"降れば土砂降り"と言う言葉通り,一度体調を崩すと立て続けに悪い事が続く。
腎臓結石が無事に排出されて一安心したのも束の間、今度はお臍に水膨れが出来た。お臍に違和感を感じたので、触って見たらマメの様な水膨れが出来ていた。私のお臍は皮下脂肪が厚く、凹べそなので水膨れが出来ても出っ張らない。しかし2~3日も経つと水膨れはどんどん膨らんで半円状に出っ張って来た。高血圧の治療で通院した折り、膨れ上がったお臍を見せたら医者は驚いて、私は見た事が無い、初めて見ました、と云う。更に此の症状は皮膚科の先生に見て貰った方が良いと言われた。
そこで皮膚科の医院で看て貰ったが、皮膚科の先生も初めて見る症状だと云う。一応針で突っついて水は抜いたが、お臍は内臓の異変を表す事も有るので、内科の先生に精密検査を受けなさい、との事で又内科の先生の所へ戻った。
改めてエコー検査をしたのだが、幸いにも内臓には此と言った異常は見つからなかった。ついでに腎臓の結石も調べて貰ったが矢張り結石は有った。
何が原因で水膨れが出来たのかは、判らず仕舞いだったが、色々思い返して見たら心当たりが一つ思い浮かんだ。水膨れに気づく前日、椅子の背もたれを倒してウトウトと昼寝をした時、真夏並の日差しに照らされて寝てる間に大汗を掻いたのだ。その汗がお臍の窪みに溜まり、レンズの働きをしたらしいのだ。目覚めた時お臍の辺りが妙に暑かったのだが、どうやら其の時に火傷をしたらしい、と思い当たった。
その後、何日かはお臍もシクシク痛んだが、傷口が乾いたら痛みも無くなりお臍も普通の状態に戻った様だ。
しかし お臍を火傷するなどいうドジな人間は、そう滅多には居ないだろう。医者が初めて見た、と言うのも頷けし、余りのドジさに我ながら情けなくなった。