OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ネクラなブラコン歌謡が身に滲みる

2024-04-01 17:22:21 | 歌謡曲

ロンリー・ガール / 佐東由梨 (CBSソニー)

掲載したのは昭和58(1983)年4月に発売された佐東由梨の公式レコードデビューから2枚目のシングル盤なんですが、結果的に収録A面曲「ロンリー・ガール」は大きなヒットには至らなかったとはいえ、この楽曲が好きだっ!

―― という皆様は、サイケおやじも含めまして、相当に大勢いらっしゃるものと推察しております (^^)

なにしろ、これは作詞:松本隆&作曲:筒美京平、そして編曲:大村雅朗という、当時のヒットメーカートリオからの提供にして、イカシたソウルフィーリングを内包したネクラな少女の独白ラブソングですからねぇ~~♪

そのミディアムテンポのコンテンポラリーなサウンドに内向きなAメロから泣き節が滲み出していくサビの展開、そしてソウルフルなバックコーラスと共にグルーヴ感を増していく中盤からの歌いっぷりのクールな熱気は、決して抜群とは言い難い佐東由梨のトーシロっぽさを残した歌唱力からの必死さと相俟って、捨て鉢な自己憐憫的な歌詞の世界にはジャストミート!?

う~ん、それにしても、ここまでシンコペイトしたリズム&ビートで歌えてしまう彼女って、実はナチュラルな歌の上手さがあるんじゃ~なかろうかっ!?

失礼ながら、そんな穿った想いまで沸き上がってしまうわけですが、ここでの胸キュンフレイバーには、ソウル歌謡 ~ ブラコン系アイドル歌謡がお好みの皆様であれば、シビレる事、請け合いであります (^^)

ちなみに、この「ロンリー・ガール」は、その楽曲の性質上、もっと普通に歌が上手い女性歌手が歌ったらっ!?

―― なぁ~んて、これまた不遜な気分も確かにございましょうし、実際……、そんなこんなのカバーバージョンも存在はしておりますが、個人的には佐東由梨のオリジナルバージョンを愛でる次第でございます。

ということで、本日は某所での会合後、帰り際に下足番がサイケおやじの靴を他人に渡してしまって、途方に暮れるというテイタラク…… (>_<)

もちろん、店側は平身低頭で謝罪というのは当然の顛末ながら、とりあえずサンダルを借りて、車に乗り込むというトホホ感は、急な雷雨の所為もあり、いやはやなんとも…… (>_<)

それでも先ほど、間違えられた自分の靴が届き、これがサイケおやじの新年度スタートの出来事でありましたとさ…… (^^;


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 印象と思い込み | トップ | 私用PCの危機的状況 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
破れ新九郎、閻魔長屋 (恐怖の探検!)
2024-04-03 12:54:19
ザ・ベンチャーズの「ノック・ミー・アウト」に収録されてる“LONELY GIRL”B面4曲目は名曲だと思います。
US DOLTONレコード(#303)からリリースされているシングル DIAMOND HEADの片面が「ロンリーガール」です。モノ録音での演奏は重みがあって最高!
名曲に駄演無し (サイケおやじ)
2024-04-04 17:45:06
☆恐怖の探検!様
コメント、感謝です。

ご指摘のトラック、鑑賞するほどに納得の名曲・名演ですねっ!

この時期のベンチャーズのサウンド作りは最先端のロックだった様に思いますよ。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

歌謡曲」カテゴリの最新記事