新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

登って下っての四国旅行記(その17・徳島編④)

2014-10-25 09:53:01 | 旅行記

「登って下っての四国旅行記(その16・徳島編③)」のつづきです。

私、以前から「名画を陶板に焼き付けた複製だけを展示する美術館」があると聞いたことがありました。
「複製ねぇ~と興味を惹かれなかった私ではありますが、その「名画を陶板に焼き付けた複製だけを展示する美術館」鳴門海峡のすぐ近くにあるというので、今回の四国旅行の旅程に組み込んでみました。
それが、私がうず潮見物に選んだ「うず潮汽船の乗り場から徒歩数分の至近距離にある大塚国際美術館です。

大塚国際美術館の入口は、美術館というよりもシティホテルみたい

141025_1_01_2

前夜、夕食を摂ったレストランでウェイターさんと会話していて、

「大塚国際美術館は、料金は高いですけれど、観る価値はあると思いますよ」

とアドバイスを受けておりまして、「高いって、どれだけ高いんだろうと思っていたのですが(そんなことも事前に調べていませんでした)、券売機の前に立って初めて知った大塚国際美術館観覧料3,240円(税込)
確かに高い

記録を辿ると、これまでの美術館・博物館のたぐい1ヶ所の観覧料で一番高かったのは、2008年のGWに訪れた(記事はこちら)足立美術館2,200円消費税5%込)でしたから、群を抜く高さです

正直、迷いました
複製しか展示されていない美術館を観るために3,240円(税込)も払ってよいものかと…
一方、往復1,420円の運賃2時間を費やして鳴門までやって来て、うず潮見物だけで引き上げるのももったいないとも思ったりして…

結局、大塚国際美術館を見物することにしました。

   

141025_1_03 結論から書きますと、いやはや満腹感

なんというボリュームでしょうか
「展示作品リストA4サイズにビッシリと16ページもあります

しかも、どこかで見たことのある作品これでもか とばかりにどっさりと展示されていました。
私、「名画を陶板に焼き付けた複製だけを展示する美術館」ナメておりました。
「名画のカタログみたい」といえないこともありませんけれど、再現性の高さ(途中から陶板であることを忘れてしまう)と、すべてが原寸大であることが、大塚国際美術館を唯一無二の美術館にしていると思いました。

まず、のっけから口がぽかぁ~ん…

141025_1_02 システィーナ礼拝堂です
ミケランジェロによる天井画と壁画「最後の審判」が、実寸大で再現されています

かの有名な、エデンの園を追われるアダムとイヴ

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ここはどこ? ってヤツです
これを観られた、この空間に足を踏み入れることができただけで、なんだか元を取れた気分でした。

こんな「空間の再現」はこの作品に留まらず、ポンペイ遺跡秘技の間とか、

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パドヴァにあるというスクロヴェーニ礼拝堂夜空のような天井もステキでした。

141025_1_06もう1行きましょうか。

141025_1_07

それにしても、スゴイ… としか言いようがありません。
世界中(アジアを除く)の美術品を概観できると思えば、超巨大な美術館ながら、歩き回るのも楽に思えるかもしれませんな。

   

きょうはあまりにも良い天気ですので、ここいらでブログ書きを中断して出かけることにしましょ

つづき:2014/10/26 登って下っての四国旅行記(その18・徳島編⑤:最終回)

コメント (2)
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