波打ち際の考察

思ったこと感じたことのメモです。
コメント欄はほとんど見ていないので御用のある方はメールでご連絡を。
波屋山人

農業が盛り上がっている

2009-03-30 21:38:21 | Weblog
今年に入ってから雑誌での農業特集が続いている。
農業関係の書籍も注目されている。

長い間、農業に対する関心は広がり続けていた。
無農薬でりんご栽培に取り組む木村秋則さんが何年か前にNHKで特集されたけど、関連書籍は今も根強く売れ続けている。
和民はワタミファームという農場を運営し、安全な食料の確保を試みている。

農家の若い後継ぎたちは、農業を盛り上げるために声を上げ始めた。
「農家のこせがれネットワーク」の設立発表会には多くのマスメディアがやってきた。

そしてついに、長野県の村長さんが「わが村のレタス農家の平均売り上げは2500万円」という衝撃的な本を出した。

食料自給率に対する不安。
安全な食材確保に対する不安。
農業は大事なことではないだろうかというもどかしい思い。
農村の自立の必要性。
そんな考えを抱いているところに、
「農業で儲けてます」
という現実を示す人が出てきたら、本気で農業を目指す人が増えるのではないだろうか。

私も、農業の可能性を模索中だ。
いつの日か、実家周辺の限界集落の田畑を買い占めるか借り上げてしまって、千年前の日本の野菜を作ってみてもいいかなと思っている。
各種のハーブも栽培したい。

もう、農協は力がなくなっている。
想像力のある農家は、農協の言いなりにはならず、アイデアやセンスのある農業を目指す。

日本全体がしずみゆく農協みたいになってしまうか、活力ある農家のようになるか、今が分かれ道かもしれない。

農協の大罪 (宝島社新書)
山下一仁著
価格:700円
出版社:宝島社
発売日:2009/1/10

平均年収2500万円の農村―いかに寒村が豊かに生まれ変わったか―
藤原忠彦著
価格:1,575円
出版社: ソリック
発売日: 2009/1/14

BRUTUS (ブルータス) 2009年 2/15号
[みんなで農業。]

週刊ダイヤモンド 2009年2/28号
[農業がニッポンを救う]

農家のこせがれネットワーク
「一次産業をかっこよくて・感動があって・稼げる3K産業に!」
設立発表会(2009/03/07)


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細マッチョ、ゴリマッチョ

2009-03-29 12:55:29 | Weblog
最近一番気になる軽快なコマーシャルフィルムといえば、中村獅童と松田翔太の出ているコマーシャルだ。
体操選手みたいな白っぽい服を着た中村獅童と松田翔太たちが、「花いちもんめ」のように前に出て行ったり引いたりする。

向かい合っているのは覆面レスラーのような肉厚のマッチョ。
スレンダーでしなやかな中村獅童と松田翔太の肢体と、覆面レスラーたちの日焼けした肌が対照的。
「花いちもんめ」のように前に出て行った中村獅童と松田翔太たちが、ポーズを決める。
なんだかさわやかでかっこいい。

ぼくもどちらかといえば細マッチョ路線で行きたいなあ。
肉をつけたマッチョは無駄にエネルギーを使うから老けやすい気がする。

中村獅童と松田翔太にとっては自分たちのイメージをアップさせる、非常にいい宣伝媒体となっている。
こういうコマーシャルであれば、ギャラが低くても出るべきだろう。
俳優、タレントとしての商品価値を高めることができる。お金を払ってでも出たいくらいだ。

「細マッチョ」「ゴリマッチョ」という言葉もうまいなぁ。よく考えたなぁ。
でも、ここでふと疑問に思った。
そもそも、何の商品のコマーシャルなんだ?

ポカリスエットじゃないし、アミノバリューでもないし、何だっけ?
コマーシャルのイメージはいいけど、何の商品のコマーシャルか認識されてなかったら意味がないのではないだろうか。
(近くにいた彼女に「あのコマーシャル何のコマーシャルだったっけ?」と聞いたけど、彼女も「そういえば何のコマーシャルだっけ?」と言っている)

スーパーに行って、ドリンク売り場にこのコマーシャルの写真を使ったポスターでも貼ってあれば「ああこの商品だったのか」と気づくけど、このコマーシャルだけでは商品の存在は人々に伝わりにくい。

コマーシャルに出ている人の好感度は高いけど、商品の認知度は低いという例は他にも多い。
小雪が液晶テレビのコマーシャルに出ている姿は感じがいいけど、小雪の宣伝しているテレビが、東芝かパナソニックか日立かソニーか、すぐに言える人は少ないのではないか。

何年か前に、調査会社を作ることをちょっと考えたことがある。
ビデオリサーチとかオリコンなどは電通や博報堂などの広告会社を敵にはまわさない。
敵にまわすと食べていけなくなるから。
だけど、タブーをできるだけ排除しないと、学術的な調査などはできなくなる。

政府に対する支持率を調査するのであれば、各テレビ局や各新聞社などのマスコミに対する支持率を調査して公表してもいい。
多額のコマーシャル料を企業から取るのであれば、きちんと効果が上がっているのかコマーシャルの影響力を調査してもいい。

