明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



日々を積み重ねながら作っていると、積み重ねているのだから毎日が人生上の最突端。先週より今週、昨日より今日ということになる。モチーフ、手法を変えながら作って来たが、あの頃のあれが一番良かった、という人はいるが、作っている本人からすれば、最突端が一番である。 毎年大晦日のブログで昨年まで出来なかった、思いつかなかったことをやったか、と振り返るのを恒例としているが、去年と今年が同じであればただ一つ歳を取っただけ、なんて恐怖でしかない。 一昨日ブログで小3の時の担任教師の一言が、独学我流者となる遠因になった、と書いたが、小4で母にねだって読んだ大人向けの『一休禅師』。〝門松は冥土の旅の一里塚 目出度くもあり目出度くもなし” 初めて聞く言葉にいたく感心した小学生だったが、その一休和尚こそが、本日が人生の最突端、というオメデタイ私を作ったのではないか。という気がしてきた。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 経行像 一日 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。