明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



予定としては元旦から作り始めるつもりであったが、年末にちょっと冴えないことがあってぼんやりしていたが、本日なんとか半分立ち上がった。 三遊亭円朝の顔ようやく不明な点が解決した。円朝の肖像は何パターンかあるが、写真から起こした有名な絵は実際より上下に圧縮されている。鮮明な写真に不鮮明な写真と角度違いのものがある。一枚の写真で円朝はこんな顔、というのは簡単だが、立体にするのだから、ちょっとした角度の違う写真を照らし合わせ、顔の凹凸を判断しなければならない。不鮮明だと、鉄腕アトムの角や、矢吹丈や花形満の前髪のような矛盾を生ずる場合がある。しかし、ながらく不明だった点がようやく判明した。爪の先程の話であるので詳しくはかかない。結局今年もこんなことで一喜一憂の日々になるのであろう。  友人には九代目團十郎だ、三遊亭円朝だ、などとまたマニアックな、といわれるが、両人ともかつての超が付く大スターである。私はいつも好き勝手な物を作っていると思われがちであるが、作り始めた当初から、常にウケを狙って制作しているのである。はたから見るとそうは見えないというのが、なんとも不思議でならない。いやマジで。
HP



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