まあ、企業もいろいろ考えて広告を出さないと。
広告会社の言う単価や効果は疑ってもいい。
テレビコマーシャルを半分に減らしても、商品の売り上げはほんの少ししか減らない。
お金がないからといってネット広告などに取り組んでも、たいして売り上げは増えない。
どうすれば最低限のお金で最大の効果を上げることができるかよく考えないと、広告会社のいいカモになってしまう。

ちなみに、ぼくが好感を持って見ているコマーシャルは、サントリーの「金麦」。
檀れいさんをあのコマーシャルで知ったとき、どこにこのような人材がいたのだろうと驚いた。
清潔感あるし雰囲気いいし。
さわやかで温かみがあるというか、人に安心感を与えるというか、内面がきちんとしてそうというか、とにかく魅力的だ。
思わず「金麦」を買ってしまった人は私だけではないだろう。

今検索して知ったけど、中村獅童と松田翔太が出ているコマーシャルは、サントリーの「プロテインウォーター」という商品のコマーシャルだったんですね。
金麦と同じサントリーだったとは知らなかった。

・サントリー「金麦」のコマーシャル
http://www.suntory.co.jp/beer/kinmugi/

・サントリー「プロテインウォーター」のコマーシャル
http://www.suntory.co.jp/softdrink/proteinwater/cm/index.html

・檀れいプロフィール
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AA%80%E3%82%8C%E3%81%84



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俳句再開1年

2009-03-27 07:07:02 | Weblog
句作を再開したのは去年の3月だった。
ある日、ふと思いついて同郷の俳人の名前をネットで検索すると、公式ブログがすぐ見つかった。
告知されていた俳句の集まりに参加させていただいたのが、句作再開のきっかけだ。

10代の後半は雑誌に投句し、20代の半ば頃はネット句会に投句していた。
東京勤務になってからリアルの句会にちょっと参加したこともあるけど、満足できる句は1つもできなかった。
句を作るにはひらめきもセンスもねばりも必要だ。
ぼくはものぐさだからすぐに限界を感じ、長く句作をやめていた。

大学時代には句会の授業を受けたり、俳句に関する授業を受けたりもしたけど、
記憶に残ることはなかった。

卒論は俳句に取り組んでもいいなと思っていたけど、ある日、ぼくが蕪村の句の示している構造を分析してみたことに対し、先生が「それほど意味の深い句じゃないわよ」というような言葉を発したことがある。
(雨は上から下への方向性であり、それに垂直に云々、というような構造を説明したんですけどね)

その時、「ああ、この先生は芸術とは何か、とか句の構造とは何か、といったことに関して考えている人ではないんだな。文学史系の先生なんだな」と感じ、俳句を卒論にすることはあきらめた。

俳句に関わる人の多くは、俳句に関してさまざまな持論を持っているけど、「俳句とはこういうものなんだ」という理論をはっきり言う人は少ない。
俳句に対しての評価の語彙もあいまいなものが多い。

なぜ、俳句の本をほとんど読むこともなく、歳時記すら持たない私がそれなりに俳句について意見を述べ、俳句を作ることができるかと言えば、俳句の本や俳人のセミナーから俳句の世界に入ってきたわけではないからだ。

世捨て人系の者として、世の中の物事の調和とは何かということを考えていると、構造とかバランスといったことについて意識的になる。
おそらく、構造とかバランスについて考える調和学(仮称)について学んできた人であれば、生け花でも俳句でも絵画でも合気道でもカメラでも、すぐに一定以上のレベルに達するのではないかと思う。

私たちは、芸術の構造を分析することができる。
代表的な「情緒」である人間の表情ですら、科学的に構造を分析され、ロボットでの再現を可能にしている。
情緒というあいまいなものでごまかす必要はない。読解をあきらめなくていい。

芸術の構造を分析することによって、なぜその構造が意味を持つのか、価値を持つのか、人にインパクトを与えるのか、などといったことが明らかになってくる。

合気道だって神秘ではなく、きちんと合理的な作用によって相手を組み伏せる。
強い武道は、その武道の世界の外に出ても強さが通用する。
様々な武道は時折格闘技イベントで異種格闘技を行う。

芸術も同じだ。
すごい日本画は、日本画の世界の外に出てもすごさが通用する。
優れた民俗芸能は、外国に行っても芸術として通用する。
おいしい料理は、外国に行っても評価される。
もし、日本舞踊の世界独特の価値観だとか、
俳句の世界でしか認められていないスタイルに固執するのであれば、
世界では闘えない。
異種格闘技イベントに参加できないローカルな弱い格闘技と同じように、文化財として残すことしかできないだろう。

いい俳句は、俳句の世界での常識を知らない人にも感動が伝わる。
私は、俳句の世界の外の人にも伝わる俳句を作って行きたい。

俳句に芸術として価値のある構造があれば、翻訳して外国人に伝えることすら可能だ。
今年は精進しなくては。


追記
生け花やカメラは俳句に似ているところがあると思う。
どちらも構造を切り取らなくてはいけない。
生け花は、花と葉と花器、カメラは対象物と枠と紙(画面)が必要だ。
俳句は、5・7・5の17文字と季語。

