波打ち際の考察

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波屋山人

シルクロードと被爆者

2007-11-19 20:18:17 | Weblog
ある保守系の人の情報メルマガを見ていたら興味深い記事があった。

何年か前に私も1人でシルクロードを旅し、24時間もバスに乗って砂漠を縦断し、南新彊(ホータンなど)を目指したことがある。
一面の砂漠だったけど、もしかしたらその中に放射能が含まれていたかもしれない。

日本のマスコミではあまり中国の暗部を報じない。中国政府への配慮があるのかもしれないけど、旅行する日本人の安全のことも考えてほしい。

ウイグル自治区ではこの10年で何十件もウイグル人による反乱やテロが起こり、何百人もの中国人が殺された。多くの独立派ウイグル人が捕らえられ、殺されているという。けっこう危険だ。
その話は日本に帰ってきてから知った。

現地では漢族の男女に「ウイグルのやつらは泥棒とか、悪いやつばかりだから気をつけろ」と言われた。
私は漢民族の人もウイグルの人も好きだったから、板ばさみ状態で心苦しかった。

ウイグル人ばかりの路地を歩いていると、不穏な視線を感じることもあり、中国人に間違われないように「地球の歩き方」を眺めて観光客っぽく行動することもあった。


下記のメルマガは保守系の人に人気のようだし、ちょっと中国に厳しい面はあるのかもしれないけど、革新系の人だって、特に広島や長崎の人はウイグルの人を応援してもいいのではないだろうか。
政治闘争ではなく、核の問題の深刻さを第一に考えるのであれば、日本やアメリカの政府に対してだけではなく、中国の政府にも堂々と主張していい。

相手がいやがることを言わないのが友だち、というわけでもない。

もう核実験は行われていないのか、核物質は残留していないのか、人々にどのような影響を与えているのか、私なりに手に入れられる情報があれば調べてみたい。

http://blog.mag2.com/m/log/0000000699/109167644.html
■■ Japan On the Globe(523)■ 国際派日本人養成講座 ■■■■
The Globe Now: シルクロードに降り注ぐ「死の灰」

■1.『シルクロードの死神』■

 ある日本人青年がシルクロードを一人で旅をしていた時のこ
と、こんな体験をした。

 ローカルバスに乗って南新彊をめざしていたところ、突
然昼間なのにピカッと光るものを感じた。その後、バスの
中を見渡すと同乗者たちが皆、鼻血を流している。その光
景は滑稽にさえ思えた。そころが、鼻に手を当てると自分
も同じように血が出ているのに気がついた。バスの中は騒
然となった。あの時、私は被爆したのかも知れない。

 新彊ウイグル自治区の南部に広がるタクラマカン砂漠には、
中国の核実験基地がある。その風下に位置する西側の村々では、
直接、放射性物質が降り注ぐ。

 大脳未発達の赤ちゃんが数多く生まれ、奇病が流行し、ガン
の発生率は中国の他の地域に比べて極めて高い。その9割が血
液のガン、白血病である。中国政府の圧力のために、こうした
事実は公にされず、貧しい患者たちは薬も買えずに死を待つ。

 こうした状況を報道したドキュメンタリー "Death on the
Silk Road" 『シルクロードの死神』が1998年7、8月、イギ
リスのテレビ局で放映され、衝撃を与えた。この番組は、その
後、フランス、ドイツ、オランダなど欧州諸国をはじめ、世界
83カ国で放送され、翌年、優れた報道映像作品に送られるロ
ーリー・ペック賞を受賞した。

 弊誌で調べた範囲では、この83もの国々の中に、なぜか我
が国は含まれていないようだ。

■2.ウイグル人医師の苦難■

 このドキュメンタリー番組の制作に協力したウイグル人医師
アニワル・トフティのこれまでの人生が、中国に植民地支配さ
れているウイグル人たちの苦難をよく物語っている。

