五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月のアルペジオ

2015年01月04日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2015年2月号より

 今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら

 今月号は、アニメ『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』劇場版の情報が!
 “生徒会”なメンタルモデルたちが紹介されていますね~。
 また、付録としてラジオCD「アワーズラジオ」も、付いて来ています。 お得!
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)

 

 イオナの身に起きた異変を察知するヒュウガ。

 前回、ミョウコウの攻撃により、大打撃を受けた401。
 そのダメージを感じ取ったヒュウガさん、一瞬、苦しそうな表情に・・・

 イオナと連絡をとるヒュウガさんでしたが、ここで面白かったのは、
 イオナが弁解めいたことを言っていたことですね。
 さすがのイオナも、自らのミスに少なからず動揺しているのかな?
 などと、感じられました。

 さらに、ここで群像が、イオナに優しく声をかけていたのも印象的で、
 艦長としての“自分の艦”への愛が、見えたような気がします。
 また、最後に安心させるような言葉でシメていたのも、さすがでしたね。

 

 

 

 401のダメージ・・・

 ミョウコウの攻撃により、超重砲がダメになり、探知能力も低下、
 さらには出力の低下もまぬがれないと、深刻なダメージを受けてます。

 それに加え、機関部への道がすべて絶たれてしまうという状況。
 つまり、いおりさんが孤立無援となってしまったわけで、
 イオナもすぐさま対策を講じようとするのですが・・・

 ここで、いおりさんがそれを断り、イオナは戦闘に専念するべきだと
 進言していたのは、彼女のイオナへの信頼を感じさせるのに充分でした。
 孤立しているからといって死ぬ気はなく、戦闘に勝ち残り、
 その後、救助されれば問題ないという、いおりさんの姿勢が、よかった!

 ちょっとしたユーモアを交えたいおりさんの言葉に、
 僧くんが「クス」っとしていたのは、意外というか珍しくて面白かったですし、
 ことピンチにおいて、こうした空気になれることって、大事ですよね。

 

 

 

 仕切り直す401のクルーたち。

 いや、もう、ここに至るまでの場面、素晴らしかったですね~。
 言うなれば、イオナの判断ミスが招いた窮地。
 にもかかわらず、誰一人、イオナを責めるような人間はおらず、
 むしろ、いかにフォローするかに全力を尽くし、支える姿勢をみせています。

 そんな姿が、たまらなく良かったですよ!
 イオナも笑みを浮かべるなど、珍しい反応を見せたり、
 401クルーたちの良好な関係がうかかがえて、気持ちよかったですね~。

 

 

 

 401を追撃すべく、対潜捜索シフトへ移行するコンゴウ艦隊・・・

 そこで、ミョウコウが401の手傷を負わせることができたのは、
 メンタルモデルのおかげであることを悟りつつも、
 ミョウコウ自身も無理をしたために損傷を負ったことをもって、
 「諸刃の剣」だと評していたのは、興味深い所。

 そのメリットだけに目が行くのではなく、デメリットも認識する冷静さ。
 さらには、コンゴウ自身が覚え始めている「高揚感」への警戒心など、
 彼女の慎重さをうかがわせる描写が、面白かったです。

 そんなコンゴウ様が、メンタルモデルの成果に高揚しているというのも、
 またニヤリとしちゃう所ですかね。

 

 

 

 一方、2501・・・

 フランセットが察知した接近する艦隊。
 いったい何の目的で、コンゴウ艦隊と401が戦闘中の海域へ
 近づいているのか、かなり気になりますね~。

 ロムアルドの言うように、ゾルダンたちと同様、旗艦装備の確認
 ということなのか、はたまた別の目的があるのか・・・?
 ここで、401を確実に叩いておきたいということは考えられますけど、
 はたして、わざわざ出向いてくるものなのでしょうかね。

 それにしても、2501でも、クルー間の信頼関係を感じられる場面があり、
 401との共通点を見られた気がするのは、興味深い所でした。
 

 

 

 海底に沈んだ重巡・・・

 アシガラさんの艦体が、損傷の大きさをハッキリと見せつけてくれますが、
 そんな痛々しい姿とは対照的に、メンタルモデルを再構築したアシガラさん、
 可愛い可愛い(^∇^;

 少ないナノマテリアルを使用しているためか、小さな体で愛らしい姿に。
 艦体との対比で、何とも奇妙な感じでしたけど、無事なようで一安心かな。
 いや、401に撃沈されたとき、腕だけになって朽ちていったじゃないですか。
 それが、この可愛い生き物になってるのだもの(^^;

 しかも、服装は巫女服っぽいものになっています。
 これが本来の、生徒会仕様ではないアシガラさんなのでしょうか・・・
 10巻表紙が、このスタイルでしたよね。

 などなど、手負いとなった401でしたが、
 一丸となったクルーたちの信頼関係が、頼もしい話でありました。

 気になるのは、いおりさんの孤立、そして迫り来る艦隊のことですね。
 ここからの戦いで、いおりさんにトラブルが起きないか、
 また、迫る艦隊が何を目的としているのかわからないのも、不安要素。

 戦いの行方は、いったいどうなってしまうのか?
 群像は間に合うのか? 諸々が気になりつつ、今後も楽しみです!
 

 

 

 今月のアド探~・・・ はないようなので、余談を。

 401がダメージを受けた際、いおりさんを守るためか、
 ちびイオナ弐号が、クッションのような役割を担うため、
 体をグニョグニョにしていたあたりは、ナノマテリアルの便利さを
 見せつけてくれて、SF的に面白い部分でした。

 そして何より、「リサイクル品」ちゃんの可愛らしさが素晴らしい(ぇ
 まさに、“お人形”のようなお手頃サイズの愛らしさに加え、
 敬礼する姿がね、とてもよろしかったですよ!

 

◆ ヤングキングアワーズ 感想
 


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