上記の条件をそろえただけで、形はすぐにできるけど、芸術として通用する構造がなければ、芸術とは言えない。
逆に言うと、芸術として取り組むのであれば、花器や枠や季語を取り払うこともありえる。
大事なのは、構造とバランスであって、形や枠ではない。


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資格や検定の質を保証する「(財)資格標準化機構」の代表理事が、漢検協会の会長でいいのか

2009-03-27 01:52:53 | Weblog
もうすぐ4月。(財)資格標準化機構が本格的に始動するのではないだろうか。

・一般財団法人 資格標準化機構
http://www.shikaku.or.jp/summary/organizational.html

この団体は、各種の資格・検定の評価を行う。
全国的にあやしげな資格や検定が乱立していたから、文部科学省も資格や検定のありかたについてガイドラインを設けた。
それを受けて、資格標準化機構は資格や検定を評価する組織を整えようとしている。

だが、3回連続文部科学省にC評価を受け指導されている漢検協会が、この財団法人の設立と運営に大きく関わっている。
定款にも書いてあるけど、そもそもこの財団の設立者および財産拠出者は、財団法人日本漢字検定協会だ。代表理事も漢検協会の会長。

一般財団法人は官公庁の許可を得なくても設立することができる。
漢検協会は文部科学省の管轄下にあり、文部科学省が指導をすることができたけど、資格標準化機構には指導をすることができない。

漢検協会は、自らの関連団体である資格標準化機構によって、A評価でも優評価でももらうことができる。
文部科学省の忠告や指導を無視して好き勝手に稼いでいる漢検協会が、さらに自分勝手に資格や検定の評価すら自分たちで行おうとしていることに対して、文部科学省も怒りを感じたのかもしれない。

漢検協会の運営には問題点が多いと何度も指摘してきたのに、おそらく、資格標準化協会はお墨付きを与えるだろう。
文部科学省はそれを危惧したのではないか。

理事や評議員には東大、早稲田、同志社、立命館の学長などが名前を連ねているけど、きちんと財団に対してのチェック機能はあるのだろうか。
大学に多額の寄付をしてくれたから名前を貸しただけ、などと言わないでくださいね。

この財団法人が、きちんと資格や検定を評価することができるかどうか、理事や評議員たちは責任を持ってチェックしてほしいと思う。

ちなみに、理事や評議員の顔ぶれは立派だが、資格や検定の評価方法については詳細が見えてこない。
アメリカでの、大学に対する第3者専門機関のアクレデーション(適格認定)を参考にしているのだろうけど、誰か専門スタッフはいるのだろうか。チーフアナリストがいるのであれば、責任を持ってその人間に評価方法について発表させるべきだと思う。
(こちらから直接取材にお伺いしてもいいんですけどね)

きちんとした評価方法がないのであれば、資格や検定の実施団体を囲い込んで、各実施団体から審査料や認定料の名目でお金を集めることが目的の組織になってしまうのではないだろうか。

そのようなことになれば、文部科学省ときちんと連携する別の団体が資格や検定の評価をきちんと行うようになり、資格標準化機構は存在価値を失うだろう。


<参考>資格標準化機構の理事、評議員の一部
機構長 山本恒夫 筑波大学 名誉教授・八洲学園大学 学長
代表理事 大久保昇 財団法人日本漢字能力検定協会 理事長
理事 大久保浩 財団法人日本漢字能力検定協会 副理事長
理事 川口清史 学校法人立命館 総長
理事 小宮山宏 東京大学 総長
理事 白井克彦 早稲田大学 総長
理事 八田英二 同志社大学 学長
理事 藤原和博 東京都杉並区立和田中学校 前校長
評議員 新井健一 株式会社ベネッセコーポレーション執行役員
評議員 池坊由紀 華道家元池坊 次期家元
評議員 梅澤直臣 財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 常務理事
評議員 相賀昌宏 株式会社小学館 代表取締役社長
評議員 大久保幸夫 株式会社リクルート ワークス研究所 所長
評議員 田大進吉 財団法人日本数学検定協会 理事長
評議員 堀川一晃 エリーニ・ユネスコ協会 会長


<参考>資格標準化機構設立のニュース
http://eduon.jp/news/other/20090217-000485.html
■(09/2/17)検定試験の質保証へ資格標準化機構が設立
2009年02月17日18時00分 配信 Eikohまなび倶楽部
乱立する検定試験の質を保証と、一般財団法人資格標準化機構が4月から本格的に稼働する。同機構では、検定試験・資格試験の有用性認知のための環境整備を行う「普及啓発事業」や、試験の内容や質を適切に判断できることを目的にした「第三者評価事業」、試験の適正な実施を担保する「適正運営支援事業」、試験活用に伴う現状分析、課題などを踏まえ提言する「調査研究事業」などに取り組む。一定の条件を満たした検定試験などには「認定マーク」を付与する予定。乱立する検定試験の質を保証と、一般財団法人資格標準化機構が4月から本格的に稼働する。同機構では、検定試験・資格試験の有用性認知のための環境整備を行う「普及啓発事業」や、試験の内容や質を適切に判断できることを目的にした「第三者評価事業」、試験の適正な実施を担保する「適正運営支援事業」、試験活用に伴う現状分析、課題などを踏まえ提言する「調査研究事業」などに取り組む。一定の条件を満たした検定試験などには「認定マーク」を付与する予定。

