咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

平氏の棟梁へ・・・平清盛

2012-04-24 22:33:44 | レビュー
 汚い画面構成で物議を醸したNHK大河ドラマ「平清盛」、相変わらず視聴率は低迷を続けているようであるが、大河ファンの当方にとって視聴率なんてものは全く意に介せず楽しく見ている・・・。

 一昨日、第16回では院政が布かれている中、長い間武士が世の中心となるよう夢に描き、平氏をまとめ牽引してきた父・忠盛が病に倒れる。これからの平氏の将来を託すべく父・忠盛は、清盛以下の一族郎党を集めて「平氏の棟梁は清盛である」と宣言し、これからは清盛に従う旨周知した。

 その後、忠盛は最期の時を迎える。
 
 これにより、押しも押されもせぬ平氏の棟梁となった清盛、自らの夢に向かって大きく羽ばたくものと期待できる第17話以降・・・。そして、頂点を極めた平氏も衰退への道を歩まざるを得なくなるのは、清盛の死後となるから清盛自身は平氏の世が永遠に続くものと思っていたことだろう。

 物語の方は、次週からいよいよ棟梁としての多くの課題や難問山積みの立場に置かれ、迷い、考え、怒り、笑いと一人の指導者である人間・清盛が生きいきと描かれることを願いたい。

 今までのような責任感のない子供じみた清盛とは“おさらば”であろう・・・立場が立場であるから。妙な奇声を発することもないだろう

 と、脚本家の方には、お願いしたいものである。

 もはや、幼稚な時代の清盛ではなくて、一族郎党を預かる指導者としての生きざまを捉え、時には悪に時には正義に動く魅力ある人物へと成長してもらいたいし、そのように描いてもらいたい。

 そして、いささかのことでは動じない大きな人間として・・・。

 いずれにしても、ここからが主役・清盛が物語の軸として、ブレない軸として画面一杯に描かれ、積極的に行動する清盛像に期待したいと思っている。ところで、この物語のヒールな役どころの藤原摂関家・藤原頼長の山本耕史さん、思わずいいねと思って見ているが、もっとドギツクなっても、もっと憎まれ役になってもいいのではないかと思っている。正義に長ける役柄が多かったことで、真反対のこの役どころは・・・う~ん、ハマっているね。

 とても怪しい雰囲気の朝廷と平安貴族の館、それに対比する汚い、殺風景な武士の館などの舞台設定も楽しみながら見ている。制作スタッフや役者さんの熱意を感じながら、次週も見たいと思っている。(夫)



[追 記1]~いよいよ、平氏の棟梁へ~
 いよいよ清盛が平氏の棟梁となり、新らしいステージが始まります。天皇の跡継ぎ問題が起こり、意外な人物が天皇となるという急展開朝廷がさらに混乱する中、清盛率いる平氏は、そして問題を抱える源氏はいかに動くのかやがて「保元・平治の乱」というふたつの戦いが勃発します。これからもみどころ満載です。お楽しみに

[追 記2]~次週あらすじ~
 1153年、弟・家盛(大東駿介)、父・忠盛(中井貴一)の死を経て、ついに清盛(松山ケンイチ)は平氏の棟梁の座につく。父・忠盛の仕事を引き継いでいく清盛だったが、忠盛が残した功績ははかりしれず、棟梁としての自分の器に不安を感じ始める。また、先妻・明子(加藤あい)との子である重盛、基盛と正妻・時子(深田恭子)の子である清三郎、清四郎は、置かれた境遇に小さなわだかまりを感じる年頃になってきていた。
 宗子(和久井映見)も出家し池禅尼(いけのぜんに)となり、新たな体制を敷いた平氏一門であったが、時子もまだ家人たちをまとめるにはおぼつかなく、不安な船出となる。そんな平氏一門を見かねた家成(佐藤二朗)は、棟梁となった清盛を朝廷にお披露目すべく、歌会を催し、そこで清盛に歌を一首詠ませようと画策する。
(出典:NHK公式HP 抜粋)

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