毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「元自衛官*泥憲和さんの言葉に心から同意」No.1420

2015-07-31 23:49:02 | 反戦平和

泥憲和さんは1954年兵庫県姫路市生まれ。

1969年陸上自衛隊入隊。少年工科学校(現在の陸上自衛隊高等工科学校)を経て

ホーク地対空ミサイル部隊に所属していました。

ご自身の体験とその後の思索を経て、

今、私たちに語る言葉は、他に代えがたい貴重なものとして胸に響きます。

「命がけ」「戦争」の意味を全身全霊で悟っているのは、

決して、安倍晋三さんではありません。

あの人は、な~んも分かっていない。

意味も分からず、簡単に戦争できる国造りに邁進する首相と取り巻きたちを、

止められるのは、最後は国民、あなたや私です。

―――ここから泥憲和さんのフェイスブックより転載

泥 憲和さんが‎تلفزيون فلسطين Palestine tv‎さんの動画をシェアしました。
 

動画は、占領下ではありふれた光景の一つだ。
アラブ圏のYOUTUBEにはもっとひどい動画がありふれている。 
思うことがふたつ。

1.圧倒的な暴力を手にした時、人は強者としてふるまい、そして傷つく

自衛隊は「戦ってはならない、死んではならない」と厳命されてイラクに向かった。
自衛官は身を守るための戦い方を訓練されたが、幸いにも暴力を発動することなく帰国できた。
「戦うな」という命令のおかげだった。

安倍内閣は戦うために自衛隊を海外に出そうとしている。
危険な戦場だがリスクが高まらないよう、安全を確保すると請け負っている。
戦場で安全を図るには、敵を圧倒する暴力性を保持するしかない。
敵や敵のシンパである住民に対して、反抗しても無駄だと無慈悲に思い知らせるのが最も効果的だ。
少しの反抗さえ許さないように、徹底的な支配力を見せつけなければならない。
当然ながら、そこには道理も何もない(もともと占領に道理があるはずない)。
理不尽な暴力だけがある。

暴力をふるう側は、良心の呵責をあまり感じない。
圧倒的多数の敵に自分たちが包囲されており、危険にさらされているからそうせざるを得ないと信じ込んでいるからだ。
気を許せばなぶり殺しにあうという恐怖を抱いているのだ。
占領者が、あたかも自分が被害者であるかのような倒錯に陥っているのだ。

この錯覚はいずれなくなるときが来る。
帰国して恐怖から解放された時、目覚めるのだ。本当の力関係に。
人類は高度な共感能力をもつ種である。
そして少なくとも近代民主主義社会においては、その能力が善であると教えられる。そうしなければ高度に組織された社会を維持できないからだ。
その教えはもともとの本能と合致しているので、個人的倫理観として深く人格に刻み込まれる。
戦場ではその倫理観が通用しない。
しかし抑え込んでいた正義感や生命尊重という倫理観はいつか目覚めて暴れ始める。
昨日まで無慈悲な支配者としてふるまった自分を許せなくなる。
そして止めようのない罪悪感にさいなまれる。
多くの兵士が、こうして人格を崩壊させていく。
圧倒的な暴力をもつこと、それは、少なくとも普通の感性の人間を、内部から破壊することをも意味する。
自衛隊も例外ではないだろう。


2.圧倒的な暴力で支配し、支配されることで生まれる関係性について

圧倒的な暴力の前に人間は非力だ。
這いつくばらねば生きていけない。
私たちがそういった目に遭わないで暮らせるのは、日本が主権国家として一応は存立しているからだ。
くそみたいな政府でも、ないよりはましなのだ。
むろん、もっと良い政府が統治することの方が望ましいのはいうまでもない。

 

9条を守り、戦うことを拒否し、侵略されれば甘んじて死を受け入れるという人がいる。
個人的かつ自殺的な信念に全国民を従わそうというのは、1億総玉砕を唱えた帝国陸軍みたいな発想だなと私は思うが、いまは深入りしない。

それはともかく、あっさり死ぬなら簡単かもしれないが、そうはいかない。
人は生きてゆかねばならないのだ。子どもなど大切なものを守るために生きるしかないのだ。
が、そうするには犬のように生きるしかないのが占領下の人民である。
少しのプライドでも示そうものなら、反抗的であるとしてたたきのめされ、親や子の目の前で打ち据えられ、這いつくばって許しを請うまで痛めつけられる。
時には見せしめのために虫けらのように殺されもする。


そんな目に遭いたくなければ、国家主権を守るしかない。
もちろん善隣友好関係を保つのが最良の方策なのだが、武力を最後の担保として持たなければ善隣友好の対等な交渉さえ出来ないのが、残念なことに現状の国際社会なのだ。

「あんな国でも他民族に支配されるよりはましなんです」

在日韓国人の友人と北朝鮮の金王朝について話していた時に、彼が述べた言葉だ。
その言葉をふと思い出した。
そう考える人が隣国には結構たくさんいると聞く。
北朝鮮の体制を肯定できるはずもないが、その気持ちは理解できなくもない。

