散歩から帰って相撲を観た。
最近は妻が相撲に凝って錦木を贔屓にしていて、TV放送が佳境に入る4時過ぎからはTVに釘付けになっていて晩飯の支度をしない。
全くしないと自分も飯にありつけないから煮物をストーブの上に載せている。
最近の相撲は群雄割拠で断然強い角力がいないから、誰がヒーローになるか分からなくて面白い。
僕は小兵の力士が早く動いて多彩な技を繰り出すのが好きで、半世紀も前に活躍した旭国のファンだった。
大関まで行ったがクンロク大関と呼ばれた。
風呂に入って出てきたら既に台所に妻の姿はなく、さっさと食べて居間でTVを観ていた。
鯛の刺身、菜花の辛子和え、煮物はおでんで、袋物には海老や茸が入ったのと餅が入ったのがあり、黒はんぺんと牛蒡巻きがあった。
こうなると酒以外ありえず、チロリで湯煎で燗をした。
これが一合のチロリで、多分正八勺くらいは入っていると思うが、大磯の丸窯で焼いた気に入っているぐい吞みに丁度入る量なんだ。
それで4杯呑んでいい気持になっていたが、カルバドスに替えて柿の種と落花生を肴に3杯飲んだから酔いがかなり回った。
8畳に移動して中森明菜を聴いたが、大人になってから声が低く掠れて色っぽい。
松尾和子が色っぽいと思ってアルバムを2枚買ってみたが、中森明菜のほうが色っぽいんで驚いた。
丁度いま聴いている「歌姫4」の「スタンダードナンバー」なんて、多分40代の歌唱だと思うが色っぽくてうっとりする。