咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

直秀の役目が終わったの・・・

2024-03-05 22:51:40 | レビュー

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 第9回「遠くの国」、大河ドラマ「光る君へ」の話。
 藤原兼家(段田安則)と安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)が仕組んだ花山天皇(本郷奏多)ご退位への壮大な陰謀。
 やはり、そうであったのか。
 当方のブログでも1週間前にそんなことではと書き込んでいたけど。
 恐ろしき陰謀が視聴者の前に公開された話が3日(日)に放送された。
 
 ネット上でも大いに話題になっていた。
 詮子(吉田羊)に仕掛けられた・・・ドッキリと。
 道長(柄本佑)三兄弟、と姉・詮子の父・兼家の権力への強烈な執着心、恥も外聞もない生き様にはさすが、命がけの時代を生き抜く力と思い知らされる。
 
 長男・道隆(井浦新)の父への尊敬の念、さすが家督を継ぐものとしての心根が垣間見られる。
 次男・道兼(玉置玲央)は、父の命に応えようと自らの肉体を酷使してまでも、律儀なまでに父の言いつけを実行する生き様。
 一方、将来権力のトップに立つ道長(柄本佑)は、父の生き様や兄たちの行動などを常に冷静に見つめている。
 道長の心根が素直に見られたのは、ドラマの後段で散楽一座の直秀(毎熊克哉)らが、惨殺された現場にてむせび泣く姿だった。

 先のドラマ展開では、藤原兼家と安倍晴明らが共に次の時代を切り開こうとする序章となっていた。
 陰謀の渦中にて・・・。

 一方で脚本家・大石静さんが、作り上げた架空の人物・直秀たちの役割の終わりを告げるため、思いもよらない形、衝撃のラストを持ってきたことに・・・さすが、上手い作り方と思い知らされた。
 視聴者に直秀の今後の活躍を・・・と、思わせるどころか、真逆のストーリーに書き上げられていたとは驚きでもあった。
 
 直秀が鳥かごから放たれて遠くの国へ行くと意味深なことをまひろ(吉高由里子)に告げていたが、まさか遠くの国とは・・・そうであったのか。
 あの時代のこと、人を殺めない義賊であっても解き放つことはならなかったのか。
 盗賊が横行する時代背景、極刑にせざるを得なかったのか。
 
 今回の直秀たちの死に直面した道長が、将来どのような人物になるものか。
 父をも超える権謀術数を張り巡らすのか、民のことを思い政治を仕切るのか。
 
 まひろと共に将来の生きざまが、楽しみにもなってくる物語の展開だったと思う。
 視聴率が良くないらしいけど、中々に見ごたえのあるシーンが多くて結構楽しんでいるけど・・・。
 どうなのであろうか。

 後日、直秀の弟でも登場するようなことは・・・ないかな?
 道長の間者として働くような。(夫)


 (やはり、仮病だったとは・・・・)

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コメント
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