先日鎌倉を歩いていたら、1月下旬なのにいくつかの店の入り口に松飾を見かけた。
どんど焼き(とんど焼き、左義長)も成人式前後、遅くとも24、25の土日に終わっているだろうに、どう処分するのだろう。
せっかく飾りつけたものなら、ゴミ箱や焼却炉には捨てないでほしいな。
ある会社の入り口の松飾の下には
「指定車以外の駐輪は堅くお断りします」
と貼り紙がしてあった。
1年前はたしか
「指定車以外の駐輪は硬くお断りします」
と書いた紙が長い間貼ってあった。
興味深かったからメモ写真を撮った。
その会社のホームページを見てみると、1月ももう終わりだというのにまだトップページ冒頭に下記のような文章が載っている。
「遅いご挨拶となりましたが、新年、あけましておめでとうございます。
お正月の雰囲気も一段落し、少しずつ"日常"に戻り始めました。しかし、鎌倉は依然、初詣に訪れる人たちでにぎわいをみせています」
うーん、さすがにもう「あけましておめでとう」の時期ではない。
休み明けは2月2日。いつ修正するのだろうか。
(追記:2月10日になってもまだ更新されていない。ライブハウスや展覧会の予定も1月のスケジュールのみ。社内で何か異変があったのだろうか)
経験上、サイトの更新が遅い会社は、経営不振に陥っている場合が多い。
余裕がなく、サイトなどに構っていられない状態なのかもしれないけど、社外の人の目もあるから、最低限の対応はしておいたほうが良いかもしれない。
この会社の社長と近い女性には以前会ったことがあるから、社名はかなり前から知っている。
むかし鎌倉の人と別れてからは鎌倉に足が向くことも少なくなったけど、この会社のことは遠くからひそかに気にしている。
鎌倉のクリエイターの人たちからは直接「かまくら春秋社という会社は労働条件がひどいらしい。心身を病んでやめていく人が非常に多い。会社に問題があるのではないか。藤沢の労基署は何をしているんだ?」というような話も耳にしたことがあるけど、価値ある本を多く出している会社だと思っている。
特に、お金にならない詩や短歌などの雑誌を出していてくれていることは、少し詩句に関わるものとして尊敬している。
偶然、かまくら春秋社の熱心なファンの存在も知っている。
だからこの会社にはうまくいってほしいのだけど、なぜ人目につくところで「かたく断る」の「かたく」を「固く」ではなく「硬く」とか「堅く」と書いたりするのだろう。
えらそうに言える立場ではないので恐縮だけど、これは中高生でも新聞や本を読んでいる人には難しい話ではないと思う。
「断固拒否する」などという表現もあるし。
日本語についてあまり意識的ではない人が社内に多いのだろうか。
文芸出版を名乗っているのだからそんなことはないと信じたい。
「硬く」から「堅く」に貼り紙を変えたのは何か意図があってのことなのだろうか。
何も意識していないのだったら残念。
入り口にそんな貼り紙をしていたら、出入りする作家の人たちも不思議に思うだろうに、なぜずっとそのままなのだろう。
社長は法学部政治学科卒だそうだけど、誰かスタッフに日本語学や文学を学んだ人はいないのだろうか。
僭越ながら、どのような人が編集をやっているのか気になる。
鎌倉のクリエイターの人たちに対して、失礼のないようにしていただければありがたい。
作品の価値を読み取ってくれる人、理解してくれる人、あるいは関わっていて楽しい人といっしょに仕事がしたいだろうから。
詩や絵や文学のことを知らなくても、詩人や画家や作家に会うことを避ける必要はない。
きちんと向き合わないことのほうが失礼で、会社にとっても結局はマイナスになる。
もしかしたら、かまくら春秋社のビル(かまくら春秋スクエア)に出入りしている作家の人たちも、貼り紙やホームページに違和感があるのかもしれない。
だけど、そのことをそっと指摘できる信頼関係にある編集者がいないのかもしれない。
それはさみしいことだ。
もっと怖いことも思いついた。
会社の管理職の人たちは言葉についてあまり意識的ではないのかもしれないけど、末端の人たちはすでによく知っているのかもしれない。
そして、意図的に上の人たちに伝えていないのかもしれない。
会社のことについても知らぬは管理職ばかり、という話もあるのかもしれない。
いやいや、そんなことはないですよね。それは勘繰りすぎ、と思いたい。
すみません。失礼しました。
来年、再来年とかまくら春秋社がより良くなりますように。
鎌倉のクリエイター、芸術家の人たちをサポートする存在でありますように。
かまくら春秋社に関わる人たちがみんな幸せに過ごされることを祈ります。
<参考>
松の内
http://www.tamagoya.ne.jp/potechi/2002/20020117.htm
(本来は小正月の15日までが「松の内」)
日常的に人を募集しているのかもしれない。
出入りがはげしいのだろうか。
<参考>
http://www.kamashun.co.jp/staff.html
■スタッフ募集
編集企画業務
30〜40歳。
書籍および雑誌編集の経験3年以上。
企業向けに企画提案も行える方。
普通免許必須(ペーパードライバー不可)。
勤務地:鎌倉市小町2-14-7
勤務時間:9:30〜17:30(残業あり)
休日:土・日・祝日(但し祝日のある週の土曜日は出勤)
http://www.kamashun.co.jp/company.html
社名 株式会社 かまくら春秋社
所在地 〒248-0006 鎌倉市小町2-14-7 かまくら春秋スクエア4F
電話番号 0467-25-2864(代表)