<参考>漢検協会は3回連続C評価
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/150056.html
■漢検協会に3回「C評価」 文科省検査 指導に再三従わず(02/28 21:20)
 財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市、大久保昇理事長)が公益法人として認められない多額の利益を出していた問題で、文部科学省が2003-08年に実地検査した結果、「事業内容と実施状況」の項目で3回連続して3段階のうち最低の「C評価」を付けていたことが28日、分かった。
 文科省は「早急に改善すべきだ」と再三、指導。検査対象のうち、残りの「業務運営」「会計処理収支、資産」「予算と決算」の項目も検査を重ねるごとに悪化した。
 08年には全項目で改善が必要と通知し、改善計画の提出を求めた。
 しかし、協会は期限内に提出せず、昨年末までに提出した計画も同省は「不十分」としている。
 文科省によると、検査は03、04、06、08年の4回実施。04年以降の3回は「事業内容と実施状況」が「法令または寄付行為に反するなど早急に改善すべきもの」とするC評価だった。
 08年には、会計処理などの項目もC評価に。「業務運営」「予算と決算」は「改善を加えた方が良い」とするB評価となり、全項目から「改善の必要がない」とするA評価が消えた。

<参考>漢検協会が資格標準化機構を設立、各大学に多額の寄付
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/151428.html
漢検、赤字事業買収で黒字減らし 検定料値下げには難色(03/07 17:07)
 公益法人には認められない多額の利益を上げていた財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市、大久保昇理事長)が、赤字の外国人向け日本語検定を3億3600万円で買い取るなど、2008年度に計約6億円を新規事業に支出していたことが7日、分かった。
 協会は文部科学省が求めた検定料引き下げには難色を示して一部しか応じず、代わりに見通しが不透明な事業への投資で黒字を減らし「もうけ過ぎ」との批判をかわそうとしたとみられる。
 協会の事業計画などによると、日本貿易振興機構(ジェトロ)から買収した外国人向け検定「ビジネス日本語能力テスト(BJT)」は05-08年度は年間2000万-8000万円の赤字だった。協会は今後5年間、広報費や研究開発費が増加し、赤字は年間1億円に膨らむと見込んでいた。
 また、国内に1000以上あるとされる検定や資格試験を第三者が評価する財団法人「資格標準化機構」設立に2億円を拠出し、代表理事に大久保理事長が就任。東大と京都大にも計4800万円を寄付した。
 協会はこうした事業を「社会全体の利益に貢献する活動」と位置付けていた。


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雑草を栽培したらどうなるか

2009-03-27 00:18:35 | Weblog
ふと思うことがある。
何千年も前の人たちは、食べられる植物や動物を確保するのに、大きな労力を費やした。

いつの頃から農耕がはじまったのか知らないけど、すでに縄文時代には栗や豆などが栽培されていたらしい。
野菜はいつの頃から栽培されていたのだろう。

もちろん、最初は野山に生えている草を煮て食べていたのだろう。
でも、野生の植物の多くは苦味成分があるものが多く、アクのない柔らかい植物は少ない。
秋や春の七草ですら、少々アクがある。

もしかしたら、アクの少ない植物を栽培するために、さまざまな取り組みを行っていたのかもしれない。
そして、土地を耕してから栽培すると、ひょろひょろとしてアクの少ない、食べやすい草になることを発見したのかもしれない。

現代人が一生懸命畑を耕して野菜の成長を願っているけど、ほんとうは畑の土を細かく耕すというのは、植物の生命力を弱める効果があるのかもしれない。

古代の人が、アクの少ない淡白なひょろっとした植物を作るために行っていた技術が、現代では植物が元気に育つための技術として認識されているのだろうか。

ちょっとした空き地に雑草が青々と育っているのを見ると、あのように野菜を育てることは出来ないのだろうかとふと想像する。
逆に、よく耕した畑で雑草を栽培すれば、ひょろっと細くなるのではないかと想像する。

だから、こんど実家に帰ったら家の裏の畑でちょっと実験を行ってみたいと思う。
畑を雑草だらけにする。草の根で土を耕させる。
そして、草を刈ってそのまま肥料代わりに放置し、野菜の苗を植える。
雑草が生えてきたら伸び放題にして、野菜と競わせる。

きっと、モロヘイヤやシソや大豆やピーマンなどは元気に育つのではないかと思う。
実家の畑では、すでに雑草の中でゴーヤーやツルナはよく育っているしね。


※不耕起栽培というのは、福島正信さんの著書で知った概念。
福島正信「自然農法わら一本の革命

<参考>
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008081601000051.html
■縄文時代に九州で豆類栽培か 土器に痕跡、熊本大調査
 九州各地で出土した約3600-3000年前の縄文土器の表面に、栽培種とみられる大豆や小豆の痕跡があることが熊本大の調査で分かった。定説では豆類の栽培は弥生時代以降とされるが、調査した小畑弘己准教授らは「縄文後期には九州地方にマメ科植物の栽培技術があった可能性がある」と指摘している。
(略)
2008/08/16 08:05 【共同通信】