金正恩の現体制が大日本帝国支配下よりもよい統治なのか、それは知らない。
一つ言えるのは、38年間の日帝支配によって打ち砕かれた民族的プライドを修復するには70年でもまだ足りないということだ。
支配される側の憎悪は、底知れないものがある。
そういった憎悪によって、圧倒的な武力でさえも通用しなくなっているのが、いまのアラブ世界だ。
関係修復などおぼつかない、いまや欧米でさえ逃げ出すことに決めた、憎悪の渦巻くそんな地域に、これからわざわざ飛び込んでいこうという。 
愚か者しか考えつかないことを、安倍政権は実行しようとしている。
絶対に食い止めなくてはならないと強く思う。 

―――――――――――――――――――

泥さんのフェイスブックhttps://www.facebook.com/norikadzu.doro?fref=nf 

写真の出所https://www.facebook.com/PalestineTv/videos/905694046167257/?pnref=story

 
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「長野県、なんか感じいいよね!」No.1419

2015-07-30 11:06:17 | 反戦平和

この前の日曜日、長野県栄村では、住民が軽トラック28台で、

「戦争反対 憲法9条守ろう!栄村集会&軽トラ村内デモ」を行い、

宣伝カーを先頭に村内を2時間半一周パレードしました。

集会では、前村長さんが主催者としてあいさつし、

現村長さんが激励のアピールをしたということです。

つまり、自治体あげての反戦活動です。

この軽トラデモに、家の前で手を振っての声援や、

車からの応援も多数あったそうです。

(http://www.jcp-nagano.com/1522日本共産党長野県委員会WEB記事より)

動画はこちら↓

www.youtube.com/watch?v=B9KthMHJWPA


この前、商店街のアーケードに安倍政権を批判する短冊を下げていたのも

長野県長野市でした。

(苦情が数件寄せられたと市役所から連絡があり、撤去したのは残念でしたけど、まあ、全国に拡散したから意志は多くの人々に伝わったよね)

 

そして、三か月間も「海と風の宿」に泊まり込み、

今もなお辺野古で座り込みを続けているミヤサカさんも、やはり長野県人です。

(↓一昨日7/28のキャンプシュワブゲート前。やっさんが「♪座り込め~ ここに~」と歌っているのでしょうか。炎天下でもみんな長袖。機動隊のラバー軍手でねじ上げられたら確実にアザができるからでしょう。きっと、ミヤサカさんもこのどこかにいます) ー写真は琉球新報からお借りしました。

 

知らなかったです。長野県って、そんな県だったのか…。

私は長野県が大好きになりましたよ!

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「多くの国民が戦争法案に反対した事実は歴史に刻まれる」No.1418

2015-07-29 22:21:06 | 反戦平和

 安保法案(=戦争法案)に反対する声は日に日に高まり、

商店主、農民、学者、作家、ミュージシャン、アイドルグループ、ママs&パパs、

高校生、SEALDs(学生、若者)、MIDDLEs(中年)、OLDs(更に年上)e.t.c.

全国津々浦々に安保法制反対の裾野が広がっています。

しかし、反対する者への口汚い罵り、バッシング活動もしつこく繰り返されています。

93歳の瀬戸内寂聴さんは、

衆知の通り昨年から圧迫骨折や胆のうガンで入退院を繰り返しつつ、

満身創痍の身体でデモや集会に参加し、

戦争法案反対の意見を表明し続けています。

その93歳の大先輩、日本の良心とも言える女性に対して、

「美しい日本を取り戻す」とか、「愛国」を唱える者から、

「ババアは死ね!」という人間として許されない発言があります。

そういうことを言う人間は、

姓名を明らかにせず、自分の発言に責任を持ちません。

「美しい国」の希求という言葉と裏腹に、

それらの人々は、どうしてそんなにも卑怯で汚いのでしょう。

自分の言動がどれほど日本の価値を下げ、日本を汚しているか、

鏡で醜い自分を見て自覚し、恥じ入るべきです。

 

しかし、大先輩瀬戸内さんは、

そんな蛆虫のような者どもの言葉を歯牙にもかけずに、こう言います。

「多くの国民が安保法案に反対したという事実、

そして安倍首相と政府与党がどれほど横暴なことをしたのかという事実は、

歴史に刻まれます」

 

写真:setouchijakuchou_150722.jpg 「女性自身」(光文社)8月4日号

私は子どもの頃、母に

「どうして戦争に反対しなかったのさ」

と非難めいて聞いたことがあります。母は、

「一人ぐらい反対したってだめさ、みんながするって言うもの」

と、「みんな」に責任を転嫁していました。

「みんな」なんて塊は、実際にはあるはずもなく、

個人、つまり、自分が「みんな」の基本単位なのに……。

また、母は、

「天皇様は国民の親である。天皇様がいなかったらお前もいないんだぞ」

と私に説教したものです。

戦後も戦後、30年も経ってからの言葉でした。

敗戦で、母は変わりませんでした。

1920年生まれ、青春真っただ中の時期を戦争でワヤクチャにされたのに、

個人の体験が社会変革の機動力にならなかったのです。

私の政治批判に対して母は、

「政治家は専門家なんだ。お前なんかより百倍、ものを知っている。

お前の知恵は猿知恵だ。無駄さ」

と、自分の子どもを低く貶めるのでした。

もちろん、自分自身も社会参加できるなどとは全く考えていない様子でした。

こんな庶民ばかりだと、政治家は楽なもんです。

どんな悪政を行っても国民に崇め奉られ、

上等なスーツを着て、高級車を次々と公費で買い換え、

毎晩料亭で何万円もの料理を食べて、一流の医者にかかり、

百歳まで長生きするでしょう。

例えば、石原慎太郎のように。

 

