新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

「MISIA星空のライヴXII」の振り返り【後編】

2024-03-07 14:50:48 | MISIA

「『MISIA星空のライヴXII』の振り返り【前編】」のつづきです。

MISIAバンドバンマスが、クロタク、さらに現在の大林武司さんとJazz系ミュージシャンになって以降、それまでと大きく変わったのは、曲間の無音時間が劇的に減ったことと、公演ごとにアレンジやアドリブが違うという点だと思っています。
「MISIA星空のライヴXII Starry Night Fantasy」でもこの特徴は変わらず、同じツアーなのに、何度行っても、新鮮な感覚で楽しむことができました。きょうはどんなアレンジなんだろ、どんなアドリブを聴かせてくれるんだろ、と。
また、「MISIA THE GREAT HOPE」ツアーがツイン・ドラムだったのに対して、「MISIA星空のライヴXII」は基本的にツイン・ギターに変わり、吉田サトシさんと石成正人さんが曲によってリードとサイドを交替で務めていて、二人のギターの音/フレーズの違いがとても楽しかった (名古屋公演での佐橋佳幸さんのギターも聴きたかった…)
また、国内ファイナル公演@有明アリーナのスペシャル曲「つつみ込むように…」で、ナリナリ・サトシ (by MISIA)による素晴らし過ぎる神々の饗宴のようなギター・バトルを聴けたのは最高の思い出の一つです
もちろん、Sax & Flute明男ちゃん(いろいろありました)も、ドラムのTOMOさんも、ベースの種子田健さんも、Strings弦一徹社中も、コーラスの星空シスターズも、ほんとに素晴らしいメンバーでした。
そして、みんな実に楽しそうに演奏しているのがねぇ。もっとも、あんな素晴らしい音楽をみんなで作っているのだと考えれば、楽しくないはずはありえません、恐らく(素人なんで…)
そうそう、MISIAの凄まじいボーカルをニコニコして見ているTiger姐さんが、ほほえましかった

   

今年の元旦能登半島地震が発生して、その約3週間後福井・越前市で行われた公演の翌日MISIAが奥能登に炊き出しに行ったという情報が流れていました。
MISIANHK FM「MISIA星空のラジオ~Sunday Sunset~」で語ったところによれば、公演終了後に化粧も落とさずに移動を開始して、「現地の人たちに『化粧が濃い』と言われないか心配した」そうですが、その翌週にも福岡公演があるというのに、なんという行動力なんでしょ
もちろん、地元との調整を行い、炊き出しの食料を整え、現地までの交通手段を確保した事務所の活躍があってこそですけれど、その後も2回目の炊き出しを行うなんてねぇ。
私も、「能登半島地震復興支援 Maple Leaf Pie」数個を購入させていただきました。

   

東日本大震災のあと、MISIA復興支援ソング「明日へ」を制作しました。
今回のツアーで、MISIA「明日へ」を歌ったのは、全22公演中、宮城・利府 2 days福井・越前公演 2日目、そして、新潟公演 2日目4公演だけでした。この「4公演だけ」というのがミソで、いずれも「意味のある地」
私が行った宮城・利府新潟での「明日へ」は、MISIAの想いが籠もりまくった歌声で、心に響きました

4公演でしか歌われなかった「明日へ」スペシャルでしたが、2公演だけ「傷だらけの王者」(宮城・利府 2 days)「MISSING AUTUMN」(札幌 2日目と大阪初日:聴けていない)「ゆびきりげんまん」(東京・有明 2 days)、そして、国内ファイナル1公演だけ「つつみ込むように…」スペシャルでした。
また、「Everything」が東京・有明 2 daysだけで歌われなかったことも、ある意味「Special」だったかもしれません

このうち、「ゆびきりげんまん」は、3月29日リリース新曲で、正真正銘の初披露でしたから、とびきりのSpecialでした

急遽、東京・有明 2 daysで歌うことを決めたそうで、急いでこのバンド用に編曲したみたい(大林さんが譜面を振り回していました)。
それなのに、初演から高い完成度で驚きました
この曲は、3月30日にテレビ朝日系列で放映されるプレミアムドラマ「黄金の刻~服部金太郎物語~」のために書き下ろされたものだそうで、MISIAは詞を書くにあたって、主人公の服部金太郎さんに関する資料や本を読み込んだのだとか。いかにもMISIAらしい
そして聴くと、まさにドラマ当て書きの歌詞で、とても春らしい曲でした。
早くまた聴きたいゾ

   

このツアーでは、本編ラストに、MISIAライオンと一緒にトロッコに乗って場内を「お練り」するという演出がありました。

これがとっても良かった

アリーナ前方盛り上がっても、アリーナ後方やスタンド席はそれほどでもないということは、ライヴではよくある話ですが、このときのスタンド席の人たちの盛り上がりようときたら
みんな良かったねぇ と「御同慶の至り」でした

このライオン「傷だらけの王者」のMVに登場したものだと思いますが、リアルに動くし、MISIAはペットを扱うようにスタンド席を指さしながら「ほら、見てごらん」と話しかけているように振る舞って、なんともcuteでした。
また、本物のライオン勘違いした観客ビビらないようにとの配慮なのか、ライオンぶっとい鎖でしっかりとトロッコに繋がれているのも面白かったなぁ

   

最後に、国内ファイナルとなった東京・有明 2 daysのことをちょっとだけ書きます。

新潟公演2日目に、ステージ上で派手に転倒したMISIAのその後が気になっていましたが、まったく問題は無いようで、一安心

で、2日間とも、とりわけ2日目は、めちゃくちゃ盛り上がりました
「星空のライヴ」史上最高盛り上がりだったと思います。
とにかく声援の多さ大きさが際だっていたし、コール&レスポンスが揃っていたし、「BELIEVE」とか2日目の「つつみ込むように…」とかは大合唱でした

そうだそうだ。「MISIAのおことば」を載せます。
まず初日

そして2日目。

なお、過去の「MISIAのおことば」は、こちら「横浜編」「新潟編」をご参照くださいませ。

ということで、「MISIA星空のライヴXII」国内ツアーお開きになりましたなぁ。あ~、良いツアーでした。
収録していた横浜 2日目のライヴが、どうかディスクされますように

そしてそして、私は台湾遠征楽しみじゃぁ~

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする