ブレンド


D850 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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コーヒー豆を何種類も飲み比べている。
ひとつひとつの銘柄が、密閉できる袋に入っている。
それらを冷蔵庫の棚に並べて保存している。
その中から、今回はどれにしようかと決めるのだ。

あっさりしたものや、酸味の強いもの、バランスのいいものなど、それぞれの個性がある。
毎日飲んでいるうちに、多少その傾向が掴めて来た。
朝の仕事を始める時の一杯、昼の食事の後の一杯など、その時の気分や状況に合わせて銘柄を変えている。
苦みの強いものにしようとか、さっぱりめにしようとか・・・

袋の容量は100gだったり200gだったりする。
いくつかの種類を同時に飲んでいくから、しばらくはもつのだが、それでもいつかは無くなる。
すると最後に袋の中にコーヒー豆が中途半端に残ることになる。

そこで少量残ったコーヒー豆を集めて、適当に混ぜ合わせて一杯分を作ってしまう。
自家製ブレンドというわけだ。
通常飲んでいるものとは違う、新しい味のコーヒーが出来上がるのだ。
それが意外に美味しかったりするから面白い。

しかし問題は再現性が無いということだ。
残ったものを混ぜ合わせるため、どのようなものが出来るかわからないし、どうやって作ったかもあやふやな場合が多い。
あくまで偶然の産物なのである。
たまたま美味しかったとしても、もう一度同じものを作るのは難しい。

先日も残り少なくなった豆をかき集めてコーヒーを作った。
ブラジルサントスとエルサルバドルが、ちょうどスプーン一杯ずつ残っていた。
どちらもさっぱりした傾向の豆なので、少し酸味を加えてやろうと、ブルーマウンテンを数粒だけ混ぜてみた。

これが飲んでみたら美味しかった。
ああ、これならいけると思ったが、再現するといっても同じものを作る自信が無い。
何より豆をまた3種類用意しなければならない。
一杯だけの幻のブレンドということで楽しむしかなさそうだ(笑)
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