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3年連続東京マラソン完走

2009-03-26 22:55:28 | Weblog
先日、東京マラソンを完走した。
今年は本番10日前から毎日夜中に10キロ走っていたし、体重も1か月で3キロ近く落としていたから、去年よりタイムは縮むだろうと思っていた。

いいかげんな練習にも関わらず、3時間半ちょっとで走れるというのは、マラソン向きの体質なのかもしれない。
高脂血症でメタボなひきこもり人間だけど。

4~5キロ走っただけでも足が痛くなっていた1か月前にくらべ、よく走れるようになったなと思う。やっぱりやせたのが大きかったかな。
3キロやせるとなんだかあごのラインも以前よりすっきりした。

今回は後半になっても1キロ5分のペースがあまり落ちなかったのが勝因。
25キロくらいまでは5キロが24分後半、その後は5キロ25分後半だった。

10キロまでは下り坂だからおさえ気味にのんびりジョギング。
ポニーテールの後姿美人も多数発見。
時折、急いでいるランナーが人にぶつかりながら隙間を縫って先に進んでいくけど、あれは失礼。
腕に当たったらすみませんとかソォウリィとか言ってほしい。
近くで人を追い越そうとして道の脇の赤いコーンに当たってもんどりうってこけている人もいた。あぶない。

20キロまでは東京タワーを見ながら平地をクルージング。
頭にストローで作った東京タワーを乗せた外国人の後ろを追走。
沿道から「東京タワーがんばれー!」とすごい声援。
中間地点を越えるとちょっと太ももが重くなってくるけどがまん。
よい姿勢を保て、強い心を保て、というようなことを念じる。
基本的に、裸を連想させる仮装は禁止されているんだけど、半ケツ状態の絵のパンツをはいているおじさんがいて、まぎらわしかった。

30キロまではバナナも給食ポイントで手にしながらがまんの走り。
沿道のチアガールの声援がさわやかで癒される。
タイガーマスク姿の人や着ぐるみの人たちと併走。
沿道から「タイガーマスクがんばれ!」とすごい声援。
エビフライの着ぐるみの人は暑くないのだろうか。
給水ポイントではアミノバリューを一口飲み、次に水をとって少し飲み、手と腕をぬらす。

35キロを過ぎたらラストスパートだー、と意気込むがなかなか足がついてこない。
向かい風がすごく、吹き飛ばされそうになる帽子を手に持って、橋の上り坂をゆっくり走る。
さすがに、3時間半くらいで走る人は後半もなかなかペースが落ちない。
去年4時間弱で完走したときはぼくを含め、後半にペースダウンする人を多く見かけた。

40キロを過ぎたら、ひたすらゴールが待ち遠しい。
1キロが非常に遠く感じる。
それでも競技場の近くで応援の友人たちを見つけて調子よくポーズ。
走りながら時々ケータイで連絡を取り合っていたけど、最後にようやく会えた。

できれば3時間半を切りたかったけど、それはちょっと無理だった。


4時間以内で走るのがサブフォーといってランナーたちの一つの目標になっているけど、4時間以内というのはそれほど難しくない。

3時間半~4時間は、TOEICで言うと600点台のイメージかも。
3時間~3時間半というのはTOEIC700点台以上のイメージ。

TOEICは、500~600点くらいは教養として一応英語も勉強しましたねっていう程度。
700点以上ないと、英語がちょっとできるとは言いにくい。
それと同じように、4時間弱でちょっとマラソンを「走っている」とは言いにくい。
最初ジョギングのようなスピードでのんびり走って、後半疲労困憊でちょっと歩いてしまっても達成できるのがサブフォーだし。
できれば3時間半を切りたい。

でもサブサーティーなどという言葉はないのかな。
3時間半をサブサーティーとして目標にしたいと思う。
もう当分走りませんけどね。
がまんするの好きじゃないし。


<参考>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%BD%E3%83%B3サブスリー - フルマラソンを3時間以内に完走すること。
サブフォー - フルマラソンを4時間以内に完走すること。
サブテン  - フルマラソンを2時間10分以内に完走すること。
サブエイト - フルマラソンを2時間8分以内に完走すること。


追記1
スーツ会社がスーツとシャツとネクタイと靴とかばんと時計をプレゼントしてくれるんだったら、それを着用してサラリーマンみたいな格好をして走ってもいいかも。集団でスーツ姿の人が走っていたら清涼スーツの宣伝になるかも。
映画とかサーカスとか番組とか何かの宣伝のために仮装して走るのもOK。
着ぐるみで走っている人たちが注目されているのを見て楽しそうだなと思った。

