明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



T屋で朝食を食べながら再びかみさんと「牡丹灯籠」の打ち合わせ。19歳の大学生、末娘のAチャンのスケジュールが未だ微妙である。深川江戸資料館の展示は8月10日からだから、7月中に撮れればなんとか間に合うのだが。 その後、母が通ったデイサービスに料金を支払いに行く。またお世話になることもあるかもしれないが、通うのをホントに楽しみにしていた。所長さんに、施設内を案内してもらう。職員に光子さんの息子さん、と紹介されると笑顔で会釈してくれるが、つい笑顔を深読みしてしまう。以前、文庫版の重松清さんの「ビタミンF』の表紙は施設の脇で撮影したんだぜ、と母に見せたら、翌日なくなっていた。きっと持って行ったに違いない。 その後図書館へ。改めて曾我蕭白の『寒山拾得図』。何がヘンって、背景の岩がすでにヘンである。何かの結晶のような岩。どこかへ行って実際の岩壁でも撮影してこよう、と思っていたが、自然な岩肌よりも、蕭白ほどでないにしても“奇岩”を自分で作った方が収まりは良いような気がして来た。 街を歩いていたら道端に竹箒が立てかけてあった。じっと観察する、拾得には付き物である。 来月谷中の全生庵と深川江戸資料館に三遊亭円朝を展示するので、もう一体をそろそろ作り始めないとならない。

HP


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