本日は11月の短期講習会の開催日でした!
『墨で新しい表現~墨の「効果」と「余白」を活かした表現~』
講師は日本画家の岡部隆志先生です。
岡部隆志先生
短期講習会ではすでにおなじみとなりました岡部先生ですが、今回の講習会では初めて墨と和紙を使った制作を行います。
日本画家でもある先生にしかできない特別な内容で、2日間で二枚の小作品を描きます
最初の講義では「墨」と「和紙」の詳しい解説からはじまり、本日の制作の流れが説明されました。
制作開始です。まずは和紙を広げ、墨で全体に描き込んでいきます。
そこから必要な部分をトリミングして、それをパネルに貼ったうえでアクリル絵具で着彩、という流れになります
制作その① 墨を擦り、【淡・中・濃】の三段階の色を作ります。
画面には淡→中→濃の墨の順番でのせていきます。
はじめから濃い墨を使ってしまうと修正が難しくなります。
制作その② 「余白」に注意して、さまざまな方法で和紙に墨をのせます。
【かすれを活かす】
【にじみを活かす】
【濃淡や強弱、タッチを活かす】
表現方法はさまざまです!墨と和紙の相性を楽しみながら、全体のバランスを見て表現していきます
皆さんダイナミックに描かれていますね!
制作その③ SM、F3号それぞれの大きさにトリミングをします。
画面の上にトリミングシートをあてながら自分がここがいいと思うところを探します。
この上に描く絵のイメージをしながらトリミングします。
制作その④しるしをつけてカットします。
制作その⑤ 切り取った和紙をドーサ液を使ってパネルに張り込みます。
この張り込む作業は初めての方が多く、尚且つ難しい作業のため先生が見本を行い、丁寧に進めていきます。
制作その⑥ 側面をフエキ糊で接着し完成です。
紙の余った部分を切り取ってパネル張り完成です
次回はいよいよこの上からモチーフを描きこんでいきます。
ここからどんな作品ができあがるのか、楽しみですね
次回は11月16日(水)です!
ブログレポートをお楽しみに~
(まりも)