こんな危機的状況にあっても、

まだ自分は関係ない、自分は大丈夫、

政治家が適当にやってくれると思い込んでいる国民が多いのは

たいへん残念なことですが、

私は一人分ですけれども、自分ができる限りのことをして、

後世の人々、とりあえずは子や孫世代に対する責任を果たしたいと

思っています。

少なくとも、「戦争法案は多くの国民が猛烈に反対した」と歴史に刻まれる、

その無名の一人になりたいものです。

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「虚言癖の男を首相に頂くことは塗炭の苦しみである」No.1417

2015-07-28 23:18:57 | 自分事情

時々、あまりのことに呆然となることがあります。

例えば、こんなニュースを見たとき。

ああ、ま~た、今日も安倍が嘘ついてる。

昨年末総選挙の主要な論点は「アベノミクス」だったんじゃないのかい!

この男は子どもの時に、

「本当の事を言うことが人と人との信頼関係に何よりも大切なのだ」と、

教わらなかったのでしょう。

安倍家の教育は将来政治家になるために、

「口からペラペラと流れるように嘘をつく技術を高度に身につけること」

が重点だったとしか思えません。

それが、国民の心をどれほど憤慨させるかなど、

彼の知ったことではないのです。

彼にとって国民は尊重すべき人間の集合体ではなく、

ただ彼を支持する割合、つまり、数の集合体なのです。

それにしても、日本国民のみならず、世界に向かっても

すぐバレる虚言を垂れ流して何ら恥じるところがないアベ首相。

こうなったら、もう病気としか言いようがないです。


〈資料というか証拠:2014年衆議院総選挙の争点〉

安倍首相の経済政策「アベノミクス」の評価を最大の争点に、与野党各党は事実上の選挙戦に突入した。出典衆院が解散、総選挙へ…アベノミクス争点 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 

自民党は同日の選対本部会議で、衆院選のスローガンを「景気回復、この道しかない」と決定した。政権として、経済再生を最優先する姿勢をアピールする。出典【衆院選】投票率は低下か 野党は争点隠しに必死、「55%台かも」と自民党幹部

 "公明党の山口代表は、「経済再生とデフレ脱却をやりとげる力があるのは自公連立政権しかない」と述べた。" 出典衆院解散、総選挙へ 「アベノミクス」争点 | 日テレNEWS24

 

 

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「子ども達を戦争に行かせない関西ママ・パパの会、京都河原町を行く」No.1416

2015-07-28 01:19:13 | 反戦平和

26日(日曜日)、

関西ではあっちでもこっちでも戦争法案反対の集会・デモがありました。

伊丹では元自衛官(レンジャー部隊)井筒たかおさんをお招きしての行動に、

右翼が街宣車で妨害を図ったそうですが、

井筒さんがレンジャー部隊仲間の寄せ書きが書かれた日の丸を掲げて

撃退した模様。

JR尼崎駅前や京都マルイ前でも街宣活動があったのに、

伊丹だけ右翼が登場するのは、自衛隊伊丹駐屯地があるせいでしょうか。

さて、私は娘、孫娘、娘のお友達と一緒に京都での活動に参加しました。

「子どもたちを戦争に行かせない関西ママ・パパの会」主催です。

 

孫娘はお昼寝の時間なので、京都に着くまで阪急電車でずっと寝ていました。

ところで、ツイッターでホリエモンが

「赤ちゃん連れてデモに行くなど、頭に蛆が湧いている」

と言っています。これは聞き捨てなりません。

ホリエモンは子育てや赤ちゃんの世話をしたことがないのでしょう。

上の写真の我が孫は、涼しい電車の中でもこの状態でぐっすり寝ていました。

下はホリエモンが「ぐったりしている」と評している赤ちゃんです。

ほぼ同じ状態です(笑)。

この写真に対してホリエモンはこう書いています。↓

頭にウジが湧いてるんだね RT @randa6010: @takapon_jp @katsuyatakasu ベビーカーに乗せられいる子供がぐったりしている、子供の命を危険に晒しているのはどっちだ!

