五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ ヤングキングアワーズ 感想

2015年01月06日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

2015年2月号

 

 今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら
 今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら
 今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら
 今月の『ドリフターズ』感想はこちら

 表紙は、『蒼き鋼のアルペジオ』より、コンゴウ様!
 しかも、女王様のようなお姿で、威風堂々。
 赤と黒のイメージが強烈ですね~強そう。
 
 

 『リュウマのガゴウ』 (宮下裕樹 先生)

 新章スタート! 今度の主役は、子供?
 異様な片目をもった泣き虫な少年、その名は・・・

 年長の少年マリオ、姉と思しき少女、そして大人2人の集団で、
 何やら隠れながら、各地を転々としている様子ですが、いったい何者?

 なんてことは、容易に想像がつきますけども、大人の1人は彼ですよね?
 う~ん、こんなことになってしまったのか・・・
 少年の力と精神のアンバランスさを、マリオくんが補う感じになりそう。
 2人の関係に注目しつつ、新たなリュウマの物語に、期待です!

 

 『ガーゴイル』 (原作:冲方丁 先生/漫画:近藤るるる 先生)

 土方歳三が、八瀬童子に通じている!?
 そんな疑惑にざわめく新撰組の一同。
 中でも山南さんは、執拗にそのことを問い詰めますが・・・?

 さすがに隊長たちも、動揺を隠せない者が多い中、
 場を鎮めたのが、近藤さんだったのは驚きましたね~。
 いや、だって近藤さんの中身って、“彼女”でしょう?

 それはともかく、ここで語られていた「八方門家」の系譜。
 ちょっと無理な“つながり”の気もしますけど、それも物語。
 土方の特殊な因縁が、どう関わって来るのか・・・ ますます楽しみです。

 

 『それでも町は廻っている』 (石黒正数 先生)

 歩鳥の潜在的・根源的な恐怖とは何なのか?
 そんなことが判明しそうな今回のエピソード。

 冒頭、たっつんが語る田原さん家の戸棚の話が、普通に怖ッ!
 それはともかく、歩鳥が怖かったのは「門石梅和の新刊」というので、
 静さんが反応していたのは、可笑しかった(^^;

 しかし、それ以上に歩鳥が恐れる夢の話は、
 やがて夢か現か判断のつかない世界へ迷い込み・・・
 という、石黒先生ブシのきいた内容になっていて面白い!
 なるほど、彼女の根源的な恐怖、何となくわかった気がしますが、
 ここから一体どうなるのか? ただの夢オチにはならなそう?

 

 『超人ロック ラフラール』 (聖悠紀 先生)

 コミックス1巻は、1月30日発売!
 そんな今回、テトくんの周囲が何やら穏やかならず・・・?

 超能力を使えないテトくんと、力を持て余すメルル。
 そのことで、メルルが無神経な言葉をかけたことを謝罪して、
 わだかまりなく、より関係が深まったような所はよかったですね。

 そして、テトくんに「力」がないことの大きな意味とは何なのか?
 かなり気になる話が出てきましたけど、それはラフノール消滅と
 関係あるのでしょうかね・・・ ロックはどう関わって来るのかなど、
 色々と気になって面白いです!

 

 『スピリットサークル -魂環-』 (水上悟志 先生)

 とつぜんの告白!?
 そんな場面に少年少女の心が揺れまくる展開が、こっ恥ずかしいぞい。

 それを聞いてしまったノノさんの反応は、少し可哀想な気もしましたが、
 ウミさんがノノさんを気づかいつつ、それでもフータの心に余計な干渉を
 しなかったことは、良い友人だな~といった感じで、気持ちよかったです。

 そして、フータとルンが見た光景は、何なのでしょうね。
 過去生も残り2つ・・・ それを見た先には何が待つのか?
 階段を登るように、徐々に明かされる謎に期待しつつ、楽しみです。

 

 『妄想戦士ヤマモト 特別編』 (小野寺浩二 先生)

 新装版の上下巻が、2月発売!
 そんな今回、特別編3話目ということで、死闘が繰り広げられます。

 ついに決勝戦となったカードゲーム「シャイニングロマンサー」全国大会。
 山本の相手となったのは、まさかの松下くん!?
 「山本の腰巾着」とまで言われる彼でしたが、劣勢からの挽回が凄まじい!

 統一感のない少女たちを、一気に融合してしまうSPカードの発動が、
 山本を追い詰めることに! ・・・なんて展開が、熱いぞ!!
 ここからどう逆転するのか? と思ったら、すごい「逆転の一手」が出てきて
 大笑いでしたわ゜(*゜´∀`゜)゜ いいのかそれで!?

