団塊的“It's me”

コキロク(古稀+6歳)からコキシチ(古稀+7歳)への道草随筆 2週間ごとの月・水・金・火・木に更新。土日祭日休み

Do it yourself

2024年03月06日 | Weblog

  先日の在京同期会の出席者16名のうち杖を使っている者は、2名だった。Sさんは、いまだ現役の会社社長である。身なりは、いつもダンディ。持っていた杖も傘付きのおしゃれな物だった。尋ねると、18000円で都内のデパートで売っていたという。私は帰宅して、オンラインショッピングの会員になっている高島屋のホームページで同じ杖を探してみた。高島屋で毎月一定の額を積み立てると、1年後、1割の利子を買い物カードに振り込んでくれる。日本全国どこの高島屋でも、使えるので便利である。オンラインショップでも使える。あった。同じ杖を見つけた。さっそく注文しようと手続きを始めた。残念ながらSさんと同じ紺色の杖は売り切れていた。小豆色の杖を注文した。

 高島屋の注文の項目に、配達日の指定がある。そこに表示されている日にちの最短日を指定した。クロネコからメールが入った。指定日が設定されているので、営業所に保管中とあった。高島屋に以前この件に関して、問い合わせした事がある。その時は、善処すると言われた。指定日が設定されていると言っても、こちらが指定したわけではない。勝手に高島屋が決めているだけの事。発送して、指定日が設定されているので、クロネコが保管しているっておかしくない。日本のデパートの営業成績は、決して良くない。アマゾンなどのネットショッピングなら翌日配達が普通である。いつまで高島屋も殿様商売を続けているのか。

 とにかくSさんと同じカッコイイ杖が届いた。これで散歩時、雨が降っても安心だ。今年の冬の気象は異常だ、気温が急に20℃くらいまで上がったかと思うと、また3、4℃に戻ったり、雨の日も多い。さあこれからは、雨だろうがこの杖なら散歩途中に雨が降っても安心だ。試しに杖を持ってみた。あれ、これ女性用!変に短い。これでは役に立たない。あわてて高島屋のホームページで調べてみた。高さ81センチとある。今まで使っていた杖の高さを計った。91センチ。また失敗。買い物、急ぐあまり、きちんと細かいことまで調べない。杖は、価格が18700円、そこに税金660円。こんな高い杖を無駄にするわけにいかない。考えた。そうだ自分で改造すればいい。閃いたのは、DIY(Do it yourself)の店へ行って、杖の先の部分にはまるアルミパイプを買って、それを24センチに切断する。杖とアルミパイプを瞬間接着剤でくっつける。先っぽのゴムパッキンもアルミパイプに合わせて買った。行きつけのDIYの店は、切断も有料でやってくれる。相談にも乗ってくれる。自分で直した杖を早速昨日、雨が降りそうだったので使ってみた。ピッタリだ。さいわい雨が降り出す前に帰宅出来たので、傘は必要でなかった。いつも痛む脚も何だか軽く歩けた。

 海外で暮らして、多くの事を自分でやらなければならなかった。それが良い経験だった。コキロクになって、力仕事はもうできない。でも杖の直しくらいは、できそう。それにしても日本のDIYの店の商品の取り揃えには、目を見張る。きっと私が暮らした、ネパールやセネガルの国の人々が見たら、ビックリするだろう。日本のDIYのような店があれば、どれだけ生活に役に立ち、生活の質も向上するに違いない。

 私は、できる家事をするように心がけている。洗面所のパイプの掃除、シャワーヘッドの穴の掃除、水道の蛇口の水漏れやフィルターの掃除や交換、床壁天井のワックスがけ、掃除機やエアコンの掃除。それらに必要な部品や工具などDIYに行けば揃えることができる。海外であれも欲しいこれも必要という生活体験があればこそ、日本のDIYは、楽園である。

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