追記2 
トラブルもなく順調に終えられたけど、アシックスに関してはちょっと残念だった。
本番前々日にビッグサイトに行ってゼッケンを受け取った後、アシックスのブースで小さなウエストポーチを買った。
店員さんに袋と商品を手渡されたのをそのまま持って他の店を回って買い物をしていたら、どうやらウエストポーチを落としてしまったらしい。
帰路の電車の中で、ウエストポーチが袋に入っていないことに気づき、レシートに書いてある「エキスポ期間中」の連絡先に電話してみた。
だけど、誰も出ない。翌日も電話したけど誰も出なかった。大会ホームページも問い合わせ電話番号とかアドレスはないし。
どこに連絡すればいいのかわからなかった。
「最後に残っていた小さな赤いウエストポーチを購入したんですけど、会場内で落としてしまったようです。落し物があったと届けはなかったですか」とダメもとでいいから確認しておきたかったのに。
とりあえず、来年はちゃんとつながる電話番号をレシートに打ち込んでほしい。そして、買った商品は袋に入れてから手渡してほしい。

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雑誌やサイトなどに応募して抽選に当たる技術

2009-03-26 21:26:57 | Weblog
むかし、懸賞に応募して当たった賞品だけで生活する、というバラエティー番組があった。
その後しばらく懸賞に応募することは注目されていたけど、ブームは去って「公募ガイド」という雑誌も廃刊になった。

だけど、現在でも様々な雑誌やサイト、テレビ番組などで商品やイベントやプレゼントの応募&抽選が告知されている。
当選を求めて、サイトの応募フォームや葉書で応募する人も多い。

私も去年ある雑誌の抽選に応募して、作家直筆の色紙が当たった。
売れていない雑誌の公式ページはアクセスする者が少ないから、応募すれば当たる確率が高い。

むかし自分が抽選を行う側だったから、どのように記入すればちょっと当たる率が高くなるか、ということを少しだけ知っている。

「当たる技術」というほどでもないけど、ちょっとだけ応募の際のコツをメモしておく。

私の知っている限りでは、懸賞の抽選は公平に行われている。
例えば、次のような手順で行われる。(一例)

1.応募者はネットの応募フォームで応募。
2.編集部で応募者のデータをエクセル形式などでダウンロード。
3.締め切り後、データ集計。コメント欄などに全て記入していない人は削除。
4.1年以内に当選したことのある人の名前を削除。
5.残った人の数を商品数で割る。20倍の競争率だと、応募順に20人ごとにチェック。
6.20人ごとの人に問題がなければその人を当選者に決定。
7.プレゼントを発送。

上記のような選び方だと、応募した時期には関係がない。
比較的公平な選び方だと思う。

ちなみに、葉書で応募する場合はおまじないなのか何なのか知らないけど蛍光ペンで葉書を縁取ってくる人も少なくない。
たしかに目立つけど、抽選には全く関係ない。

そんなことはともかく、応募のコツをメモ。

1.競争率の低そうな抽選を狙う。
(アクセスの少ないサイト、読者数が少ない専門雑誌など)

2.複数の名前で応募する。
(親、姉妹、友人など)

3.できれば住所も複数に見せかける。
(県名の有無、全角半角、マンション名の有無などで撹乱)

4.記入すべきところはすべて記入する。
(全部記入していない場合は抽選の前段階で外されることがある)

5.字は丁寧に書く。
(汚すぎると好感を持たない人もいる)


とりあえず、当選率が1%だったら、応募数を10倍にすれば当選率も10%になる。
応募数を増やすためには、周囲の人の名前を使わせてもらう場合もある。

同じ住所からの応募だと、エクセルデータのソートですぐに同一人物だとわかってしまい、削除されてしまうおそれもあるので、同じ住所でも多少表記を変えれば、ちょっとごまかせるかもしれない。

膨大な応募データがあると、ぱっと下記のようなデータを見たとき、同じ住所だとは思わないかもしれない。

東京都中央区銀座1-2-3鈴木マンション456号室
東京都中央区銀座1-2-3-456
中央区銀座1の2の3の456


注意点もある。
きちんとした会社であれば、個人情報は抽選以外には使わない、と一文を入れている。
あやしい会社であれば、応募した個人情報を元にダイレクトメールを送ってくるかも知れない。

あやしい会社に応募するときは、本名ではなくてちょっと変えてもいいかもしれない。
山田花子さんだったら山田草子とでも書いて応募すればいい。
草子と書いても郵便物(当選プレゼント)は届く。
もし、何日かして草子さん宛てのダイレクトメールが送られてきたら、ああ、あの会社は個人情報を営業に使ったな、と知ることができる。


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お得な両替方法(日本国内の銀行で両替できないマイナー通貨に関して)

2009-03-21 11:53:40 | Weblog
お金がなくても優雅にすごしたい人は、物価の安い土地に足をのばす。
ベトナムなどは素朴なビーチもあって、なかなかいいところだ。
航空チケットも高くない。

4/30木曜日に有休をとり、4/28午後も半休をとれるのであれば、
4/28火曜日の夜に出て5/7木曜日の朝に戻るプランがおすすめ。
これだとGW8日間をまるまる楽しめる。

3/21土曜日現在でもまだANAのホーチミン直行便は空席がある。
燃料サーチャージや税金などを入れても1人5万円少々。
この時期にこの値段はお得だ。

・etour
http://www.etour.co.jp/discount/

・ANA
http://www.ana.co.jp/asw/index.jsp?type=i

JALも悪くはないけど、座席にテレビが付いていない場合がある。
ANAなら新しい機材だから、映画「イエスマン」か「オーストラリア」でも観ながらくつろぐことができる。

