カメ・カメ・カメ


六義園の池にはコイやカメがいっぱいいる。
橋の上や池の縁に近付くと、エサがもらえると思い、凄い数のカメが集まってくる。
それが半端でなくでかいミドリガメで、微笑ましいというより薄気味悪い。
ここまで大きい個体はあまり見たことが無い。
よほど環境がいいのだろう。




案の定ほとんどがミシシッピアカミミガメで、日本の在来種のクサガメはごく少数だ。
これらはペットショップで売られている、いわゆるミドリガメである。
たいていは小さいうちに死んでしまうのだが、一部生き残った生命力の強い個体を、飼いきれなくなった飼い主が池に逃がす。

その結果、日本のカメは一掃されてしまったのだ。
クサガメは卵のうちにミシシッピーアカミミガメに食べられてしまうという話もあり、そう考えると余計この光景が気味の悪いものに見えてくる。

ミシシッピアカミミガメの場合、年中水面に浮かんでいるので容易に見ることが出来るが、これだけ多いことから推測するに、案外水中にはカミツキガメなども生息しているのかもしれない。


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