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「七芸で『戦場ぬ止み』を見たんですけど…」No.1415

2015-07-26 10:40:46 | がんばろう沖縄

先週、ご近所友達ヒサミさんと十三の第七芸術劇場(七芸)に行ってきました。

戦場(いくさば)ぬ止(と)み』(三上智慧監督作品)は、

7月18日から8月7日まで(+8/22~8/28レイトショー)の長期上映中です。

第七芸術劇場では他に、

沖縄 うりずんの雨」(ジャン・ユンカーマン監督)8/8~

ひめゆり」(柴田昌平監督)8/1~

大丈夫であるように―Cocco 終わらない旅―」(是枝裕和監督)7/25~

と、沖縄を深く知るのに欠かせない映画が、この夏いくつも上映されます。

七芸がどれほど沖縄に熱い想いを持っているか、これだけでも分かりますね。

 

友人のヒサミさんは、数年前の夏休みに中学生の息子と初めて沖縄を訪れ、

息子に「将来は琉球大学海洋生物コースに入りなさい」と勧めて、

その時息子も強く頷いたのです。

(月日の経過は、彼に京都の精華大学マンガ学部を選択させましたけど)。

ことほど左様に、私の周辺では沖縄に惹かれる人たちが多いのです。

私自身、二十年以上前に家族と、本部町伊豆見の友人宅に遊びに行き、

家の屋根に登るガラガラドンのような山羊や峠のホタルに出会い、

吸い込まれるほど美しい青緑色の海でグルクン(たかさご)を釣り上げ、

姫百合学徒だった方に連れられて、糸数のガマ(壕)を訪れたのです。

それ以来、ずっと沖縄を身近に感じていましたが、昨年末に、

『圧殺の海』(藤本幸久・景山あさ子監督)を見たとき、

(とにかく急いで、辺野古に行こう!)と決意したものです。

映像の力はスゴイです。

沖縄と言えば「ビーチとリゾート」しか思いつかない内地の人たちに、

「それだけではない沖縄を知り、自分のこととして考え、行動に移してほしい」

というのが、私が3月に辺野古を訪れた際に言われたことでした。

私の沖縄への旅はまだまだ途上にあります。

 

さて、「戦場ぬ止み」の話です(笑)。

実は、見ていて何度も涙で銀幕が曇り、

あげくにコンタクトレンズがずれました。

(隣りのヒサミさんも声を上げて泣いていました)。

そういう訳で、残念ですが内容を皆様にご紹介できないのです。

「海と風の宿」に長期宿泊のミヤサカさんが登場していると聞いていたのに、

それも見損ないました。

従って、近日中にまた行かなけれななりません。

内容は、そのときに少しは整理できるかも知れません。

いや、無理かなあ。

「戦場ぬ止み」のタイトルは、辺野古のゲート前フェンスに掲げられた

琉歌の一説に由来しています。


今年しむ月や 戦場ぬ止み 沖縄ぬ思い 世界に語ら

(くとうし しむちちや いくさばぬとみ うちなーぬうむい しけにかたら )

今年十一月の県知事選挙は、私たちのこの闘いに終止符を打つ時だ!その決意を日本中に、世界中にかたろうじゃないか― 映画チラシより

 

 

 

 

 

 

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「こんなカッコいい爺さんがいるのか」No.1414

2015-07-25 22:28:05 | 反戦平和

今日の田中龍作ジャーナル全部いただき。

いや、実はわたくし、村山富市元総理の顔が大好きなんです。

特にイワトビペンギンを想起させるあの眉毛が。

―――――――――――――――――――――

【安保法案】 若者の熱狂に迎えられた元首相91歳

 
今、自衛隊の存在は憲法第九条二項の

陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と矛盾しないかと再考すれば、

村山さんほどじゃないですが、私は微妙だとする立場です。

「戦力」と位置付けるか「自衛力」と位置付けるかで変わってくる存在が自衛隊だと。

道具は使い方次第です。

必要以上に持つと要らないことまで考えます。

「戦力」じゃなくて「自衛力」ですよ、と言える程度に留めておくべきでしょう。

究極的には武器を持たなくても、仲よくお付き合いできることが目標です。

そもそも、軍事力の必要性を声高に言う政権は、

実に、みごとに、国際外交が下手くそです。

というか、外国とのコミュニケーション能力のなさを隠すために、

危機を作り、国民を煽っているとしか私には思えません。

石原慎太郎、安倍晋三がその典型例です。
 
 
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「大阪の中国領事館が激変してた」No.1413

2015-07-24 13:48:22 | 日本事情

この9月からまた中国に出稼ぎに行ってきます。

職種は日本語教師です。

私は中国の学生たちが大好きです。

彼女ら・彼らはこちらが胸を打たれるほど一生懸命に勉強するからです。

正直に言うと(以前も書きましたが)、

私は中国の学生たちの打ち込み方を見るまで、

勉学に励むとはどういうことか理解していませんでした。

ほぼ一夜漬けで事足れりと、横着で傲慢で無駄の多い人生を歩んできたのです。

中国で、福沢諭吉の『学問のすゝめ』がすとんと腑に落ちました。

『天は人の上に人を作らず』は平等博愛を謳ったものではなく、

人間の資質の明暗を分けるのは、

ひたすら学問を学んだか、学ばないかによるのだ、と

明治の危機的状況にあって、諭吉は国民に檄を飛ばしました。

今、思考停止状態に甘んじている多くの日本の人たちにも(老いも若きも)、

ぜひ、それぞれの学びの扉を開いてほしいと私は思います。

私も決してエラそうにできる人間ではありませんが、

できるだけ深く知り、できるだけ客観的に事実を把握し、

自分自身の判断と行動の指針にしたいと思っています。


さて、今週の火曜日、

私は5年ぶりにビザを申請しに、阿波座の在大阪中国総領事館に行きました。

地下鉄9番出口を出てすぐのところで

「法輪功弾圧と闘う」黄色い服を着たグループがビラまきをしていました。

ビラによれば、法輪功という宗教団体は江沢民の時代に徹底的に弾圧され始め、

いまだにそれが続いているとのことです。

江沢民」と聞くだけで(彼ならやりかねない)と思いたくなる私(^_^;)。

しかし、限られた情報だけでは判断できません。

この問題は心の中に?マークをつけたまま、まだしばらく置くしかないというのが

私の現状です。何もかにもが一度に正しく理解できるわけないのです。

 

領事館のビルに入って、(おっ!)と思いました。

フロアに待合用の椅子が何十脚も並んでいます!

