愛知学習センターでの院試を終え、鶴舞線で八事駅から浄心駅まで。
浄心駅から5分ほどのところに「レストラン角家」があります。
看板からすると、「とんかつ」「ステーキ」が売りなのでしょうか?
とはいえ、店頭には「日替りランチ¥680」の立看板が!実際、このメニューを注文される方も多かったです。
「その他定食いろいろあります。」と立看板にあるように、メニューは豊富です。
日替りランチにも興味があったのですが、やはり、ここは看板にも書かれている「とんかつ」をセレクトするのが私のポリシー。「みそかつ定食¥1000」をお願いしました。メニューの最後に、「日替りランチ以外は時間を多くみて下さい」と書かれていますが、思ったより早くでてきました。そして、これが「みそかつ定食」です。
第一印象は、「ご飯多い!」ってこと。そして「まあ、普通の、なんら変哲もないみそかつ定食ね?」って感じました。で、一口食べてビックリ!「あっ、ここのとんかつは、みそ汁やたくあんがついていても、基本、洋食なんだ!」ってこと。どちらかというと、カツレツに近い味。そう、一説には「味噌カツ発祥の店」とも言われている、三重県の「カインドコックの家カトレア」にも少し近いかも。そもそも、私にとって、味噌カツは和食の範疇。にもかかわらず、洋食のインパクトを与えたのは、きっと、料理人のスキルに起因するのでは・・・と感じています。いや~美味しい。実に素晴らし仕事。これは刮目して食べざるを得ません。
で、それ以上に驚いたのは店員さんの接客。女将さんの対応が実にフレンドリー。的確に声掛けを行っていて、お客さんの基本属性がすべて頭に入っている様子。かといって、馴れ馴れしさは一切なく、本当、ファンがほっとかないって感じの方。お店が繁盛しているのは、この女将さんの影響もあるのではと思っています。私が、味噌カツの美味しさについて感謝の意を表すると「え~、本当ですか、うれしいです~!」って感情をストレートに出されて、逆に、こちらが感動してしまう始末。
美味しいものを食べた際、「お金を払っているのだから当然」と思うのは消費者の悪い癖。やはり、「美味しかった」というい気持ちと、できれば「なぜ美味しいと感じたのか、どこに美味しさを感じたのか」ってことを店主やスタッフに伝えたい。そして、私に、その最高の美味しさを提供してくれた感謝の意も素直に述べたい。名古屋に来てからは、基本的にそのスタンスを守っていますが、お店の方は、概ね「ありがとうございます」「また来てください」「次は○○をよろしくお願いします」というのが一般的な返答。まあ、お店の方が、変に感情的にうれしさを表してしまっては、SNSなんかで「舞い上がっている」とか晒されると叩かれかねませんから。にもかかわらず、こちらの女将さんは本当、ごく自然なスタイルで「うれしさ」の感情を示されて、言われたこっちが、なんだか褒められた気分。
まあ、言わなければ伝わらないというのは、自分自身、ブログやってるから、自然と気づいたことなのかもしれません。
さて、気になってしまったのが「オムライス」と「スタミナ定食」。日替り以外でよく出ているメニューがこの2つ。諦めの悪い私。さすがに、同時に二食は食べられないので、夜にオムライスを食べに行くこととしました。
夜8時前でしたが、お店は、まだ、お客様が多くいました。で、注文したオムライスがこちら!
オムライスが来た時、「お昼にみそかつ定食を食べたのですが、オムライスが気になって、××から来ました」と伝えたところ、「ああ、やっぱり、あちらの席にいらっしゃいましたよね!」と女将さんはお昼に私が座っていた席を指さしました。「わざわざ××からご足労いただきありがとうございます!」と謝意を示されておられました。そう、普通、区を跨ぎ、それ相応の時間のかかる××から、浄心に行って、オムライスを食べるということはあり得ないこと。それだけ、私の執念深かったということでしょう。
で、このオムライス、ケチャップでもなければ、デミグラスソースでもありません。ウスターソースをそれなりに加工したもの?でしょうか。
卵で包まれた中は、チキンライスで味がついているので、これぐらいのソースでも味が整います。卵の食感が良いし、何というか、そう、昔懐かしい感じのオムライス。でも、ケチャップを掛けないというところは、レストランとしてのこだわりなのかもしれません。やはり、680円のオムライスなので、私が名古屋オムライスランキングで1位にしているキッチン千代田のオムライス(1320円)にとって代わることは難しいですが、その次に持ってくるなら妥当と思うレベル感。わざわざ食べに来た甲斐はあります。
さて、残すところは「スタミナ定食」。転勤するまでに、ぜひとも食べに行きたいと思っています。