五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 『恋愛ラボ』3巻 感想

2009年07月07日 | ◆4コマ漫画 感想

↓ 宣伝用イラストということで、使用させていただいております。

Lovelab3_s1

 『恋愛ラボ』と書いて、「ラブラボ」。

 作者は、宮原るり先生。(サイト:ヘッポコロジー

 とにもかくにも注目な作家先生のお1人です。

 

 

【あらすじ】

 とある私立女子中学校の生徒会。

 そこで行われている「恋愛研究」を中心に、

 女子生徒たちの学園生活を描くコメディ4コマ漫画。

 ・1巻感想 ・2巻感想

 

 恋にあこがれ、男性との接点がないためか、ズレまくった恋愛感覚をもつ

 生徒会長・真木夏緒(マキ)の妄想はじける「恋愛研究」に、

 会長補佐・倉橋莉子(リコ)が激しくツッコミを入れる日々。

 

 書記・棚橋鈴音(スズ)副会長・榎本結子(エノ)、会計・水嶋沙依理(サヨ)

 といったメンバーを加えた乙女たちの、笑いあり・事件あり・友情ありな物語!

 最近は、「恋愛実践編」として男性キャラクターとも接点が・・・

 

 

【物語】

 「男子をドキッとさせるテクニック!」

 「(現実の)男子との接し方!」

 「男子に好感をもたれる食事の仕方!」

 「乙女に変身!〝女の子らしさ〟を身につけろ!」(これはちがう?)

 

 などなど、まだまだ尽きない「恋愛研究」課題!

 新聞同好会の2人が暗躍する最中にもかかわらず、

 相変わらずマキは妄想暴走爆走中で、笑わせてくれます。

 

 さらに、ツッコミ役であるリコの“暴走”やサヨのピンチなどなど、見どころ満載!

 男子との接点も着々と増加中で、目が離せない展開続出です。

 

 

【感想】

(総合感想)

 「笑い」という要素が中心のコメディ4コマ漫画ではありますが、

 新聞同好会をめぐっての事件の予感と緊張感、

 そして男子との接点に恋の予感とワクワク感など、

 様々な感情のベクトルが織り交ざった見事な物語となっている印象です。

 

 そして何より私が注目する要素は、登場人物たちの信頼感の〝醸成〟。

 今回のサヨを中心としたエピソードでは、生徒会メンバーの結束がさらに

 固められた気がして、「嬉しさ」という感情がわき上がる感覚を覚えました。

 

 この作品では、「笑い」と同時に「嬉しさ」を感じることが多いですね。

 ここらへんが、大きな魅力となっているように思います。

 (私としては宮原先生の作品全般に、同様な印象を持ちます)

 

 

(いろいろ感想)

 雑記風にプチ感想(特典の話などいろいろ・・・)

 ここでも書いていますが、トビラ絵が素晴らしい!

 緑いっぱいな風景の臨場感はもちろん、2人の表情・ポーズがよすぎです。

 

 リコが無防備にマキに寄りかかり、そのリコを支えつつ柔らかくほほ笑むマキ。

 場面の清涼感が、2人を静かに際立たせるような雰囲気。

 「寄りかかる・支える」というのは、信頼感の象徴なのではないかな~、

 なんて考えてしまったりしました。

 

 

『まんがホーム』連載時感想 (ネタばれあります)

・ バイオ・ハ〇ード!かゆうま・・・ (2008年12月号)

・ リコ&マキ、その禁断の・・・ (2009年1月号) (※)

・ おそるべき乙女パワー! (2009年2月号)

・ スズは、「重力」に負けないっ! (2009年3月号)

・ 我が女神・・・大降臨!!! (2009年4月号)

・ アルパカ少女、その旅立ちによせて・・・ (2009年5月号)

・ ピンチ対策会議! (2009年6月号)

・ 救出作戦! そして「花」咲く藤の園・・・ (2009年7月号)

  

(※) 連載時は、コミックス15ページと41ページの部分がつながっていました。

    16ページは書き下ろしの加筆部分になるのかな?

・ 好感をもたれる食事 『まんがタイムオリジナル』(2009年2月号) 3行

 

 

◆ 『恋愛ラボ』3巻 感想つづき  ※ネタばれ含む感想になります。

 ・・・へ、つづきます。

 

 ここでも書きましたが、今後の「実践編」はいろいろ気になりそうな展開?

 とにもかくにも、面白い!