波打ち際の考察

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波屋山人

一本締めとチョン締め

2007-09-16 21:27:24 | Weblog
部屋の掃除をしてたらむかしの新聞の切抜きを見つけた。

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2004年(平成16年)5月15日土曜日 朝日新聞 p14 

■東京 神田⑥ 丸く収める 327
 「いよ~、ポン!」。サラリーマンの飲み会でよく聞く一本締め。だが、「それは、ちょん締めだね」と江戸町火消し「よ組」の流れを引く「1区1番組」の組頭、西出幸二さん(73)は言う。
 神田で一本締めと言えば「パパパン、パパパン、パパパン、パン」。これを3回繰り返せば三本締めだ。
 9回たたいて、最後にもう1回。だから九+一で「丸」。「すべて丸く収めようっていう意味があるんだ。1度締めたら、後は何も言いっこなしだよ」
                        (蛭牟田繁)
 次は浅草ロック座です。
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この記事を読んでへー、っと思ってから、会社で「では一本締めを!」などと言われたときに気になっている。
1人だけ「これが正統だ~」というように「パパパン~」とはじめたら、おもいっきり浮くだろうな~。ほぼ全員「ヨォーー、ポン」を一本締めと思っているから。
でもそれは本来は「ちょん締め」。

もしかして差別語として認定されている「ちょん」と同一だと思って忌避している?

でも、差別語のそれとこれはまた違う語源だから、そろそろちょん締めっていう言葉を認めてあげてもいいのでは。

チョンは本来差別語じゃない。「チョンマゲ」も「ちょん切る」も差別語に由来してない。

そもそも、ちょん、というのは「ちょこんと」「ちょこっと」などと同じく、些細なもの。
第一、朝鮮はハングル読みでチョソンだし、どこのだれが見下し用語としてチョンなどと言い始めたの?言葉をいい加減に使わないでほしい。言葉にも失礼だし外国の人にも失礼。

もしかしたら、韓国人が韓国の被差別民を白丁(ペッチョン,ぺクチョン)と読んで見下していたのが、日本人の耳にも入ったのかもしれない。
(むかし、旧満州国で満族が漢族を指して清国奴_チンクォヌと言ってさげすんだのが、日本人がチャンコロと聞き誤って見下し語として使ったという説もある。それに似ているかも)


まあ、どちらにしても「ヨオォォーッ、ポン」はチョン締めと言っていいのではないでしょうか。

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