5年前は、ただ床だけで、たくさんの人たちがゴチャゴチャと、でも一応列を為し、

なかには列に割り込むとんでもない大阪弁の兄ちゃんがいたりして、

注意すると「はあ?ずっと並んでたし~」ととぼけるその態度にムカついたものでした。

しかし!今回さらに驚愕したのは、なんと整理券まで発行しているのです。

これで順番抜かし問題は解決です。

どの窓口に行くかで整理券の種類が異なるため、

フロアーに一人案内係兼警備員さんがいて、説明するのに大忙しです。

で、さらに、さらに驚いたのは、警備員も窓口係も、

日本人か、或いは、日本語や日本文化を完璧にマスターした中国人かで、

とお~っても親切!

5年前のつっけんどんさは微塵もありませんでした。

実は私は、十年以上前にもここを訪れたことがあります。

そのとき、窓口は狭く、ガラスだかプラスチックだかの仕切りは曇っていて、

係員はその曇った仕切りの向こうで、

お客さんより高い位置から見下ろしていたのです・・・・・・。

それには本当に呆れ苛立ちましたが、

そんなことも今は歴史上のことになりました。

変われば変わるもんですね。

そんなこんなで、ビザ申請から取得にかかった日数は

驚く速さの3日間!!!

2週間は見ておかなければならなかった近過去から

実に隔世の感ありです。

 

でも変わらないものもありました。

一つは、広くないフロアで子どもたちがキャーキャー言って駆け回っており、

親も誰も全く注意しないこと。

これは中国では当たり前なので、

私も中国で暮らすと、たちまち慣れて平気でした。

しかし、一年間の日本暮らしの後で、

また私は(ガキども、マナーがなっていないゾ)と

感じる日本的感覚に戻っているのでした

変わらないことの二つ目は、

領事館前の何でも屋のお店でした。

つぶれもせず、かと言って立派に改築もせず、

非常に不便な階段を登って入らなければならないその店で、

「王致和」ブランドの辣腐乳粒胡椒を買って帰りました。

 

 

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「創価学会員も、商店街も、老いも若きも反戦争法案」No.1412

2015-07-23 15:32:24 | 反戦平和

フェイスブックに戦争法案に反対する全国からの写真が載っていたので

その一部をお借りして紹介します。

↓長野県の商店街にはこんな短冊が!いいぞ、いいぞ、長野♡

 

 

↓大阪のデモでは、ついに創価学会員による公明党批判のプラカードが出現!

↓わはは

↓熊本の若者たちも600人デモ。

↓大阪のお馴染み「愛と平和の女子パレード」

「うちの子戦争に行かすって?」「それ、ほんまにゆーてんの?」

のコールはアピール力抜群です!

また英語・中国語・韓国語で「反戦」を表示するセンスも素晴らしい♡

↓大阪うつぼ公園SADLとSEALDs合同デモ8200人!!

この間の「アベはやめろ!」ムーブメント、

若者が起爆剤になっていることは明らかです。

「夏休み返上でがんばる」という大学生たち。

確かに自分たちの未来がかかっていますから、

この際、夏休みに拘泥している場合ではありませんね。

さて、今日は大阪では中之島と梅田ヨドバシカメラ前の二つで集まりがあるとのこと。

老体に鞭打ち、今日も行ってきます。腰を痛めた友達も行くって言うからね。

サボっちゃあいられませんよ。

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「爆睡の夜もブログについて考えてた(笑)」No.1411

2015-07-22 15:19:49 | 反戦平和

昨日は沖縄から帰還後初めてと言っていいほどの眠気に襲われ、

午前にお出かけから帰って、2時間昼寝したにもかかわらず、

夕方もスーパーの買い物から帰宅後まもなくまたしても睡魔が襲ってきて、

ブログもお風呂も放って寝ました。

しかし睡眠中も何を書こうか構想を練るまじめなワタシ(笑)。

まさに寝ながら考えたことはいくつもあったのですが、

朝になって覚えているものはほとんどなく、

ここではそのうちかろうじて記憶に残った1つをご紹介します。

 

それは下の〈海猿とカヌー隊の写真〉です。

女性辺野古ブルーたちとその後ろの『海保たろう』たちが、

なんと和やかに微笑んでいるではありませんか。

私(たち)が見たいのはこういう現実です。

ひと時のこととして終わったこのシーンが安定的、持続的に続くためには、

この闘いを、日本&世界の平和にとっていいように終わらせること、

即ち、辺野古新基地建設を止めさせる以外にはないと思います。

これは7月18日、名護市民会館で開催された

「第31回水郷水都全国会議in沖縄・名護大会」会場フロアーにおいて展示された、

「辺野古の今」写真のうちの一枚です。

 

