九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

9条を守る③ 非暴力で らくせき

2009年10月08日 15時46分52秒 | Weblog
第三の選択肢は、外国の軍隊の侵攻にたいして、
自衛力でもゲリラ戦でもなく
組織的な非暴力不服従運動で対抗すべきというもの。
これをさらに突き詰めて、道徳的に正しいから絶対平和主義を貫くというもの。
9条を守ろうと言う方のなかには、この考え方をする方は多いかもしれませんね。
私の奥さんも、この考えのようです。

これは成功するでしょうか?
これが成功するためには、相手側の兵士の民度が高いという前提が必要。
ここが私の?です。

長谷部さんは、これは個人レベルの考えとしては良いが、
国の政策としては立憲主義の原則に反するのではないか、と指摘していました。

   

立憲主義は多様な価値観を持つ人々が、それでも協働して、
社会生活の便益とコストを公正に分かち合って生きるために
必要な基本的枠組みを定める理念。
そのためには、生活領域を公と私とに人為的に区分すること、
社会全体の利益を考える公の領域には、自分が一番大切だと考える価値観は
持ち込まないように自制すること。

ありのままの人間が自然に受け入れられる考え方ではない。
立憲主義にもとづく憲法は、人の生きるべき道や、
善き生き方を教えてくれるものではない。
憲法が教えているものは、世の中には多様な生き方がある時、
どうしたら平和に暮らせるのかということである。

ともかく軍備を放棄せよ、善き生き方をという考えは
信仰ではありえても立憲主義と両立しうる平和主義ではない。
別の側面から見ると、立憲的な憲法は、
民主政治のプロセスが自分では処理できない問題を抱え込まないように、
決められることをあらかじめ限定する枠組みでもある。
根底的な価値観の対立を公の領域に引きずりこまないように仕切りを設ける。

ということだそうです。

愛国心なども、このケースに当てはまるのでしょうね。

コメント (1)
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台風は大丈夫でしたか?   らくせき

2009年10月08日 12時47分53秒 | Weblog
愛知県の知多半島に上陸した台風18号は
尾張と三河の境界にそって北上、
長野県から関東へ、各地に被害が。
勢力は衰えたとはいえ、まだまだ台風、
進路にあたる方は充分に注意して下さい。

名古屋は伊勢湾台風から50年目と
いうこともあって、いち早く避難した人も。
大型の割には被害は小さかったようです。

被害に遭われたかたがありましたら、
心よりお見舞い申し上げます。

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新政権の威力(3)マスコミ劣化の前進は?  文科系

2009年10月08日 00時22分39秒 | 国内政治・経済・社会問題
これは昨日のコメントを投稿に格上げし、多少加筆、修正したものです。とっても大事なことと思いますので。


只今さん、朝日・天声人語がそんなこと書いていたんですか(注)。どれか一つでも、「必要なダム」の例を挙げていましたか? これだけ酷い土建国家だと、必要なダムなどとっくにもう完成済みのはずだと思うのが物の分かった態度というもの。そう僕は思いますが、天変地異も関わることですから、例外はあるかも知れません。
いずれにしても、マスコミの質の劣化は目に余りますね。
  注 直前の只今さんのコメントの次の内容を指す。
 【 今日(7日)の『朝日』「天声人語」は、13本持っているネクタイのうち結ぶのは7本しかないからといって、13本持つことがムダとはいえないのではないか、無用の長ということもあると民主党のムダ削減を批判している 】

次に落石さん、亀井の対決相手、御手洗のキャノンはちょっと前、酷い派遣切りをやったんでしょう? それも派遣切りが世に物議を醸し出している真っ最中に。ひょっとして中には自殺者がいたかも知れない。亀井に「あんたらが日本式経営を壊して、自殺者を産んだんだ」と言われても仕方ないですよ。経団連の会長というシンボルでもありますから、こういう冷酷のシンボルだったわけですし。ノーブレス・オブリージの欠片もないシンボルね! 情けないことです。

歴史が急に動いたときなど、人の視点の広狭がまさに試される時だと思います。理論に弱くて、よく考えず、狭い視点しかないマスコミ人だと、トンチンカンな断片報道や、「人が犬をかんだ」式ニュースだけで紙面をつぶすことになってしまう。こういう輩は過去も反省できないのだし、未来も読めないわけだから、もう惰性ですね。そんなのばっかりじゃないですか。もう一度、多くの例を上げてみましょう。

次官定例記者会見禁止問題では一斉にその目的も分からぬげに「そら、取材規制!」と、のたまう。「政治主導への過渡期に、旧来姿勢のままの次官らから新政権と合わない発言が出るかも知れない」と心配するなどは当たり前のことだろう。田母神発言もあったのだし、谷人事院総裁の政府批判言動の例もある。また、事務屋が『定例記者会見』などと、そのこと自体もおかしいとは、思わないのか?

八ツ場ダムでは当初、「中止に反対」の声ばかりを取り上げて、「土建国家から『友愛』国家へ」の理念報道の欠片もなかった。

インド洋給油撤収では、「アメリカが納得しない。代案を出せ」 これは鳩山にも、岡田にもこうたしなめられる始末。「撤収は撤収。アフガン支援はそれとは別のこととして、積極的に行いたい。現地に職業がないのだから、農業支援など日本が得意なことを(国民の代表である我々がアメリカと関係なく)、主体的積極的に考え、決めていく」 新聞のこんな「アメリカ恐怖症」が目に余ったのは、僕だけだろうか。「護送船団方式の幇間時代」の名残がまだある?

高速道路無料化や子ども手当、授業料無料化などでは、その理念には一瞥もせず、ただ「財源はどうなる?」のオンパレードだったし。お前らなー、財務相の出先かよ! そもそも140のダムは、何のために止めるのか。道路建設の見直しを何のためにやるのか。ここでも、「土建国家から『友愛』国家へ」の理念の欠片も報道しなかったのである。

果ては「国家戦略局と財務相との権力争い」だの、亀井モラトリアムに対しては「閣内不一致」をあげつらったし、国家戦略室の編成がちょっと遅れれば即座に「おかしい」などなどと、週刊誌的ゴシップ風。国家戦略室などという重いものを新たに作ることが、そんなに簡単にできると思っているのだ。無駄遣いの程度も、どこにそれが多いかも、官僚の反抗度合いもまだ分からない。それでもって「戦略局」などという戦略的な機構をちょっこらちょいと作れると思えるのは、戦略というものが分からない馬鹿だけであろう。もっとも戦略的発想って、やっぱりとても難しいものなのだと思うが。

もう、政策の理念は脇に置いて、観ちゃいられない! 近頃の週刊誌でも例えば「サンデー毎日」など、まだ相当に読み応えがあるぞ。最新号では、八ツ場ダムでは関連民間会社への国交省天下り状況まで示していたし、亀井モラトリアム発言二は好意的であったし、長妻・厚生省問題などもきちんと扱っていた。

さて、政治らしい理念などを絵に描いた餅にした自民党政権60年にマスコミは慣れすぎてきたのではないか。そして、今はこれほどの急激な変化に戸惑っているのだと思う。流石に、これはやがて変わらざるを得ないだろう。もうその兆候が見られ始めた。ダム報道もだいぶ変わってきているし、国交省の肩など持つ所などは、もう表れないようだ。

マスコミの奮起を望む。

コメント (8)
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