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歩くことが唯一の趣味ですから。

オカマを狙って

2023-06-03 | Weblog

ものまねライブついでにオカマを見物にいったのが最初だった。いちばん下のリンクをたどると様子がわかるけど、よく見えなかったので再びチャレンジしたときも残念ながら立ち込めたモヤでちっとも見えなかった。三度目の正直で訪ねてきたのだが、やはりモヤがすごい。

いくらなんでも5月なら視界がいいだろう、と思って5月下旬の週末に泊まりがけで蔵王のオカマにアプローチしたのに、初日はどう考えても無理そうだったから代わりにドッコ沼のほうへ。このようにモヤでちっとも見えない。オカマはなおさら視界が悪いだろう。翌日を期することにして正解だったかも。

オカマが見える確率は年間を通じて30%ほどだという。それなら3回も見にくれば1回ぐらい大丈夫なのではと思ったが、いやな予感がしてきたので酒屋に寄り道して夜の飲み物を調達。オカマが見えても見えなくても明くる日はオカマのそばに近づくことに決めて、この日は別のハイキングコースでも歩く。

こんな感じのハイキングコースどこかで見たような気がして、記憶をたどると高1の7月に催された林間学校のオリエンテーリングが志賀高原のこんな場所だった。要するにスキー場のゲレンデ。地図とコンパスを用いてポイントをめぐりながらゴールを目指すうちに、どう考えてもリフトを使うのがショートカットだったから、そのようにしたら夕食のとき先生に「リフトを使った生徒は初めてです!」とみんなの前で言われた。誉めてるのかと思って先生の顔を見たら怒っていた。

さて、オカマのほうはどうなったか。5月は蔵王のロープウェイが設備点検とやらで運休になるので、しかたなくバスで遠回りしてオカマにアプローチする。天気予報では1日目より2日目のほうが天気いいはずだった。だから今度こそオカマが姿を現わすのではないかとオコゲのような執着心でオカマに接近を試みる。

オカマを狙って、いそいそと展望台から見下ろした。ごらんの通り、丸見えだった。秘すれば花とは室町時代のオカマが残した言葉だったか、よく言ったものだ。見えてしまえばオカマなど特にどうということはない。3度目で見えてよかった。これでまた幽玄なモヤに包まれていたら、いつまでもオカマにつきまとうストーカーのようなものに成り果てたかもしれない。危ないところだったと、丸見えのオカマを見下ろして胸を撫で下ろした。

 

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