写真はStop!辺野古新基地建設!大阪アクションさんからお借りしました。

https://www.facebook.com/stophenokoosaka?fref=ts


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「日本人も戦争のない世界に憧れているんだねー中国の若者の言葉」No.1410

2015-07-20 23:17:48 | 反戦平和

私は昨年2014年6月まで、中国で4年間日本語を教えていました。

赴任した江西省は「農業大省」というニックネームがあり、

農業中心の、つまり、改革開放経済政策でいち早く発展した沿岸部とは

はっきりとした経済格差がある地域でした。

日本人も上海などに比べてたいへん少なく、

省都南昌市全体でも数十人いるかなという程度だったと思います。

私が就労した江西財経大学日本語学科の日本人は私だけでした。

新一年生のほぼ全員は、生まれて初めて生の日本人を見るので、

最初の授業は皆ドキドキして、緊張しているのがひしひしと伝わっきます。

(怖くないかな、ひげを生やしていないかな)

など、まるで日中戦争時代の日本軍人の姿を想像していたと、

ずっと後になって、ニコニコ笑いながら教えてくれた子もいます。

 

思考力も深まり、日本語の表現も身につくので、

私は学生に作文を書かせることを日本語学習指導の中心の一つにしていました。

 

2012年春、ある学生が

宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」を観ての感想を書きました。

その中にあった「日本人も汚染も戦争もない世界に憧れているんだね」

という言葉を今でも忘れることができないでいます。

私たちは、こんなに近所の国同士なのに、

国の政治家の煽りに惑わされ、

お互いに相手を知らなさすぎること、

知らないくせに勝手に想像して敵愾心を抱きがちなことを、

今、さらに強く感じています。

2012年は日本が東日本大震災と福島原発事故に襲われた翌年でした。

この作文を書いた潘梅萍さんの学年は、

日本語学科の他の学年に呼びかけ、

「東日本大震災の被災者を思う会」を3月11日に開いてくれた学年です。

 

2012年3月11日江西財経大学麦蘆園で

―――――――――――――――――――――――――――――

      「一にユトピア作ろう」

——ナウシカから学んだ命・自然への労わりー

        江西財経大学日語10班 藩梅萍

「李さん、こちらから行こうよ。」

「ええ?潘さん、どうして回りするの?もう授始まるよ。」

いつも授に出るとき、芝生を通っていた。芝生の向こうは教室だ。芝生の傍には教室に通じるアスファルト道路があるが、利用する人が少ない。芝生の真ん中にはみんなに踏まれて、いつの間にかできた小径がある。おそらく授れるから、よくみんなはこの小径を通るのだろう。しかし、小径と比べると、アスファルトの方にかかる時間はただ一分しかくない。

私は以前、芝生を踏むなどという、ちっこいことにが付かなかった。でも、駿の作品「の谷ナウシカ」というアニメをきっかけに、私の考えはわった。

「風の谷のナウシカ」は人間と自然の関係がテーマになったアニメだ。この作品は、自然を壊し続ける人間たちに対して、心の奥まで届く警鐘を打ち鳴らしている。アニメでは、腐海の森に住む王蟲が、森林を守るために町を襲った。町は砂漠のような廃墟になった。

その面をたとき、私は胸が痛んだ。この廃墟はアニメの中だけではなく、私たちの身の回りに存在する風景だ。昨年三月に起きた東日本大震災は、まるで昨日の事のように思われる。この大震災は日本だけの問題ではなく、世界中の人々に、自然とともに生きることの難しさと大切さを、強烈に問いかけたものだと思えてならない。

私の故郷は広西チワン族自治区にある。子供の時、私は友達とよく村の川で泳いだものだ。川は澄みきって、青い空が映った。風の谷みたいな美しい村だ。けれども、今は川で泳ぐ人はいない。川の水は生活排水で汚染され、河岸は生活ごみで囲まれている。もう再び、故郷で澄みきった川を見ることはできないのだろうか。

アニメの風の谷は、最後は主人公のナウシカに守られた。でも、私たちの町は誰が守ってくれるのか?それは私たちみんなの責任だ。アニメの最後では、自然の守り手王蟲とナウシカが、金色の野に組んで立ち、とてもきれいで平和な場面になる。私はその光景に心が揺さぶられ、いつまでも胸に焼き付いた。

中国人は古来、桃源郷に憧れている。日本アニメの風の谷は中国の桃源郷のような、汚染も戦争もなく、自然と人が幸せに暮らしている美しいユートピアだ。その同じユートピアの夢を持つ中国と日本の人たちがしっかり手を結び、一緒にそのきれいな夢に向かって努力していったら......

