五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがホーム 感想②

2009年07月04日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2009年8月号 のつづきです。

 ①は、『恋愛ラボ』の感想です。

 

 今月号で、私の「お気に入り」作品が2つも完結してしまいました!

 今後、雑誌としての方向性や“色”が変わっていくのでしょうか?

 他にも終了しそうな作品が、ちらほら見受けられますし・・・

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

●ヨメけん (ほへと丸先生)

 いつもどーりに、ゆる~い学園生活・・・なのに、最終回(ToT)

 

 しかも、ここでプール回!

 サト部長の水着姿がまぶしいぜ!!

 ひなた先生も、水着着てほしかったー!!!

 

 アリカは、絵で見る限りでなら、けっこう凹凸あるのでは?・・・偽装??(ぉぃ

 むしろ、ルイさんの方が絵だけなら、ずんど・・・ハッΣ(´Д`;≡;´Д`)キョロキョロ

 

 などなど、いつものよーな『ヨメけん』的日常風景が

 くりひろげられております。(水着の話しかしてないよ?)

 

 

 しかし、これにて完結!

 人気者な美人教師・ひなた先生が、じつは家事ベタで

 それを隠しながら、花嫁修業をすべく立ち上げた秘密の活動『ヨメけん』!

 

 折り紙部の復活のため、「ヨメけん」乗っ取りをもくろみ入部したアリカとサトや、

 家事万能・主婦能力がとびぬけたルイ、運動神経抜群のワイルド少女カナ

 空気のような存在感の男子部員・高崎その高崎くんを追って入部してきた

 令嬢ややといった登場人物たち。

 

 ここらへん、軸となるキャラクターがブレていた印象があったりして、

 そのあたりがストーリーの流れの「よどみ」になっていたかも?

 なんて思ってしまったりするのですが・・・

 それでも私は好きな作品だったのです!

 

 

 連載開始時からず~っと「お気に入り」で、毎月楽しみにしていたし、

 コミックス化を今か今かと待ち続けていた作品だったのに・・・くぅ(>_<)

 

 ふだんはゆる~い雰囲気だけど、時折ビシッと引き締まる話があったりして、

 4コマ的にも物語的にも、よい作品であったと思います。

 カナさんの退部エピソードや、先生が決意を見せた話など、

 「時間が進んでいる」ことを感じさせる話は、とくにお気に入りでした。

 

 ラストもそうした話になるのかと思いきや、そこは『ヨメけん』らしい終わり方。

 これはこれで、よい感じの完結・・・だったかな?

 

 ひなた先生の花ヨメ修行の成果や、ややすけ・高崎くん・先生の関係などなど、

 まだまだ読み足りない!・・・と個人的には思うのですが、

 それでも、これにておしまい!

 楽しませていただきました!!!

 

 

 

●ぷちたみ (やちこ先生)

 こちらも、最終回!(ToT)

 そして、こちらも大好きな作品でしたー!!

 

 瀬崎先生のお見合いです!

 生徒たち大好きな瀬崎先生だけど、もし結婚となれば退職するやも?

 そんな状況を心配する生徒たち。

 

 お見合いの相手となる男性は、なかなかの好青年。

 いや、中身も立派な方ですね。

 

 

 「自分の奥さんにはできれば 家庭に入ってほしい」

 これだけ聞いて、古臭い価値観の頭の固い男やな~、と思っちゃう人も

 いるかもだけど、きちんと自分の考えを伝えるのは大切なこと。

 

 それに彼は、だからといって「仕事辞めてくれ」とは言わない人でした。

 それだけでなくて、ものすごくお見合い相手(瀬崎先生)のことを、

 短い時間の中で理解していた男性だと思います。

 たぶん、相手のことを誠実に見極めようとしていたのだろうな~・・・

 

 いや、こんな人、なかなか出会えないのでは?瀬崎先生(^◇^;)

 それでも、瀬崎先生の「プチタミ」は・・・生徒たちでした!

 それでこそ!・・・という感じですねえ(^O^)

 

 

 この作品は、「瀬崎先生の生徒たちラブ!」な様子を楽しむ要素が中心。

 

 でも、実際こんな人がいると、慕ってくれる子もいるだろうけど、

 距離をとっちゃう子もいると思うんですよね(^^;)

 

 それなのに、この作品世界では「生徒が第1!」と、奇行まじりに張り切る

 ある意味〝理想的〟な教師と、彼女を本当に慕っている生徒たち

 という関係性が、見事な〈あたたか世界〉を創りあげています。

 

 この雰囲気が本当に好きで、毎月終盤に掲載されている本作品を読むことで、

 「まんがホーム」を読んでいるな~・・・なんて実感を味わっていたものです。

 

 ユウヒくんや、中澤さんなどの個性あふれる生徒たちも、

 いい味出していましたよ~(o^∇^o)

 

 うーん、この「ぷちたみ」空間をもう味わえないのかと思うと、残念であります!

 でも、楽しませていただきました!

 

 

へつづきます。

 


◆ まんがホーム 感想①

2009年07月04日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2009年8月号

 あとで手直しするかも(^^;)長文すぎるので・・・

 とか言っておいて、ちょっとだけ文をつけ足したり(・・;)

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

●恋愛ラボ (宮原るり先生)

 サヨ、いじられまくるの巻!