 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

【新シリーズ開幕!】
●ますらお 秘本義経記 (北崎拓 先生)

 

 源義経を描く物語の新章は、屋島の戦い!

 平家の船に掲げられた扇を射ぬけるか否か?
 というのは、有名な場面ですけど、同時に、義経の郎党の1人も
 命を落としているのですよね・・・ 佐藤継信が。

 ゆえに弟・忠信が、扇を射ようと名乗りを上げるのも当然ですが、
 義経は冷静に忠信の腕を推し量り、申し出を却下しています。
 かわりに、白羽の矢を立てられたのは・・・ こちらも有名なあの人物。

 今回の物語が、彼のモノローグから始まっていたのは、
 彼が八島の立役者のようなものだからでしょうかね。
 それとも、何か別の意味でもあるのでしょうか。

 それはともかく、その1年前、京で義経たちが宴を催す中、
 やって来た吉次が、忠信に語った“真意”に背筋が凍る思いでした。
 奥州藤原氏、源頼朝、その両者の思惑のはざまで揺れる義経の心。
 その心を誘導するかのような言動を駆使する吉次が、不気味ですね。

 そして、平家側も平宗盛をはじめ、知盛や教経など、
 有名どころが顔をそろえる中、まさかの人物の登場に驚きました!
 彼が、このシリーズでどのような役割を担うのか、がぜん期待です!!
 
 
 

【最終回!】
●ソレミテ (漫画:小野寺浩二 先生/総合P:石黒正数 先生)

 

 コミックス3巻、2月28日発売! ですが、最終回!?

 ということで、最後を飾る霊の探索場所は・・・ 少年画報社ふたたび!
 灯台もと暗し、青い鳥はそこにいた、と言わんばかりの原点回帰。
 しかし、そのおかげで、ついにある「答え」へとたどり着くのですが・・・

 確かに、これまでのロケの中でも屈指の怖さ(面白さ)を誇っていた
 ような気がする画報社の探検でしたけど、今回はいかに?

 心霊写真が出てきたり、暗闇におびえたり・・・ と思いきや、
 これまでの経験が活かされてしまい、そう簡単に怖がらなくなってしまった
 小野寺先生と石黒先生に笑゜(*゜´∀`゜)゜ 強くなりましたね(何様)

 なので、そんなことではいけないと、奥の手まで用意していて、
 期待が高まりましたが・・・ ある意味、期待を裏切らない展開で、
 ソレミテらしいといえば、らしかった!
 

 そして、そこから、ついに石黒先生が「答え」を得るのですが、
 何とも欺瞞・・・もとい希望に満ちた描写が、清々しかったですね!・・・ね!

 などなど、最後は“希望”を見出してのシメとなった本作品。
 私は、霊を探すというコンセプトには、さほど期待しておらず(失礼)、
 むしろテンポよくテンション高めの作風に、面白味を感じていました。

 なので私としては、小野寺先生と石黒先生による、おもしろスポット探訪記
 のような作品も読んでみたいな~なんて考えてしまったり(^^;
 とはいえ、割と「怖さ」を感じられた場面もあったので、
 本作のそうした面にも、侮れない面白さがありましたね~。

 そんなこんなで、最終回。
 正直、かなり楽しんでいた作品でしたので、終了は残念でもありますね・・・
 2月28日発売のコミックス3巻には、描きおろしもあるらしいので、期待です。
 といった感じで、楽しませていただきましたー!
 
 
 

【新連載!】
●ストーリーズ ~巨人街の少年~ (大井昌和 先生)

  

 『起動帝国オービタリア』が装いを新たに、再始動!

 新章の主人公は、アキナケス!
 彼の少年時代、不思議な少女との出会いから始まる物語・・・
 ということになりそうですね。

 「白銀の飛空艇」に追われる「雲の目の娘」。
 と思いきや、その後ろにはオービタリア「白銀の神無国」が!?
 そこまでして追わねばならない少女の正体とは・・・
 

 と、気になる冒頭シーンから、アキナケスの住む「黒鉄の暫国」へ。
 アキナケスは少年時代でも、漢気あふれる好男子のようで、
 そのあたりの魅力で、物語に引き込んでくれそうです。

 そして、追われる少女・ル=クィンが求める星剣・・・
 「白銀」に乗っている傭兵を率いる女性・クロウ=ゲンなど、
 気になる要素が色々出てきつつ、さて、どうなりますかなお話でした。

 アキナケスとル=クィンの邂逅が描かれた第1話。
 星剣をめぐる旅となるのでしょうか?
 アキナケスが「黒鉄」でのし上がってゆく物語にもなりそうですが、さて。
 いったいどうなってゆくのか、そして前作とのつながりは出てくるのかなど、
 気になりつつ、今後も楽しみです!
 


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