中国と日本はアジア、さらに世界で重要な役割を果たす国同士だ。そして、中日は一衣水の関係国なんだから、あえてお互いに排斥し合う必要はないはずだ。2011年、「第六回中日省エネルギー合作フォーラム」北京で行われた。このフォーラムを通して、環境問題に対する様々な対策が話し合われ、優れた環境処理技術の提携など具体的な多くの計画について両国は合意できた。たとえば、日本では全国のどんな小さい村でも、ごみの分別収集が徹底している。まず、その点で我が中国は日本に学ぶべきだ。

今、世界的に問題が深刻化する中、両国とも課題が目の前に山積みされているのだ。だから、いがみ合わず、仲よく手を取って、ユトピア作りを目指そう。そうしたら、中日関係も平和に進展するし、世界の境保護への深い影を生む。

私自身も境意を高めなければならない。それから、是非とも周りの人に「の谷」のような日本アニメをめ、アニメを通じて、日本と日本人への理解を深め、境意も高めたい。

一寸の芝生を踏むな、一枚の無造作てるな。それは私たちが日ごろからできるはじめの第一歩だ。

 

「日本人も、汚染も戦争もない世界に憧れているんだね。」

私の親友が「風の谷のナウシカ」を観た後、ぽつりとそう言った。この言葉を日本の人たちにも言おう。

「中国人も、汚染も戦争もない世界に憧れているんだよ。」と。

――――――――――――――――――――――――――                                                         

 

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「特攻と学生デモ」No.1409

2015-07-19 23:02:24 | 反戦平和

特攻隊をはじめ、先の戦争で亡くなった戦死者の方がたを

安倍政権は「英霊」と讃えますが、戦死者たちは

「そんな美辞麗句を並べなくていいから、無駄死にさせられた命を返せ」

と言いたいと思います。

戦死者は兵隊に取られ、

他国まで行って加害者にさせられ、あげくに死んだのです。

命令した上官の多くは戦争が終わると死なずに日本に戻ってきて、

その命を全うしたというのに。

靖国神社参拝の議員たちが言うように、

日本は亡くなった「英霊」のお蔭で戦後発展してきたのでしょうか。

そうではないでしょう。

敗戦直後の焼け跡から立ち上がって

子どもを産み、育て、一生懸命働いて、未来に希望をつなぎ続けてきたのは、

戦争を生き延びた者たちに他なりません。

戦死者たちだって、どれほどそうしたかったことでしょうか。

若い命を国家にもぎ取られた若者たちは犠牲者以外の何ものでもありません。

「英霊」などと、命と引き換えに美辞麗句で飾られて

死者が満足できるはずがない。

私はそう思います。


SEALDsの学生が読んで泣いた86歳の方の記事を読みました。

私も泣けてきました。

―――――――――――――――

――――――――――――――――

ところが、こんなコメントを寄せる人もいるのです。

――――――――――――――――

  • Nozomi Hagaさんの写真
――――――――――――――――
これを読んで、そうなのかと思う人もいるかも知れません。
「予科練が特攻をめざしたことは歴史的に無い」
「この投稿者の年齢とも合いません」
などと、断定的で自信満々な書き方ですから。
しかし、念のためwikipediaを見れば、
歴史的にないどころか、『昭和19年に入ると特攻の搭乗員の中核としても、多くが命を落としている。』の文言があります。
また、年齢についても『応募資格は高等小学校卒業者で満14歳以上20歳未満』と明記されています。元予科練の加藤さんは今86歳、ということは『昭和19年』には15歳でした。年齢と合います。
ちょっと調べれば、分かるのに、
どうしてこうした嘘を堂々と自信に満ちて書くのでしょう。
これこそ今のネット文化の腐敗的側面だと思います。
でも、即座に反論コメントも寄せられていました。
意図的に(誹謗中傷して『英霊』路線を貫くために)史実を捻じ曲げる
そのクセを何とかしないと、
本当に日本の恥です。
――――――――――――――――
  • Hiroshi Matsuura そんなことはありません。この記事の内容は間違っていません。私の父は、昭和19年に松山の予科練航空隊に入隊し、兵隊時代のことは、入隊したその日から最後の除隊の日まで日誌に残っています。昭和19年、昭和20年に志願した者は、確実な死を覚悟して入隊したのです。
    Hiroshi Matsuuraさんの写真
     
  • 瓜生 達哉 記事については私も保証します。私の父も山陰の美保航空隊に予科練(15期大陸甲飛会)で入隊しました。死地に赴く気概で旧制中学を繰り上げ卒業してまで入隊したにも拘わらず日本軍は既に戦闘能力を失い日々塹壕堀をさせられて終戦を迎えてしまったと話していました。
  • ―――――――――――――――――
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「今日18日、大阪扇町公園一万人集会」No.1408