 アニワルは難度の高い手術を行い、国際学会にも幾たびか出
席するような優れた外科医だった。しかし中国内の民族差別に
耐えかねて、同じテュルク系民族の国で働きたいと、語学留学
を理由にトルコに渡った。そこで英国のテレビ記者に誘われて、
ドキュメンタリー制作に協力したのだった。

 中国の核実験による後遺症を世界に告発した「罪」で、「新
彊分裂主義分子」のレッテルを貼られたお尋ね者となり、「中
国に入境すれば禁固20年は免れない」という。家庭は崩壊し、
中国に残してきた二人の子供も出国は許されず、祖父母に養育
して貰っている。

 今はイギリスで、大勢のウイグル人亡命者とともに暮らす。
ここでは中国の医師免許は認められないので、外科医として働
くこともできない。慣れない生活と苦しい暮らし向きにもかか
わらず、彼は「決して後悔していない」と語る。

■3.「豚は彼らの先祖だから喰わないんだ」■
(中略)
■4.1949年、中国共産党の軍隊が占領■
(中略)
■5.職場での民族差別の壁■
(中略)
■6.あなたがた漢人は「偉大なる」民族だ■
(中略)
■7.核実験被害の潜入取材■
(中略)
■8.「お母さん、もう死にたい」■
(中略)

■9.「広島の経験を新彊で活かすことができれば」■

 今はイギリスで同様に政治亡命してきた大勢のウイグル人と
ともに狭い家で暮らすアニワルは、新彊での核実験被害につい
て「医者としてやりきれない」と頭を抱えながら、こう語った。

 中国では被曝者が団体を作ることも抗議デモをすること
も許されないし、国家から治療費も出ない。中国政府は
「核汚染はない」と公言し、被害状況を隠蔽しているので、
海外の医療支援団体は調査にも入れない。医者は病状から
「放射能の影響」としか考えられなくとも、カルテには原
爆症とは記載できない。学者は大気や水質の汚染調査を行
うことを認めて貰えないから、何が起きているのか告発す
ることもできない。このように新彊では、原爆症患者が
30年間放置されたままなのだ。

 さらにアニワルは、日本人に向けて、こう語った。

 被爆国日本の皆さんに、特に、この悲惨な新彊の現実を
知って欲しい。核実験のたび、日本政府は公式に非難声明
を出してくれた。それは新彊の民にとって、本当に頼もし
かった。日本から智恵を頂き、広島の経験を新彊で活かす
ことができればといつも私は考えているけれども、共産党
政権という厚い壁がある。



※追伸11/22
全く知りませんでしたが、ウイグル人の人権活動家?が、今日本各地で講演会を行っているんですね。

http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1469
■元「良心の囚人」ラビア・カーディルさん来日!11月からいよいよ全国講演会!

1999年、中国・新疆ウイグル自治区のウルムチ市内を訪問中の米議会代表団にウイグル人政治囚のリストを渡そうとして拘束され、不公正な裁判の末に懲役8年の刑を言い渡されたラビア・カーディルさん。
国際的な釈放運動によって米国に亡命後、ウイグル自治区内の人権状況を世界に伝えるリーダーのひとりとして活躍しています。
一方、米国で起きた2001年の9.11同時多発攻撃以降、中国政府は「テロとの戦い」を謳ってウイグル人社会への弾圧を正当化し続けています。
ウイグルで何が起こっているのか? ここ数年ノーベル平和賞にノミネートされているラビア・カーディルさんが日本に初来日し、全国各地で講演会を行います。


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伊東美咲結婚 パチンコ王子と11月ハワイ挙式、近日中発表 (伊東美咲結婚 パチンコ王子と11月ハワイ挙式、近日中発表)
2009-11-02 16:13:29
伊東美咲年商2000億円パチンコ王子と現在熱愛中

高級温泉旅館に宿泊を女性セブンがキャッチ!!

あの激しい濡れ場を見せた伊東美咲はリアル濡れ場をパチンコ王子に披露したに違いない。


http://itohmisaki.blogspot.com/

このシーンは今現在なかなか見付からないようだが…

ファンなら必ず必見であろう。


http://itohmisaki.blogspot.com/
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