ようやく近所の梅が見頃になったと思ったら、うちの梅は完全に散ってしまいました
やはり陽光の下では土日にしか観られないというのは寂しいものです…
それはそうと、いろいろ調べてみると、梅は(こちらのサイトによれば)、
花は最後の一輪まで咲かせずに、8割くらい咲いたところで残ったつぼみと花がらを摘み取るようにします。
なのだそうで、若干の出遅れ感を持ちながら、さっさと来年に備えて剪定せねば
まず、名残惜しそうに枝に残っているいくつかの花を取り去った状態がこちら。
逆光で見づらいかもしれませんが、まだ緑の若い枝がビヨンビヨンと伸びています。
なんでも、今年花が咲いた場所には来年は花がつかない、放っておくと枝が伸びまくって翌年花がつかないこともあるのだとか。
一方で、これから葉が出てくる枝を全部切ってしまうと、枯れてしまうとも…
う~む、、、難しい…
それでも、「芽を1~2つだけ残して、その先を切る」「垂直に伸びている枝を切る」「交差している枝の片方を切る」「内側に伸びている枝を切る」という情報をもとに、パキパキと枝を切りました。
その結果がこちら。
ちょいと原則に反している部分もありますが、初年度の「剪定」(と言えるものか不安…)はこれにて完了
花の季節が終わると、梅は葉っぱと新しい枝をぐんぐんと伸ばして、夏には来年の花芽ができるそうですから、運を天に任せて「その時」を待つことにします。
まぁ、「ダメモト」とまでは言いたくはないものの、なんてったって「初年度」ですから
ところで、「桜切るバカ、梅切らぬバカ」なんて言葉がありますが、これは本当のことのようで、梅は放置されると枝と葉っぱだけになり、桜は枝を切ったらしっかりと後処置をしないと枯れてしまうとか…。
そういえば、東京国立博物館(東博)の名物に、「右近の橘、左近の桜」ならぬ「右近のユリノキ、左近の桜」があります。
その年季の入った桜(ヨシノシダレ)、いつぞや拝見したときには、剪定されたらしき枝先などが布で巻かれて養生されていました。
「桜切るバカ」というのは素人に対する金言で、プロには桜の枝を切ったときのノウハウがあるのでしょう。
今年の春も、こんな素晴らしい姿を拝見できるに違いありません。