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サイケおやじの生活と音楽

小山ルミのマイナー歌謡曲も好き♪

2010-02-03 13:48:27 | 歌謡曲

ひとりぼっちのレモンティーc/wたずね人 / 小山ルミ (ユニオン)


哀愁を表現する楽器として、私はマンドリンが大好きなんですが、それが歌謡曲に応用された名曲もまた、私は愛聴して止みません。

本日ご紹介のシングル曲「ひとりぼっちのレモンティー」も、全くその中のひとつで、歌っている小山ルミにとっては2枚目のシングル盤A面に収録され、昭和45(1970)年1月に発売されたものです。

とにかくマイナー歌謡曲の典型ともいうべき、せつない曲調を導くイントロのマンドリンが絶品の存在感で、それを彩るストリングスとイナタイ雰囲気のリズム隊のもっさりしたグルーヴが、見事に湿っぽい彼女の歌を演出しています。

そしてサビの展開が、ほとんど奥村チヨ調というか、後の名曲「終着駅」を完全に想起させられる素晴らしさなんですねぇ~♪

ちなみに作曲は、こういう雰囲気が今では信じられないという村井邦彦ですが、実はひたむきな乙女心を綴ったなかにし礼の歌詞が秀逸ですから、もしかしたら「詞先」だったのかもしれません。しかも編曲が、これまた私の敬愛する森岡賢一郎なのも、その秘密の鍵かもしれませんねぇ~♪

今となってはハーフのセクシータレント&歌手として一世を風靡した小山ルミのイメージとして、またジャケットのムードからしても、この曲調とアレンジ、及び歌詞の世界は似つかわしくないと思うのが、後追いで楽しむ皆様のお気持ちでしょう。

しかしリアルタイムのファン、あるいはイノセントな歌謡曲好きには、絶対にたまらない名曲名唱だと確信しています。

その意味でB面収録の「たずね人」も同系の地味なマイナー歌謡曲の決定版! しかしサビの4ビートな展開で控えめな情熱を解放する小山ルミの歌いっぷりは、もう、最高♪♪~♪ ちなみに、このトラックも作詞:なかしに礼、編曲:森岡賢一郎のコンビに作曲で鈴木邦彦が加わった、個人的には大好きな昭和歌謡の輝けるトライアングルとして、その英国ポップスの歌謡曲的な解釈が絶品ですよ。

ということで、どうして本日がこのシングル盤かというと、実は昨夜に開かれた安治川親方の会見をテレビで見ていたら、この「ひとりぼっちのレモンティー」のイントロを自然に口ずさんだ自分に気がついたからなんですよ。

どういう経緯で所謂「裏切り」を実行し、それを告白したのか、憶測は様々あっても真相は知る由もありません。しかし、どこか哀しいものがあるのは確かでした。

世の中には、そんな出来事や場面が幾つもあるわけですが、そんな時にジャストミートするのは、日本人なら、やっぱり昭和歌謡曲なんですかねぇ……。

別にそれに賛同出来なくとも、この小山ルミのレコードは素敵♪♪~♪

そう思っていただけるだけでも、本日ご紹介したサイケおやじは本望です。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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go-go girl ! (bob)
2010-02-03 17:45:32
1stシングル「はじめてのデート」はたまに見かけますが、これはかなりのレアものですね、初めて目にしました。
ゴーゴーガールのイメージに近いジャケ写は、なんかあの頃を思い出しますよ♪ 彼女のただ一枚の所有盤「さすらいのギター」のジャケはどうもイメージが???なんですねぇ。

曲の記憶はほとんど残ってませんが、所有欲をそそられますね。
羨ましい♪
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好き好き、小山ルミ (サイケおやじ)
2010-02-04 16:02:39
☆bob様
コメント、感謝です。

小山ルミはポップス調も良いですが、正統派歌謡曲も魅力満点です。

ルックスや雰囲気から、どうしても歌謡ポップスだけと思われがちなのは、損な一面かもしれません。もちろんキュートなところは、大好きですが(笑)。
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