2015年2月号
今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら
今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら
今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら
今月の『ドリフターズ』感想はこちら
表紙は、『蒼き鋼のアルペジオ』より、コンゴウ様!
しかも、女王様のようなお姿で、威風堂々。
赤と黒のイメージが強烈ですね~強そう。
『リュウマのガゴウ』 (宮下裕樹 先生)
新章スタート! 今度の主役は、子供?
異様な片目をもった泣き虫な少年、その名は・・・
年長の少年マリオ、姉と思しき少女、そして大人2人の集団で、
何やら隠れながら、各地を転々としている様子ですが、いったい何者?
なんてことは、容易に想像がつきますけども、大人の1人は彼ですよね?
う~ん、こんなことになってしまったのか・・・
少年の力と精神のアンバランスさを、マリオくんが補う感じになりそう。
2人の関係に注目しつつ、新たなリュウマの物語に、期待です!
『ガーゴイル』 (原作:冲方丁 先生/漫画:近藤るるる 先生)
土方歳三が、八瀬童子に通じている!?
そんな疑惑にざわめく新撰組の一同。
中でも山南さんは、執拗にそのことを問い詰めますが・・・?
さすがに隊長たちも、動揺を隠せない者が多い中、
場を鎮めたのが、近藤さんだったのは驚きましたね~。
いや、だって近藤さんの中身って、“彼女”でしょう?
それはともかく、ここで語られていた「八方門家」の系譜。
ちょっと無理な“つながり”の気もしますけど、それも物語。
土方の特殊な因縁が、どう関わって来るのか・・・ ますます楽しみです。
『それでも町は廻っている』 (石黒正数 先生)
歩鳥の潜在的・根源的な恐怖とは何なのか?
そんなことが判明しそうな今回のエピソード。
冒頭、たっつんが語る田原さん家の戸棚の話が、普通に怖ッ!
それはともかく、歩鳥が怖かったのは「門石梅和の新刊」というので、
静さんが反応していたのは、可笑しかった(^^;
しかし、それ以上に歩鳥が恐れる夢の話は、
やがて夢か現か判断のつかない世界へ迷い込み・・・
という、石黒先生ブシのきいた内容になっていて面白い!
なるほど、彼女の根源的な恐怖、何となくわかった気がしますが、
ここから一体どうなるのか? ただの夢オチにはならなそう?
『超人ロック ラフラール』 (聖悠紀 先生)
コミックス1巻は、1月30日発売!
そんな今回、テトくんの周囲が何やら穏やかならず・・・?
超能力を使えないテトくんと、力を持て余すメルル。
そのことで、メルルが無神経な言葉をかけたことを謝罪して、
わだかまりなく、より関係が深まったような所はよかったですね。
そして、テトくんに「力」がないことの大きな意味とは何なのか?
かなり気になる話が出てきましたけど、それはラフノール消滅と
関係あるのでしょうかね・・・ ロックはどう関わって来るのかなど、
色々と気になって面白いです!
『スピリットサークル -魂環-』 (水上悟志 先生)
とつぜんの告白!?
そんな場面に少年少女の心が揺れまくる展開が、こっ恥ずかしいぞい。
それを聞いてしまったノノさんの反応は、少し可哀想な気もしましたが、
ウミさんがノノさんを気づかいつつ、それでもフータの心に余計な干渉を
しなかったことは、良い友人だな~といった感じで、気持ちよかったです。
そして、フータとルンが見た光景は、何なのでしょうね。
過去生も残り2つ・・・ それを見た先には何が待つのか?
階段を登るように、徐々に明かされる謎に期待しつつ、楽しみです。
『妄想戦士ヤマモト 特別編』 (小野寺浩二 先生)
新装版の上下巻が、2月発売!
そんな今回、特別編3話目ということで、死闘が繰り広げられます。
ついに決勝戦となったカードゲーム「シャイニングロマンサー」全国大会。
山本の相手となったのは、まさかの松下くん!?
「山本の腰巾着」とまで言われる彼でしたが、劣勢からの挽回が凄まじい!
統一感のない少女たちを、一気に融合してしまうSPカードの発動が、
山本を追い詰めることに! ・・・なんて展開が、熱いぞ!!
ここからどう逆転するのか? と思ったら、すごい「逆転の一手」が出てきて
大笑いでしたわ゜(*゜´∀`゜)゜ いいのかそれで!?
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
【新シリーズ開幕!】
●ますらお 秘本義経記 (北崎拓 先生)
源義経を描く物語の新章は、屋島の戦い!
