10mを超える巨岩です 撮影日;2010.4.25
添村北野の牛ヶ峯地内には、巨岩大石が累積しています
岩屋桝型は一枚岩の巨岩が自然の節理によって分裂したものです
岩屋から少し登っていくと「枡型」と呼ばれる大岩が有ります
屹立した岩の断崖絶壁に桝の形が切り込まれています
大日如来を彫ったノミとツチが納められていました
枡型は本来仏像を安置する石の厨子(=石龕)です
転がり落ちた下方の岩(岩屋)には、丈六尺の大日如来像が刻まれ、その底部を岩窟にして護摩壇が設けられています
「金剛界大日如来線刻磨崖仏」
室町時代初期の作で、像高は約2m
高さ6m・幅13m・奥行き6mの巨石に彫られています
その下に岩屋(岩窟)があり、護摩壇が有ります
この岩窟は「岩屋寺」という寺だったそうです
この地域一帯はみやまと呼ばれていました
中世以前の南都春日社境北野都杣の跡と考えられています
牛ヶ峰善龍寺の僧はここにこもって山居したそうです
★所在地;山辺郡山添村北野牛ヶ峯
★交通;近鉄奈良駅より 山添方面行きバスで「大橋」下車 徒歩50分
★駐車場;有ります(牛ヶ峯共同墓地のP)
★入場料;見学自由
★問合せ;0743-85-0049(山添村教育委員会事務局)
少し北に布目ダムが有ります
参考;tetsudaさんのブログ