「紀伊半島旅行記(その5:熊野 後編)」のつづきは、当日の記事「紀伊半島南部では天候がグングン回復中」でチラリと書いた旅行3日目の朝の散歩のこと。
まだ雲は多いものの、雨は上がっていました。
雨上がりの湿った空気が心地良い
勝浦漁港といえばマグロ漁の基地として有名で、街のあちこちにマグロがあしらわれていました。
街灯とか、
むりやり温泉とコラボさせている感がある、通りの「いらっしゃいませアーチ」(正しくは何と呼ぶのだろう)とか…。
でも、
「まぐろうどん」というのは想像するのが難しいし、イラストを見ると食べる気は起こりませんな…
どうやら、イラストのようにマグロの頭がどーんと入っているわけではなく、焼いたマグロの切り身が入っているようですけど。
佐藤春夫の出身地は、那智勝浦町のお隣の新宮市なのに、どうしてここに立っているのでしょうか? 「秋刀魚の歌」ならぬ「鮪の歌」なら理解できなくはありませんけどねぇ…
ところで、「その1」で書いた白浜駅前に比べればマシながら、勝浦の駅前商店街は「シャッター通り」一歩手前で、寂しい…
また、いかにも「元・金融機関」っぽい建物(実際、元は旧・和歌山県信用商工組合勝浦支店)の「町の卓球場」ももの寂しいなぁ
物思いに耽りながらホテルに戻り、紀伊半島旅行3日目の準備を整えたのでありました。
あ、そうだ
勝浦漁港近くで、こんな家電販売店を見かけました。
パナソニック(旧社名:松下電器産業株式会社)の社名変更を一番悲しんだのはこのお店かもしれません。
そういえば、パナソニックの創業者、松下幸之助さんは和歌山の生まれでしたっけ…
三重県南部は大雨警報が解除されたばかりのようでしたけれど、予定どおり特急「南紀」に乗り、生まれて初めての三重県に向かいました。
白浜⇒紀伊勝浦⇒多気の在来線特急の旅、できることなら海側の席だといいなぁ と思っていたのですが、白浜⇒紀伊勝浦で乗った特急「くろしお」も、紀伊勝浦⇒多気の特急「南紀」も山側の席でした
指定席車はガラガラでしたから、勝手に席を移ればよさそうなものですが、それに抵抗を感じる小心者の私でございます
と、ここで気づきました
ホテルに傘を忘れてきた
この後、傘を使うことはないだろうし、たかがビニール傘ながら、今は無き「John Lennon Museum」の転写シールを貼り付けた「特製傘」だけに、ショックでした
つづき:2014/05/20 紀伊半島旅行記(その7:伊勢編 その1)