平家の船に掲げられた扇を射ぬけるか否か?
というのは、有名な場面ですけど、同時に、義経の郎党の1人も
命を落としているのですよね・・・ 佐藤継信が。
ゆえに弟・忠信が、扇を射ようと名乗りを上げるのも当然ですが、
義経は冷静に忠信の腕を推し量り、申し出を却下しています。
かわりに、白羽の矢を立てられたのは・・・ こちらも有名なあの人物。
今回の物語が、彼のモノローグから始まっていたのは、
彼が八島の立役者のようなものだからでしょうかね。
それとも、何か別の意味でもあるのでしょうか。
それはともかく、その1年前、京で義経たちが宴を催す中、
やって来た吉次が、忠信に語った“真意”に背筋が凍る思いでした。
奥州藤原氏、源頼朝、その両者の思惑のはざまで揺れる義経の心。
その心を誘導するかのような言動を駆使する吉次が、不気味ですね。
そして、平家側も平宗盛をはじめ、知盛や教経など、
有名どころが顔をそろえる中、まさかの人物の登場に驚きました!
彼が、このシリーズでどのような役割を担うのか、がぜん期待です!!
【最終回!】
●ソレミテ (漫画:小野寺浩二 先生/総合P:石黒正数 先生)
コミックス3巻、2月28日発売! ですが、最終回!?
ということで、最後を飾る霊の探索場所は・・・ 少年画報社ふたたび!
灯台もと暗し、青い鳥はそこにいた、と言わんばかりの原点回帰。
しかし、そのおかげで、ついにある「答え」へとたどり着くのですが・・・
確かに、これまでのロケの中でも屈指の怖さ(面白さ)を誇っていた
ような気がする画報社の探検でしたけど、今回はいかに?
心霊写真が出てきたり、暗闇におびえたり・・・ と思いきや、
これまでの経験が活かされてしまい、そう簡単に怖がらなくなってしまった
小野寺先生と石黒先生に笑゜(*゜´∀`゜)゜ 強くなりましたね(何様)
なので、そんなことではいけないと、奥の手まで用意していて、
期待が高まりましたが・・・ ある意味、期待を裏切らない展開で、
ソレミテらしいといえば、らしかった!
そして、そこから、ついに石黒先生が「答え」を得るのですが、
何とも欺瞞・・・もとい希望に満ちた描写が、清々しかったですね!・・・ね!
などなど、最後は“希望”を見出してのシメとなった本作品。
私は、霊を探すというコンセプトには、さほど期待しておらず(失礼)、
むしろテンポよくテンション高めの作風に、面白味を感じていました。
なので私としては、小野寺先生と石黒先生による、おもしろスポット探訪記
のような作品も読んでみたいな~なんて考えてしまったり(^^;
とはいえ、割と「怖さ」を感じられた場面もあったので、
本作のそうした面にも、侮れない面白さがありましたね~。
そんなこんなで、最終回。
正直、かなり楽しんでいた作品でしたので、終了は残念でもありますね・・・
2月28日発売のコミックス3巻には、描きおろしもあるらしいので、期待です。
といった感じで、楽しませていただきましたー!
【新連載!】
●ストーリーズ ~巨人街の少年~ (大井昌和 先生)
『起動帝国オービタリア』が装いを新たに、再始動!
新章の主人公は、アキナケス!
彼の少年時代、不思議な少女との出会いから始まる物語・・・
ということになりそうですね。
「白銀の飛空艇」に追われる「雲の目の娘」。
と思いきや、その後ろにはオービタリア「白銀の神無国」が!?
そこまでして追わねばならない少女の正体とは・・・
と、気になる冒頭シーンから、アキナケスの住む「黒鉄の暫国」へ。
アキナケスは少年時代でも、漢気あふれる好男子のようで、
そのあたりの魅力で、物語に引き込んでくれそうです。
そして、追われる少女・ル=クィンが求める星剣・・・
「白銀」に乗っている傭兵を率いる女性・クロウ=ゲンなど、
気になる要素が色々出てきつつ、さて、どうなりますかなお話でした。
アキナケスとル=クィンの邂逅が描かれた第1話。
星剣をめぐる旅となるのでしょうか?
アキナケスが「黒鉄」でのし上がってゆく物語にもなりそうですが、さて。
いったいどうなってゆくのか、そして前作とのつながりは出てくるのかなど、
気になりつつ、今後も楽しみです!