やはり天候が冴えないと、しかも、明日無事に帰れるのか不安な気持ちを持っていると気分が乗らないもので、大宰府から天神に戻ってくると、早々にホテルに引き上げてきました。
夕食をどうするか未定ですが、きょう、ここまでの旅程は以下のとおりです。
ホテル⇒徒歩⇒西鉄福岡(天神)駅⇒西鉄天神大牟田線⇒西鉄二日市駅⇒西鉄太宰府線⇒太宰府駅⇒徒歩(西側アクセス)⇒九州国立博物館⇒徒歩⇒太宰府天満宮⇒徒歩(天満宮側アクセス)⇒太宰府駅⇒西鉄太宰府線⇒西鉄二日市駅⇒西鉄天神大牟田線⇒西鉄福岡(天神)駅()⇒徒歩⇒ホテル
ほとんど「ただの往復」で、私としてはちぃと不満…
筥崎宮にでも行ってみようかとも思ったのですが、イマイチお腹の具合が良くなくて、また、九博で疲れてしまったこともあってホテルに戻ってきました。
それはそうと、今回の九博行きには、西鉄の九州国立博物館きっぷを使いました。
西鉄福岡(天神)駅⇔太宰府駅の往復きっぷ(400円×2)に、「神品至宝 台北國立故宮博物院」展のチケット(1,600円)、太宰府天満宮の周辺施設の割引券、特製ポストカード(これはイマイチ)がセットになって2,100円と、少なくとも300円お得なチケットです。
東京・京都・奈良・九州 国立博物館4館で有効期間内に行われる特別展の中から、お好きな6つの特別展をご覧いただけます。
という東博のパスポートを使う手もあったのですが、あいにくと私のパスポートは既に特別展のスタンプが6つ捺されておりまして、「東京・京都・奈良・九州 国立博物館4館の平常展(総合文化展)」の観覧にしか使えない状況でございまして…。
でも、有効期限が迫っているのに特別展のスタンプ蘭に空きがある場合を除けば、この九州国立博物館きっぷを使った方がお得だと思います。
さて、賑わう「天満宮アクセス」と打って変わって、「西側アクセス」は人通りも少なく、これはこれでいい雰囲気です。
下の写真は、光明禅寺の手前にある「伝衣塔」。
仏教系の「五輪塔」に、神道系のしめ縄が巻かれるという「神仏習合」的なたたずまい。
説明板によれば、
鎌倉時代のこと、太宰府横岳の崇福寺にいた聖一国師の夢枕に菅神(菅原道真公)が現れ禅の教えを問うた。そこで国師が宋(中国)の仏鑑禅師を紹介したところ、菅神は一夜のうちに宋に渡り、忽ちに悟りを開いて戻って来られたという。渡宋天神の話であるが悟りの証にもらった法衣を聖一国師の弟子の鉄牛円心和尚が納めて建てた塔が伝衣塔であり、その時創建された寺が光明禅寺と伝えられる。
だそうで、やはり神仏が入り交じった背景を持っているようです。
目の前に九州国立博物館(九博)が見えてくると、九博の方から何やらアナウンスと、人のざわめきが聞こえてきました。
もしかして、入館待ちの行列ができている?
案の上、九博のエントランス前には行列ができていまして、
入場待ち 約80分
とな
でも、「神品至宝 台北國立故宮博物院」展を観るために福岡までやって来た私、仕方なく行列の最後尾につきました。
ところが、思いのほかスルスルと行列は進み、25分後には館内に入れました。
なんだぁ~、と一安心したのもつかの間、エントランスには5列ほどの蛇行列が作られていて、しかも、行列はそのまま特別展示室に向かうエスカレーターにつながっているのではなく、一旦、ミュージアムホールに入っていきます
ぐあぁ~
結局、予告されていた「約80分」まではかからなかったものの、約55分間並んで、ようやくエスカレーターに乗ることになりました。
こうして、「神品至宝 台北國立故宮博物院」展の会場に到着
そして、念願の「肉形石」に再会できました
東博での「翠玉白菜」の展示(記事はこちら)と同様、最前列は立ち止まって鑑賞することはできませんが、パーティションの外からは好きなだけ眺められるようになっていました
その他の作品の鑑賞については、旅行記本編に書くことにしますが、私が九博から帰ろうとしたときには、入場待ちの列はかなり短くなっていまして、2時間半前には行列で埋め尽くされていたミュージアムホールは空っぽ (下の写真は13:00頃の様子)
「神品至宝 台北國立故宮博物院」展を観に行くなら、昼食を済ませてからのんびり出かけるのが良いかと思います。
私が並んでいた付近には、ツアーバッジをつけた人たちが大勢いらっしゃいましたから(後ろのおばちゃんたちは広島弁でした)、日帰りツアーの人たちがやって来る正午過ぎまでは避けた方が無難でしょう。
さて、気になる台風19号は、、、
相変わらず暴風域がめちゃくちゃ広い
さぁて、どうなりますことやら…
つづき:2014/10/13 福岡旅行最終日のダイジェスト