午後6時過ぎの便に乗り、午後11時にホーチミンに着くと、さっそく食事を楽しみたい。
深夜までやっている海鮮料理屋は多い。
ドン支払いしか受け付けていない店が多く、店内でドルをドンに両替してくれる店も、あまりレートがいいとは言えない。

でも、空港で両替するのはおすすめできない。
レートがわるすぎるのだ。
昼間、市内の銀行やホテルで100円=1万6千ドンくらいで両替してくれたとき、
たしか空港では100円=1万4千ドンだか1万4500ドンといったレートだった。

2007年くらいまでは深夜2時3時でも高級ホテルのフロントに行けば両替してくれたけど、昨年11月はどのホテルに行っても宿泊客しか両替できないと言われてしまった。

だから、夜中にホーチミンに到着する場合は、事前に数千円か数万円のドンを持っておいたほうが安心できる。

だけど日本でベトナムドンを両替してくれる銀行はない。
では、日本国内でドンを手に入れるにはどうすればいいのか。
下記のような方法が考えられる。

1.ベトナムに旅行に行ったことのある友人に、1万ドンあたり60円で譲って、と話を持ちかける。
(相手にとってはいいレートだ)

2.ヤフオクなどでベトナムのドン紙幣が売りに出されていないかチェックする。
(ただし、コットンでできた高額紙幣は現在ベトナムで流通できないので注意が必要)

3.ブルー・トラストグループのサイトから、「ベトナムドンを販売していませんか」と問い合わせをする。

・ブルー・トラスト・グループ「外貨両替サービス」概要
http://www.btgp.org/BTG%20FXIV.htm

・ブルー・トラスト・グループ「外貨両替サービス」見積もりサービス
http://www.btgp.org/Inquiry_Form.htm

運良くブルー・トラストに在庫があれば、レートもわるくないし郵送も無料。
振込先口座は三菱東京UFJ銀行かみずほ銀行か三井住友銀行。
ここで、いくらか購入しておくのがおすすめ。
ぼくはさっそく4~5万円分を両替させてもらった。

東南アジアや中欧や南米、アフリカなどの通貨もブルー・トラストで買えるかもしれない。
また利用させていただきたいと思う。

ベトナムを旅行するときは、1週間程度だったらドルとドンをそれぞれ3万円分も持っておけば十分だろう。
足りなくなれば現地の銀行か旅行会社かホテルで両替すればいい。
むこうでは一部屋50~60ドルも出せばそこそこいいリゾートホテルに泊まれる。

ファンランのニンチュービーチにあるDenGionリゾート(デンジオン?デンヨーン?)などはドン支払いなので要注意。
Sea View Deluxe Private Gardenの1部屋80万ドンは現在のレートでは5千円以下。
早くベトナムでくつろぎたいな。

ムイネに着いたら、1日1ドルで自転車を借りる。
海沿いのヤシの木の下に置いてある椅子に腰掛け、道の向かい側にある家のおばさんから5千ドン(30円)でサイゴンビールを1本買い、海を見ながら飲み干す。

海沿いのリゾートっぽいレストランに行って、魚を食べながら生ビールを飲むのもいい。
夜は、月を見ながら海沿いのバーで1杯。

ファンランに行ったら、リゾートホテル近くの海沿いの空き地で、露天の貝料理を飽きるほど食べたい。
大きなアサリや赤貝みたいな貝を山盛り食べても、ほんの3~4万ドン。
夕日を見ながらのビールはおいしい。

3月や4月は非常に忙しい日が続くけど、ゴールデンウィークを心の支えにしてがんばりたい。


・DenGion Resort
http://dengion-resort.com/index.php?option=com_content&view=article&id=3&Itemid=3&lang=en


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東京麺通団で5日連続ランチ

2009-03-13 23:32:45 | Weblog
東京で本物の讃岐うどんを食べようと思ったら、思いつくのはまず東京麺通団だ。
店内で麺を打ち、茹で上げ、客は並んでいるおかずを選んで、支払って席に着く。

この店がオープンした何年か前から時々行っているが、5日連続で行ったのははじめてだ。
今週は飽きもしないで毎日新宿西口に足をのばした。

昼過ぎ、東京麺通団にふらっと入って行くと、若手のうどん職人さんに目を合わせ、
「ひやかけ小」と注文する。

釜あげは茹で上げるまでの時間が5~8分かかったりするけど、ひやかけやあつかけはすでに茹で上げたものを水でしめた麺だから、すぐ出てくる。
釜あげもおいしいけど、ぼくはもっとコシの強い麺が好きだ。
ひやかけ小はたったの290円。

ランチ時はぼくは他に揚げ物などを頼まない。
納豆1パックだけ買う。100円。
合計390円を支払いながら、タダのネギと生姜を大量にうどんに乗せる。
おろした生姜と、ひやかけのダシはよく合う。それになんだか健康的。

席に腰掛けて、香川県の地図を見ながら納豆をかきまぜ、うどんのつめたい汁をちょっとすする。
納豆をうどんに乗せ、耳かみたいな木のスプーンで一味唐辛子を大盛り2~3杯入れる。
ダシの生臭さが消えていい感じになる。
よく混ぜてから、なまめかしいまでの麺の柔肌を口に入れる。