代表取締役 伊藤玄二郎
設立 1970年4月
どんど焼き(とんど焼き、左義長)も成人式前後、遅くとも24、25の土日に終わっているだろうに、どう処分するのだろう。
せっかく飾りつけたものなら、ゴミ箱や焼却炉には捨てないでほしいな。
ある会社の入り口の松飾の下には
「指定車以外の駐輪は堅くお断りします」
と貼り紙がしてあった。
1年前はたしか
「指定車以外の駐輪は硬くお断りします」
と書いた紙が長い間貼ってあった。
興味深かったからメモ写真を撮った。
その会社のホームページを見てみると、1月ももう終わりだというのにまだトップページ冒頭に下記のような文章が載っている。
「遅いご挨拶となりましたが、新年、あけましておめでとうございます。
お正月の雰囲気も一段落し、少しずつ"日常"に戻り始めました。しかし、鎌倉は依然、初詣に訪れる人たちでにぎわいをみせています」
うーん、さすがにもう「あけましておめでとう」の時期ではない。
休み明けは2月2日。いつ修正するのだろうか。
(追記:2月10日になってもまだ更新されていない。ライブハウスや展覧会の予定も1月のスケジュールのみ。社内で何か異変があったのだろうか)
経験上、サイトの更新が遅い会社は、経営不振に陥っている場合が多い。
余裕がなく、サイトなどに構っていられない状態なのかもしれないけど、社外の人の目もあるから、最低限の対応はしておいたほうが良いかもしれない。
この会社の社長と近い女性には以前会ったことがあるから、社名はかなり前から知っている。
むかし鎌倉の人と別れてからは鎌倉に足が向くことも少なくなったけど、この会社のことは遠くからひそかに気にしている。
鎌倉のクリエイターの人たちからは直接「かまくら春秋社という会社は労働条件がひどいらしい。心身を病んでやめていく人が非常に多い。会社に問題があるのではないか。藤沢の労基署は何をしているんだ?」というような話も耳にしたことがあるけど、価値ある本を多く出している会社だと思っている。
特に、お金にならない詩や短歌などの雑誌を出していてくれていることは、少し詩句に関わるものとして尊敬している。
偶然、かまくら春秋社の熱心なファンの存在も知っている。
だからこの会社にはうまくいってほしいのだけど、なぜ人目につくところで「かたく断る」の「かたく」を「固く」ではなく「硬く」とか「堅く」と書いたりするのだろう。
えらそうに言える立場ではないので恐縮だけど、これは中高生でも新聞や本を読んでいる人には難しい話ではないと思う。
「断固拒否する」などという表現もあるし。
日本語についてあまり意識的ではない人が社内に多いのだろうか。
文芸出版を名乗っているのだからそんなことはないと信じたい。
「硬く」から「堅く」に貼り紙を変えたのは何か意図があってのことなのだろうか。
何も意識していないのだったら残念。
入り口にそんな貼り紙をしていたら、出入りする作家の人たちも不思議に思うだろうに、なぜずっとそのままなのだろう。
社長は法学部政治学科卒だそうだけど、誰かスタッフに日本語学や文学を学んだ人はいないのだろうか。
僭越ながら、どのような人が編集をやっているのか気になる。
鎌倉のクリエイターの人たちに対して、失礼のないようにしていただければありがたい。
作品の価値を読み取ってくれる人、理解してくれる人、あるいは関わっていて楽しい人といっしょに仕事がしたいだろうから。
詩や絵や文学のことを知らなくても、詩人や画家や作家に会うことを避ける必要はない。
きちんと向き合わないことのほうが失礼で、会社にとっても結局はマイナスになる。
もしかしたら、かまくら春秋社のビル(かまくら春秋スクエア)に出入りしている作家の人たちも、貼り紙やホームページに違和感があるのかもしれない。
だけど、そのことをそっと指摘できる信頼関係にある編集者がいないのかもしれない。
それはさみしいことだ。
もっと怖いことも思いついた。
会社の管理職の人たちは言葉についてあまり意識的ではないのかもしれないけど、末端の人たちはすでによく知っているのかもしれない。
そして、意図的に上の人たちに伝えていないのかもしれない。
会社のことについても知らぬは管理職ばかり、という話もあるのかもしれない。
いやいや、そんなことはないですよね。それは勘繰りすぎ、と思いたい。
すみません。失礼しました。
来年、再来年とかまくら春秋社がより良くなりますように。
鎌倉のクリエイター、芸術家の人たちをサポートする存在でありますように。
かまくら春秋社に関わる人たちがみんな幸せに過ごされることを祈ります。
<参考>
松の内
http://www.tamagoya.ne.jp/potechi/2002/20020117.htm
(本来は小正月の15日までが「松の内」)
日常的に人を募集しているのかもしれない。
出入りがはげしいのだろうか。
<参考>
http://www.kamashun.co.jp/staff.html
■スタッフ募集
編集企画業務
30〜40歳。
書籍および雑誌編集の経験3年以上。
企業向けに企画提案も行える方。
普通免許必須(ペーパードライバー不可)。
勤務地:鎌倉市小町2-14-7
勤務時間:9:30〜17:30(残業あり)
休日:土・日・祝日(但し祝日のある週の土曜日は出勤)
http://www.kamashun.co.jp/company.html
社名 株式会社 かまくら春秋社
所在地 〒248-0006 鎌倉市小町2-14-7 かまくら春秋スクエア4F
電話番号 0467-25-2864(代表)
代表取締役 伊藤玄二郎
設立 1970年4月