 

 いじられまくる・・・なんて、エロスな響き!!(マテ

 今回はサヨが、あの手この手で生徒会メンバーにいじりたおされます。

 ・・・ある意味、ワタシ的・至福回゜+.(・∀・)゜+.  ←輝いてます

 

 リコの提案に、マキスズエノまでが

 笑顔で賛同しているのがおかしかった!。゜(*゜´∀`゜)゜

 

 

 そして始まる“地獄”のサヨいじり!

 サヨにゃ“地獄”でも、他4名にとっちゃ“天国”か・・・生き生きしすぎ!

 

 女性3人よればかしましい・・・とは申しますが、

 女子中学生が5人集まれば・・・そこにあるのは、かしましパラダイス?(^^;)

 いやすごいすごい、あのクールなサヨが形無しでございます。

 

 メガネなしのサヨは想像どおりでしたが、

 スズも胸ときめかせるほど、「小鹿」になってしまったのには

 私の胸も、ときめきトゥナイト!(意味不明)

 

 あと、「サヨ vs 棚橋さん(兄)」はぜひ観てみたいですね、特等席で。

 そして、エロス~エロ・コール(手拍子付き)には、めっさ笑わしてもらいました!

 ちなみに、私は「甘く危険なバブル体験☆」を推しておきますよ?(ぇ

 

 

 そんな笑い笑いの連打で、ラストにもよいオチがついてきましたが、

 前回に引き続き、これでサヨと他メンバーの距離感が

 一気に縮まった雰囲気がありますね(^O^)

 

 サヨはエノ以外の面々には、

 どことなく離れた関係をたもっていた感がありました。

 生徒会に参加したのも、「エノがいるから」という理由が大きかったでしょうし。

 

 今までクールにツッコミ役をこなし、冷笑的でさえあった彼女が、

 今回は他のメンバーにいじられまくる!

 これは、一種の「洗礼」ということでよいのかな?

 

 今までもピュア・スズに弱かったり、彼氏ネタでからかわれることにより、

 メンバー間でのパワーバランスがうまい具合に安定していましたが、

 それでも、どこかサヨには距離感がありました。

 

 それが前回での信頼感の「熟成」と、今回の「洗礼」によって、

 完全にサヨが生徒会に溶け込んだ・・・そんな風に感じます。

 

 

 冒頭で、マキは言っていますね。

 「(自分のことは)生徒会のみんなが 一番よく知ってくれてますもの」

 

 これこそが信頼感。

 きっとサヨも、エノ以外の「信頼の糸」を見つけたことでしょう。

 さあ次は、“大河な盛り髪”に挑戦だー!!(ちがう

 

 トビラの生徒会5人が、

 いつも以上に〝同じフィールド〟にいるように見える。

 そんな印象を抱きながら眺めつつ・・・今後も楽しみであります!

 

 

 

●恋愛ラボ 〈番外編〉 

 特別2本立て!

 エノサヨの昔話です!

 

 うーむ、さすが宮原先生!

 という感じの、少女の心の機微をうまく描いた短編になっていますね。

 

 エノが、まだサヨとそれほど仲を深めていなかった頃。

 それでも、「仲よし」であるかどうかを迷うくらいの微妙な時期のお話。

 

 

 「仲よしの友達」

 ・・・似たようなアンケート、あったな~。

 

 アンケートに答えるエノの心情は、何となく察せるような気がします。

 他人の回答を知れば、微妙な気持ちになったりもするでしょうし。

 ここらへんは、サヨの感覚でしょうか。

 

 図書室の風景。

 窓に向かって、光が当たるエノ。

 反対に、影になっているサヨ。

 

 この時、サヨはやはり「さみしげ」に見えます。

 おそらく、背景が描かれている点が効果になっているのでしょうね。

 このページの描き方には、なんだか感じ入ってしまいました。

 

 これは、一種の「告白」シーン・・・ですよね。

 サヨのエノに対する「告白」。

 いや、真面目によいシーンだと思います。

 

 

 そして、エノの純粋さ。

 これがまた何とも、ほほ笑ましい(●^o^●)

 

 サヨは、「さみしげになんてしてないしっ」なんて言い張っていましたけど、

 エノのとった行動に〝竹の花〟を咲かせていたところを見れば、

 やっぱりさみしかったし、そして嬉しかったのだろうな~・・・と思えます。

 

 サヨって、自分のことを「照れ屋」とか「さみしがり屋」などと

 評されるときに、やたら焦りますよね~。

 

 自分を「そんな風に見ないでくれー!」という感覚なのか。

 それとも図星をつかれて、まいっているのか(^◇^;)

 

 

 いずれにせよ、これがエノとの「仲よし」エピソード。

 本当、いいコンビだよ! そんな2人の絆を感じてしまいました。

 

 サヨの〝竹の花〟を目撃できるのは、

 彼女が信頼を置いた相手だけ・・・なのでしょうね。

 

 こうした〈番外編〉、いろいろ読んでみたいですね。

 そして、コミックス3巻が待ち遠しい!

 当然、今後も楽しみであります!

 

 

へつづきます。