たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

愛知県江南市・音楽寺アジサイ祭り(郷土の英雄・村国男依)

2017年06月03日 | その他

昨日散策ドライブの途中立ち寄った、愛知県江南市村久野町寺町の音楽寺(前日の記事参照ください)は、アジサイ寺で今日から境内で「アジサイ祭り」のイベントが開催されます。
音楽寺は飛鳥時代に「壬申の乱の将軍・村国男依(むらくにのおより)が建てた寺院が前身だとされていました。

そのため祭りの期間中、境内に村国男依の解説をパネル展示されていました。

パンフも置いてあり小学生にも分かるような、やさしい解説書で、A4板4ページ2枚と、13ページのマンガ冊子でした。
マンガ冊子は(作画/鮎原洪・あゆはらこう 監修/倉橋寛・くらはしかん)内容が適切で深く、登場する人物は可愛いキャラです。
発行は「まちづくり江南市民会議」、パンフ2枚は会議新聞でした。

江南市は木曽川を挟んで当方が住む各務原市の対岸で、飛鳥~奈良時代にかけて尾張、美濃には村国郷がありました。
当市の鵜沼地区の出身の男依が、壬申の乱で大活躍し、美濃国各務郡村国郷(現在の岐阜県各務原市東部)と、尾張国葉栗郡村国郷(現在の愛知県江南市北部~各務原市南部)を褒美として得た領地ではないか、と思われると説明されています。現町名の村久野町は村国がなまったものだそうです。

郷土の古代史をマンガやパンフで子供にも分かるように解説し、努力されている江南市民に満腔の敬意を表します。わが各務原市は市役所ロビーに男依の塑像があるくらいで残念です。

またパンフの1枚は、豊臣秀吉の重臣として活躍した武将・蜂須賀正勝(幼名小六・この地に育った、出身地はあま市蜂須賀)、前野長康もこの地(江南市前野町)で生まれた人で、詳しい解説がしてありました。
以下の写真はテント内、展示パネルを撮った写真です。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
村国座 (茉那)
2017-06-03 17:02:33
音楽寺が村国男依の建立したお寺との記事を読ませていただきました。
そしてふと「村国座」という古い芝居小屋がこの辺りにあると聞いたことがあるのを思い出して、調べてみました。
やはり各務原市に村国神社があってその境内に今も地域の子供たちが上演する「村国座」が現存するそうですね。
大切に保存されていると書かれていました。誇らしい財産ですね。
仰せのとおりです (corona404)
2017-06-03 21:22:03
茉那さまのお調べ頂いたとおり、村国男依を祭神として合祀されている村国神社の横に村国座が現存し重要文化財です。私は中を見たことがありません。
鵜沼駅そばにある村国真墨田神社も男依が合祀されています。
江南市にも二社あるとのこと、男依はよほど地域に慕われた豪族の武将だったのでしょうね。

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