2015-07-18 23:47:19 | 反戦平和

台風が去るやいなや、急に暑さが戻ってきた大阪扇町公園に、

政治に弱い大阪としては滅多になく、本当に一万人ぐらいの人が集まりました。

戦争法案の強行採決は国民の怒りを買っています。

この集会に先立つ午後1時に、

私は一人で自民党大阪府連(天満橋)のビル前で、

アベ政治を許さない」というステッカーを持って立ちましたが、

道行く人の中には何人か文字を読んで会釈する人、にっこりする人がいました。

また、一人「ぼくも同じの持ってるで」と見せてくれた人もいました。

おしなべて街の人の雰囲気は私に対してソフトでした。

今日、共同通信の世論調査によると、安倍政権は

支持率  47.4%→37.7% 
不支持率 43.0%→51.6% 

と、順調に支持率を下げ続けています。

街往く人たちのムードはこの調査結果を裏付けたものだと確信します。


集会は、小山乃里子さんのあのソフトな声で始まり、

いろんな人が挨拶されました。

感じたのは福島瑞穂さんはじめ野党議員さんたちの声の張りです。

話し方も生き生きとして力強く、

国民のパワーが、彼女ら・彼らに乗り移っているのを感じました。

国民の支持を得てこそ、議員はふんばれるのですね。

この夏は、参議院での60日間の審議があります。

私たち国民は、国会の外で非暴力直接行動で、

参議院議員たちは、国会の中で全力で頑張ることで

力を合わせ、力を倍増させることができます。

この夏は、日本全国のみんなの総力戦ですね。


↓孫も駆けつけました(笑)。

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「台風につき戦争法案強行採決抗議ひと休み」No.1407

2015-07-17 22:28:20 | 反戦平和

安倍政治に反対の声を上げつつある日本の人々の姿を伝えるため、

海外、特に中国のかつての学生たちにこのブログを読んでもらいたいのですが、

どうも内容が政治にかかわるや、彼女・彼たちはほとんど読んでいない様で、

斯くなる上は中国の日本語学科の先生方に少しずつ写真を送ることにしました。

先生方が学生たちに紹介してくださることを期待して・・・・・・。


今日は台風の影響で大阪の戦争法案反対行動は軒並み中止でしたので、

明日の扇町公園の一万人集会、

明後日のウツボ公園のSADL&SEALDs合同主催のサウンド・デモのために

鋭気を養う時間とし、

憲法学者長谷部恭男さんと小林節さんの動画を見ました。

「同盟というのは四の五の言わずに、ホイ、分かったと出ていくものです」(小林)

とは、アメリカが「おい、ちょっと来てくれ」と言ったら

「あいよっ!」と理由も聞かずに地球の裏まで出ていくのが日本の役割だ

ということですね。

まさに日本がアメリカ軍の二軍になるということです。

「日本を取り戻す愛国者」たちがそれを率先することのあまりの矛盾。

 

「きっこのブログ」さんの注目すべき指摘も見つけました。

 

 確かに、アメリカ防衛予算はすでに日本の自衛隊を当てにしているそうです。↓  

US defense budget already counting on Japan self-defenseplan 

 The latest 2016 U.S. defense bill assumes Japan will adopt government-backed proposals on defending its allies, even though Japanese lawmakers have yet to vote on them.  http://www.stripes.com/news/pacific/us-defense-budget-already-counting-on-japan-self-defense-plan-1.346012

 

 最後に糸井重里の32年前のコピーを。

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「自由と平和のための京大有志の会『声明書』」No.1406

2015-07-16 15:26:03 | 反戦平和

人々に力を与える言葉には〈真実〉という背景があります。

―生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。―

で終わる「自由と平和のための京大有志の会」の声明書は、

一行一行に真実があります。

私はこの声明書の言葉を丸暗記したいと思います。

この声明の文言は、あの「I have a dream」(Martin Luther King Jr.)同様、

一人分の力しか持たない私のような人間にこそ力を与えるものです。

言葉を交わし、言葉で考え、言葉を吟味し、言葉に耳を傾けてきた人たちが持つ、

真実の言葉が持つ豊かさがここにはあります。

 

ーーーーーーーーー声明書(自由と平和のための京大有志の会)

日本語・中国語・英語

 

戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。

戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。

精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。

海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。

血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。

学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。

生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。

自由と平和のための京大有志の会

声明书

战争,始于防卫的名目。
战争,给兵器工业带来财富。
战争,瞬间便失去掌控。

战争,结束永远比发动困难。
战争,不仅给士兵、也给老人和孩童带来灾难。
战争,不仅给身体、也给心灵刻上深深的创痕。

精神,不应是被操控的对象。
生命,不应是被摆布的棋子。

大海,不应被军事基地侵占。
天空,不应被战斗机的噪音污染。

我们愿活在以催生新知为荣的“特殊”国度,
而不愿活在将流血当作奉献的“普通”国家。

学问,不是战争的武器。
学问,不是生意的道具。
学问,不是权力的奴仆。

为了维护和创造生存的场所、思考的自由,
我们必须首先阻止权力的跋扈。

京都大学自由与和平维护者会

 

  Appeal

A war begins under the name of defense.
A war benefits the weapon industry.
A war comes out of control immediately after it begins.

A war is more difficult to be finished than to be begun.
A war hurts not only soldiers but also the elderly and children. 
A war damages the body, and goes deep inside the heart.

The human spirit is not to be manipulated.
Human life should be owned by nobody but oneself.

The sea should not be swamped by military bases. 
The sky should not be defiled under the roars of war crafts.

We wish to live in a unique country that is proud of its wisdom, rather than a ‘normal’ country that esteems military contribution.

Scholarship is not a weapon of war.
Scholarship is not a tool of business.
Scholarship is not to serve power.

In order to protect and create a forum to live with the freedom to think, we must wholeheartedly strike the conceited government.

Kyoto University Campaign for Freedom and Peace
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

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