エロティックなまでに肉感的な麺。これはすばらしい。
今週は毎日うどんを食べたせいか、無難に乗り切ることができました。


http://www.mentsu-dan.com/shop/shop_tokyo.html
■東京麺通団
朝10時~深夜2時まで
年中無休
東京都新宿区西新宿7-9-15
ダイカンプラザ
ビジネス清田ビル1F
03-5389-1077

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優しい子どもたち

2009-03-07 15:26:44 | Weblog
先日、原宿のアパレルメーカーのファミリーセールに行った。
少し混雑していたけど、幼児服売り場には子ども連れで来ている女性も多い。

狭い通路を歩いていると、ふと女の子の表情が目に入った。
穏やかな顔立ちの6~7歳くらいの子が母親を見上げ、申し訳なさそうに
「ぐいっとやったらだめなんだよ。人の嫌がることしたらだめなんだよ」
と言っている。

母親は子どもと顔が似ていなくもないが、多少あつかましそうな表情。
いろんなことを経験して世の中を渡ってきた人なのだろう。
子どものほうを見ないで、「いいのよ」「しょうがないのよ」などと返事していた。

女の子が心痛めることなく、優しく気高いままでいられますように。
母親に失望しないですみますように。


別の日に自宅に向かって歩いていると、信号待ちをしている男の子を見つけた。
5~6歳の男の子が父親の足に頭を押し込んで、
「あぶないよ」「赤信号は渡っちゃだめなんだよ」と強く抗議している。
信号が赤になってから親子で横断歩道を渡ってきたのだろうか。
子どもの訴えに、言葉を返すことなく、父親はたたずんでいた。

そんな父親の後ろめたさを、子どもが真似することになりませんように。
清らかなものや美しいものに背をむけずに済みますように。


私は以前、人通りのないところでも赤信号をきちんと守り、人に笑われたりもした。
だけどアジア各地を旅するようになってから、臨機応変に赤信号でも道を横切ることが増えた。
信号を守らないのが常識のような地域もあるのだ。

それでも、日本国内で信号待ちをしているときは、近くに小さな子どもがいれば信号を守るようにしている。
あぶない渡り方はしない。
幼稚園や保育園で信号を守ることを教えられている子どもたちを傷つけたくはないから。


最近、子どもたちに注意される大人が増えている。
何年かたつと、団塊ジュニア世代の人たちも、団塊ジュニアのそのまたジュニアの世代の人たちから、いろいろなことを言われるようになるのかもしれない。

「団塊ジュニア世代は高品質なエンターテイメントを知らないで、安酒とか安バラエティ番組とか安映画や安ファッションで時間を浪費している安物系の人が多い」とか
「団塊ジュニア世代は世界各地の文化を理解しないで、地域とか会社の常識の枠内に落ち着いている鎖国系の人が多い」とか
「団塊ジュニア世代は深く物事を考えないで、目先の日常生活に流されている品のない人も多い」とか
「団塊ジュニア世代はテレビを見てばかりで、自発的な行動に乏しい人が多い」とか。
勝手なことを言われるようになるかもしれない。
ひとくくりにするのはむずかしいと思うけど。

団塊ジュニア世代の人たちは団塊世代を評して
「団塊世代は学生運動の時代で勉強をしていないから、知識の不足している人が多い」とか
「団塊世代は40~50代になってからパソコンを始めた人が多いから、仕事にならない人が多い」とか
「団塊世代はむかしの思想に影響されて独特の熱い人は多いけど、今の人とは考え方が違う」とか
勝手なことを言っていた。

だけど、こんどは下の世代から突き上げられてしまうのかもしれない。
スルーされてしまうだけかもしれないけどね。

どちらにしても、「今どきの若者は」という言葉は死語になってきているのかもしれない。

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春の気配

2009-03-07 12:29:19 | Weblog
今日も春のような日差しだ。
日のあたる駅のホームで目を閉じる。
遠くから工事のハンマーの音が聞こえる。
あたたかくなってくると、大気の中の音の伝わり方が変わってくるのだろうか、やわらかな丸みをおびた音に感じる。
幼い頃、日のあたる部屋で読書しながら耳にしていた、田んぼのむこうの工場の音と同じだ。

遠くの車の音は、春の大気に含まれる細かな粒子に影響され、やわらかなさざめきのようになっている。
スローモーションのようにも感じるゆるやかさ。

これから仕事に行くということも忘れそうな、まどろみの時間。
ものぐさな俳句詩人(廃人とも言う)は、ここにたたずむ幸せを感じる。

毎年思うことだけど、冬から春にかけての時期は感動的だ。
まだ芽吹いていないけど、道端の桜の木々などはもうはちきれんばかりにプリプリした木肌を朝の陽射しに光らせている。
むずむずしている木の気配が伝わってくる。
たっぷりと地中から養分を吸い取り、やがて青い空にエネルギーを放出するかのように、芽や花を出すのだろう。

今日もいい日になりますように。

今朝の一句
 陽の当たる坂道手と手引き寄せる (新宿区某所にて)

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