ヤングキングアワーズ 2015年2月号より
今月号は、アニメ『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』劇場版の情報が!
“生徒会”なメンタルモデルたちが紹介されていますね~。
また、付録としてラジオCD「アワーズラジオ」も、付いて来ています。 お得!
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)
イオナの身に起きた異変を察知するヒュウガ。
前回、ミョウコウの攻撃により、大打撃を受けた401。
そのダメージを感じ取ったヒュウガさん、一瞬、苦しそうな表情に・・・
イオナと連絡をとるヒュウガさんでしたが、ここで面白かったのは、
イオナが弁解めいたことを言っていたことですね。
さすがのイオナも、自らのミスに少なからず動揺しているのかな?
などと、感じられました。
さらに、ここで群像が、イオナに優しく声をかけていたのも印象的で、
艦長としての“自分の艦”への愛が、見えたような気がします。
また、最後に安心させるような言葉でシメていたのも、さすがでしたね。
401のダメージ・・・
ミョウコウの攻撃により、超重砲がダメになり、探知能力も低下、
さらには出力の低下もまぬがれないと、深刻なダメージを受けてます。
それに加え、機関部への道がすべて絶たれてしまうという状況。
つまり、いおりさんが孤立無援となってしまったわけで、
イオナもすぐさま対策を講じようとするのですが・・・
ここで、いおりさんがそれを断り、イオナは戦闘に専念するべきだと
進言していたのは、彼女のイオナへの信頼を感じさせるのに充分でした。
孤立しているからといって死ぬ気はなく、戦闘に勝ち残り、
その後、救助されれば問題ないという、いおりさんの姿勢が、よかった!
ちょっとしたユーモアを交えたいおりさんの言葉に、
僧くんが「クス」っとしていたのは、意外というか珍しくて面白かったですし、
ことピンチにおいて、こうした空気になれることって、大事ですよね。
仕切り直す401のクルーたち。
いや、もう、ここに至るまでの場面、素晴らしかったですね~。
言うなれば、イオナの判断ミスが招いた窮地。
にもかかわらず、誰一人、イオナを責めるような人間はおらず、
むしろ、いかにフォローするかに全力を尽くし、支える姿勢をみせています。
そんな姿が、たまらなく良かったですよ!
イオナも笑みを浮かべるなど、珍しい反応を見せたり、
401クルーたちの良好な関係がうかかがえて、気持ちよかったですね~。
401を追撃すべく、対潜捜索シフトへ移行するコンゴウ艦隊・・・
そこで、ミョウコウが401の手傷を負わせることができたのは、
メンタルモデルのおかげであることを悟りつつも、
ミョウコウ自身も無理をしたために損傷を負ったことをもって、
「諸刃の剣」だと評していたのは、興味深い所。
そのメリットだけに目が行くのではなく、デメリットも認識する冷静さ。
さらには、コンゴウ自身が覚え始めている「高揚感」への警戒心など、
彼女の慎重さをうかがわせる描写が、面白かったです。
そんなコンゴウ様が、メンタルモデルの成果に高揚しているというのも、
またニヤリとしちゃう所ですかね。
一方、2501・・・
フランセットが察知した接近する艦隊。
いったい何の目的で、コンゴウ艦隊と401が戦闘中の海域へ
近づいているのか、かなり気になりますね~。
ロムアルドの言うように、ゾルダンたちと同様、旗艦装備の確認
ということなのか、はたまた別の目的があるのか・・・?
ここで、401を確実に叩いておきたいということは考えられますけど、
はたして、わざわざ出向いてくるものなのでしょうかね。
それにしても、2501でも、クルー間の信頼関係を感じられる場面があり、
401との共通点を見られた気がするのは、興味深い所でした。
海底に沈んだ重巡・・・
アシガラさんの艦体が、損傷の大きさをハッキリと見せつけてくれますが、
そんな痛々しい姿とは対照的に、メンタルモデルを再構築したアシガラさん、
可愛い可愛い(^∇^;
少ないナノマテリアルを使用しているためか、小さな体で愛らしい姿に。
艦体との対比で、何とも奇妙な感じでしたけど、無事なようで一安心かな。
いや、401に撃沈されたとき、腕だけになって朽ちていったじゃないですか。
それが、この可愛い生き物になってるのだもの(^^;
しかも、服装は巫女服っぽいものになっています。
これが本来の、生徒会仕様ではないアシガラさんなのでしょうか・・・
10巻表紙が、このスタイルでしたよね。
などなど、手負いとなった401でしたが、
一丸となったクルーたちの信頼関係が、頼もしい話でありました。
気になるのは、いおりさんの孤立、そして迫り来る艦隊のことですね。
ここからの戦いで、いおりさんにトラブルが起きないか、
また、迫る艦隊が何を目的としているのかわからないのも、不安要素。
戦いの行方は、いったいどうなってしまうのか?
群像は間に合うのか? 諸々が気になりつつ、今後も楽しみです!
今月のアド探~・・・ はないようなので、余談を。
401がダメージを受けた際、いおりさんを守るためか、
ちびイオナ弐号が、クッションのような役割を担うため、
体をグニョグニョにしていたあたりは、ナノマテリアルの便利さを
見せつけてくれて、SF的に面白い部分でした。
そして何より、「リサイクル品」ちゃんの可愛らしさが素晴らしい(ぇ
まさに、“お人形”のようなお手頃サイズの愛らしさに加え、
敬礼する姿がね、とてもよろしかったですよ!