの作業だったためか、額をぶつけてしまう2人。
赤面しつつ、慌てて離れますが・・・ なんだよ、このラブコメ臭!
ぎくしゃくしてたくせに、互いの距離に悩んでいたくせに、
会話も行動も、妙な方向に飛んで行ってて、大笑゜(*゜´∀`゜)゜
そして、ラブコメ定番の手が重なって照れるという、そんな2人を眺めつつ、
冷ややかな視線を送る麻弓さんや林さんが、イイ味出してましたよ!
若干1名、麻弓さんに“首輪”つけられて、興奮してた人もいましたが(^^;
宇佐くんの自信のなさ。
宇佐くんの悩みは、律さんに高橋くんという男友達ができたこと。
「たかが男友達で嫉妬とか余裕なさすぎだろ」
とは麻弓さんの言葉ですが、宇佐くんが自分のみっともなさを
自覚するからこそ、さらに悩みが深まっているというのも、難儀な所です。
彩花さんから「律ちゃんも最近ヤキモチ焼き」なんて言葉をかけられ、
調子に乗る(そして復活)かと思いきや、宇佐くん、
自分が律さんにとって、「そーゆー対象じゃない」なんて言っちゃってます。
宇佐くんは、律さんにとって、自分が恋愛対象ではないと考えている様子。
でも、この考え方、もしそうだったとしても、いかがなものなのでしょうね。
たとえば推定・片想いの段階で、自分が相手に「好かれているに違いない」
と思い込んでしまうのは、さすがに危険なことですけれど、
「好かれているわけがない」と考えてしまうのも、同じくらいダメなのでは?
と思えるのですよね。
なぜなら、それは“逃げ”の思考だから。
危険回避の逃げであれば肯定できますが、勝負放棄としての“逃げ”は、
恋愛関連では、よろしくないのではないかな~と。
宇佐くんは、「恋愛対象であるはずがない」と思い込むことで、
関係を恋愛関係にまで発展させる思考を捨て、そのための努力を放棄し、
今までの関係に正当性を与え、安心しきっていたところがありそう。
ゆえに、高橋くんの存在が、その関係・安心を壊してしまうのでは?
と、必要以上に恐れているのではないでしょうかね。
以前、シロさんが意識をかえる必要があるのは、律さんより宇佐くんの方
と言っていたのは、このあたりの心情を見透かしていたからかも・・・
まあ、宇佐くんがそんなになってしまった一因は、
麻弓さんや彩花さんのいじりにあるのは明白なので、
2人が互いに責任を、相手になすりつけていたのは、笑(´▽`;)
律さんと林さん。
宇佐くんと律さんの関係を、気にする林さん。
やたらと考え過ぎて、袋小路に迷い込むタイプの律さんに、
半ばあきれつつも、「相談相手」になろうと決心する林さん、イイ人だ~。
「ポッとでてきた女にあっさり持っていかれたりしたらマジふざけんな」
なんて思考から、林さんは宇佐くんのことを気にかけていたこと、
と当時に彼をあきらめ、律さんに道を譲るように身をひいたことが
察せられるのは、興味深かったですね。
つまり林さんは、宇佐くんには律さんがふさわしいと認めているわけで、
だからこそ、椎名さんのような「ポッと出」にかっさらわれることを嫌がる。
そこには、むしろ宇佐くんを大事に想う心が見え隠れしているように、
私には思えるのですが、いかがでしょうか。
しかし、林さんが「渡辺大先生」を敬愛していたのには、笑ってしまいました!
だって「大先生」だもの(^∇^;
それでも、さらにすれ違う2人・・・?
林さんに誘われて、書生カフェへ行くことになった律さん。
そこで、宇佐くんも誘ってみたらと言われて、その気になりますが、
連絡が通じずに、またもやすれ違いの始まりに・・・
なんて感じで、書生喫茶へついた律さんの表情が、汗汗で笑!
林さんの表情も、なんだか怖い感じで、愉快愉快でありました。
そんな風に、ギクシャクした宇佐&律が描かれつつも、
所々に笑いを仕込む内容が、面白おかしかった今回のお話でしたけど、
気になるのは、高橋くんと椎名さんは、律さんや宇佐くんのことを、
どれだけ気にしているのか? ということでしょうかね。
高橋くんはまだよくわからないですけども、
椎名さんの方は、宇佐くん自身というより「河合荘の人々」を好きっぽく、
むしろ律さんを心配して気をつかったり、ライバルといった感じでは
ないような気がします。
まあ、いずれにせよ、ここからどう展開してゆくのか・・・
まずは、次回「危険な女子会」に期待感、もとい不安を覚えつつ、
今後も楽しみです!
さて、冒頭からギクシャクしつつも、ラブコメチックに両想い丸出しの律さん、宇佐くんに微笑みました。
宇佐くんが自信のなさ故に、現状志向であること。また林さんが無関係でいようとしても、できない位の間柄になっていたこと。二人については管理人さんとほぼ同感です。
感じたことはほぼ同じですが、掲題通り気になる点が多かった。まず、律さんが「嫌われそうになったこと ある」と思い返した場面はどこか?
次に、椎名さんと佐久間くんの関係は?椎名さんにとって佐久間くんと宇佐くん、河合荘は友達の友達?それとも?
最後に、連絡が取れない宇佐くんはどう動くのか?等、管理人さんが仰る通り、今後の展開が気になる度が、異常に高い展開になりました。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
おっしゃる通り、今回は気になるポイントが色々でしたね。
> 律さんが「嫌われそうになったこと ある」と思い返した場面はどこか?
というのは、具体的な場面となると、前回あたりの話になりそうですけど、
むしろ全体的に、宇佐くんに仲の良い友人ができて、自分から離れ始めていると、
律さんは考えてしまっているのではないでしょうか。
椎名さんと佐久間くんは、仲の良い友人っぽいと感じますが、
このあたりはどうなってゆくのか、わからないかもですね。
椎名さんには高橋くんの方が絡んでくる可能性もなきにしもあらず?
などなど、考えれば色々出てきそうなくらい、幅が広がる河合荘の世界。
今後どうなるかはわかりませんけど、まずは律&椎名&林さんの女子会に期待です